核心解説
この問題は、
国民健康・栄養調査 (National Health and Nutrition Survey) の結果から、
運動習慣 (Exercise Habit) のある者の割合と年齢階級の関係を問うています。運動習慣の定義は「1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している者」とされており、この調査では
高齢者ほど運動習慣のある割合が高いという特徴が示されています。
1.
正解の根拠 (Answer Rationale):
最重要! 令和元年の調査結果では、運動習慣のある者の割合は男女ともに
年齢階級が高いほど高く、「70歳以上」が最も高い値を示しています。これは、高齢者が健康維持や介護予防を目的として、ウォーキングや体操などの運動を習慣的に行っている割合が高いためです。
2.
誤答の分析 (Distractor Analysis):
混同注意!
- ①番(20歳代):若年層は運動習慣のある割合が低く、就労や学業、生活スタイルの変化により運動の継続が難しい傾向があります。
- ②番(40歳代):中年層は仕事や家事に忙しく、運動習慣の割合は低めです。
- ③番(60歳代):高齢者の中では運動習慣のある割合は高いですが、70歳以上が最も高いため、正解ではありません。
3.
関連概念の整理 (Related Concepts): 同調査では、
歩数 (Number of Steps) についても年齢階級別のデータが示されています。運動習慣と同様に、高齢者ほど歩数が多い傾向にありますが、20歳代の歩数が最も少ない点も合わせて覚えておきましょう。
概念整理: 運動習慣の定義:1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続。年齢階級が高いほど割合が高い(70歳以上が最大)。
一目で比較!:
| 年齢階級 | 運動習慣のある割合 | 特徴 |
|---|
| 20歳代 | 低い | 就労・学業・ライフスタイルの変化 |
| 40歳代 | やや低い | 仕事・家事による時間制約 |
| 60歳代 | 高い | 健康維持・介護予防意識 |
| 70歳以上 | 最も高い | 運動習慣の定着・健康意識の高さ |
看護過程ポイント:
最重要! アセスメントでは、患者の年齢や生活背景に応じた運動習慣の有無を把握し、健康増進に向けた支援を計画します。特に高齢者では、運動習慣の継続がフレイル予防や転倒防止に有効です。
暗記のコツ: 「運動習慣は年齢とともに増加する、70歳以上がトップ」と覚えましょう。
国試頻出ポイント: 国民健康・栄養調査の結果は、健康増進分野で頻出です。年齢階級別の傾向(運動習慣、歩数、野菜摂取量など)を比較できるようにしておきましょう。
出題パターン注意!: 「運動習慣のある割合が最も高いのはどれか」という単純な知識問題に加え、「ある年齢層に運動習慣を促すための看護介入を選べ」といった応用問題に発展する可能性があります。