心電図検査の胸部誘導で電極を第4肋間胸骨右縁に装着するのはどれか。 | MyMerci
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一般・状況設定問題
問題

心電図検査の胸部誘導で電極を第4肋間胸骨右縁に装着するのはどれか。

解説
12誘導心電図の胸部誘導において、「V1」は第4肋間胸骨右縁に装着します。V2は第4肋間胸骨左縁、V4は第5肋間と左鎖骨中線の交点です。
同じテーマの次の問題インシデントレポートについて適切なのはどれか。2つ選べ。

詳細解説

核心解説 この問題は、12誘導心電図(12-Lead ECG)における胸部誘導(Precordial Leads)の電極装着位置を問う基本知識問題です。心電図検査は、心臓の電気的活動を記録する非侵襲的検査であり、正しい電極装着が正確な診断の前提となります。最重要! 胸部誘導はV1~V6の6つの電極で構成され、各々が心臓の特定の領域(前壁、中隔、側壁など)の電位変化を捉えます。

正解の根拠(Answer Rationale)
正解は② V1です。V1誘導は第4肋間胸骨右縁(Right Sternal Border, 4th Intercostal Space)に装着します。この位置は、心臓の解剖学的位置(右室側に近い)を反映し、特に右脚ブロック(Right Bundle Branch Block)中隔梗塞(Septal Infarction)の診断に重要な波形を記録します。正確な解剖学的位置は、鎖骨下や胸骨角(Angle of Louis)から第2肋間を触知し、下方に数えて第4肋間を確認することで特定します。

誤答の分析(Distractor Analysis)
混同注意! 各誘導の装着位置を確実に覚えましょう。
I誘導:両上肢(右手首と左手首)に装着する四肢誘導(Limb Leads)です。胸部誘導ではありません。
V2誘導:第4肋間胸骨左縁(Left Sternal Border, 4th Intercostal Space)に装着します。V1とよく似ていますが、右縁か左縁かの違いが重要です。
V4誘導:第5肋間と左鎖骨中線(Midclavicular Line)の交点に装着します。心尖部(Apex)の電位を捉えます。
aVR誘導:右腕(右手首)に装着する増高単極肢誘導(Augmented Unipolar Limb Lead)です。胸部誘導ではありません。心臓の基底部方向から見た電位を反映します。

関連概念の整理(Related Concepts)
12誘導心電図は、四肢誘導(I, II, III, aVR, aVL, aVF)と胸部誘導(V1~V6)の計12誘導から構成されます。胸部誘導の装着位置は以下の通り正確に覚えましょう。
- V1:第4肋間 胸骨右縁
- V2:第4肋間 胸骨左縁
- V3:V2とV4の中間点(第4肋間と第5肋間の間)
- V4:第5肋間 左鎖骨中線
- V5:V4と同じ高さ(第5肋間)で左前腋窩線(Anterior Axillary Line)
- V6:V4と同じ高さ(第5肋間)で左中腋窩線(Midaxillary Line)
特にV1とV2の「胸骨右縁か左縁か」の違いは国試頻出ですので、確実に区別しましょう。

概念整理: 12誘導心電図(12-Lead ECG)の胸部誘導は、V1(第4肋間胸骨右縁)~V6(第5肋間左中腋窩線)の6点に装着し、心臓の各領域(中隔、前壁、側壁など)の電位を記録する。
一目で比較!:
誘導装着位置主な診断領域
V1第4肋間 胸骨右縁右室、中隔
V2第4肋間 胸骨左縁中隔
V4第5肋間 左鎖骨中線心尖部、前壁

看護過程ポイント: アセスメントでは、電極装着部位の皮膚状態(発赤、損傷、発汗)を確認し、正確な波形記録のために装着前にアルコール綿で脱脂する。患者に検査目的と安静の必要性を説明し、不安を軽減する。記録後は電極を丁寧に剥がし、皮膚トラブルを予防する。
暗記のコツ: 「V1は胸骨の右(Right)、V2は左(Left)」と語呂合わせで覚えましょう。「V1 Right, V2 Left」でリズムよく暗記!また、胸骨角(Angle of Louis)が第2肋間の目印になることも併せて覚えると、臨床で役立ちます。
国試頻出ポイント: 12誘導心電図の電極位置は毎年出題される基本事項です。四肢誘導の色(右手:赤、左手:黄、左足:緑、右足:黒)と胸部誘導の位置はセットで確実に暗記しましょう。また、電極装着ミスが診断に与える影響(例:V1とV2を逆にすると中隔梗塞の診断が曖昧になる)も問われる可能性があります。
出題パターン注意!: 単純な知識問題に加え、「心筋梗塞(Myocardial Infarction)の患者でST上昇がみられる誘導から梗塞部位を特定する」といった応用問題や、「電極を間違えて装着した場合に波形にどのような変化が生じるか」を問う状況設定問題に発展することがあります。電極位置と心臓の解剖学的領域の関係をイメージしておきましょう。

臨床シナリオ

臨床実践ガイド 臨床シナリオ(Clinical Scenario)
夜勤帯、急性冠症候群(ACS)疑いで救急外来に運ばれてきた60代男性。看護師が12誘導心電図を記録しようとしています。新人看護師が「V1は第4肋間胸骨左縁ですよね?」と確認してきました。あなたはどのように指導しますか?

看護介入と判断戦略(Nursing Intervention & Clinical Judgment)
まず、V1は第4肋間胸骨右縁であることを伝え、正しい位置を一緒に確認します。胸骨角(Angle of Louis)を触知し、そこが第2肋間であることを確認した後、下方に2つ数えて第4肋間を特定し、胸骨の右側(患者の右手側)に電極を装着します。最重要! 電極装着前には皮膚を清潔にし、必要に応じて毛を剃るなどして密着を確保します。記録後は、波形にアーチファクト(雑音)がないかを確認し、問題があれば電極の接触不良や筋肉の緊張を疑い再調整します。

患者安全・注意事項(Patient Safety & Precautions)
- 電極装着部位に創傷や発疹、ペースメーカー植え込み部位がある場合は、それを避けて近接した位置に電極を貼付します。
- 電極剥がしによる皮膚損傷を防ぐため、剥がす際は皮膚に平行にゆっくりと剥がします。
- 胸部誘導の位置を間違えると、誤った診断(例:中隔梗塞を見逃す、心筋梗塞の部位を誤認する)につながるため、ダブルチェックが推奨されます。

看護プロトコル: 観察項目は、電極位置の正確性、皮膚の状態、波形の質(ベースラインの安定、アーチファクトの有無)。報告基準(SBAR)は、「S:12誘導心電図を記録しました」「B:ACS疑いの患者です」「A:V1誘導の波形に異常はありませんが、電極位置を確認しました」「R:記録結果を医師に確認してください」。記録には、検査日時、患者の安静状態、電極位置の確認、皮膚の状態を記載します。
先輩看護師の一言: 「心電図の電極位置は、患者さんの心臓の状態を正しく映し出すための基本中の基本です!‘だいたいこの辺’ではなく、解剖学的ランドマークを必ず指で触って確認する習慣をつけましょう。特にV1とV2は間違えやすいので、チームメイトと‘右?左?’と声に出して確認し合うとミスが減りますよ。国試でも臨床でも、正確な技術が患者さんの命を守ります!」

重要概念

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