核心解説
この問題は、
保健師助産師看護師法(保助看法)で定められている内容を問うています。保助看法は看護職の業務範囲、免許、欠格事由、罰則などを規定する法律です。一方、看護師の確保や就業支援は「看護師等の人材確保の促進に関する法律(看護師確保法)」、労働環境の安全は「労働安全衛生法」で定められています。この3つの法律を整理して覚えることが国試攻略の鍵です。
1. **核心概念の分析**: 本問は、保助看法の
免許制度に関する知識を問うています。特に、
欠格事由とは、免許を与えられない条件のことで、保助看法第14条に詳細に規定されています(例:罰金以上の刑、禁固以上の刑、業務上過失による罰金、麻薬・覚醒剤中毒者、免許取消後2年未満など)。
2. **正解の根拠**: ②
免許付与時の欠格事由は、保助看法第14条で定められています。これは、看護職の資格を持つ者が患者の生命や安全を守るために必要な資格管理の一環です。
3. **誤答の分析**:
- ①
混同注意! 離職時の届出は、
看護師等の人材確保の促進に関する法律第19条で定められています。保助看法ではありません。
- ③定期健康診断の実施義務は、
労働安全衛生法第66条で定められています。すべての事業者に課される義務であり、保助看法の対象外です。
- ④都道府県ナースセンターの指定も、
看護師等の人材確保の促進に関する法律第22条に基づき、都道府県知事が指定するものです。
4. **関連概念の整理**:
最重要! 保助看法の三大規定は「免許・欠格事由・業務範囲」「罰則(守秘義務違反、業務停止命令違反など)」「名称独占・業務独占」です。これらを明確に区別しましょう。
概念整理: 保助看法は看護職の「質の担保と業務範囲」を定める法律。欠格事由は免許の入口を規制し、守秘義務や罰則は出口(業務遂行)を規制します。
一目で比較!:
| 法律名 | 主な内容 |
|---|
| 保助看法 | 免許・欠格事由・業務範囲・名称独占・守秘義務・罰則 |
| 看護師確保法 | 離職届出・再就業支援・ナースセンター・学校指定 |
| 労働安全衛生法 | 健康診断・作業環境管理・産業医選任 |
看護過程ポイント: 法令は直接の看護過程には入りませんが、
守秘義務違反は看護師の倫理的行為(倫理的責務)に直結します。患者情報を適切に保護する法的根拠として理解しておきましょう。
暗記のコツ: 「保助看法は『門番(免許・欠格)とルール(業務・罰則)』、確保法は『呼び戻し(離職届・再就業)』」とイメージすると整理しやすいです。
国試頻出ポイント: 保助看法の欠格事由は
5つの具体的な項目を暗記する必要があります。特に「罰金以上の刑」「禁固以上の刑」「業務上過失による罰金」の違いが問われやすいです。
出題パターン注意!: 「次のうち、保助看法に規定されていないのはどれか?」という形で、複数の法律を混在させた出題が頻出です。①離職届出(確保法)、③健康診断(安衛法)、④ナースセンター(確保法)のように、保助看法以外の法律知識で切り分ける問題に対応できるようにしましょう。