こんな問題があと1,192問挑戦 ›
必修問題
令和2年(2020年)の衛生行政報告例における看護師の就業場所で、医療機関(病院、診療所)の次に多いのはどれか。
-
1
事業所
-
2
市町村
-
3
保健所
-
4
訪問看護ステーション
✓ 正解
解説
看護師の就業場所は病院・診療所などの医療機関が圧倒的に多いですが、近年在宅医療の推進に伴い、その次に多いのは「訪問看護ステーション」となっています。
同じテーマの次の問題感覚受容にリンパ液の動きが関与するのはどれか。2つ選べ。この問題が収録された問題集【合格ライン突破】 過去問5年分 本気の実戦問題KRW 20,000
核心解説
この問題は、看護師の就業場所の分布(就業場所別の割合)に関する統計知識を問うています。日本の看護師の就業状況を把握することは、医療提供体制や看護職のキャリアパスを理解する上で重要です。最重要! 看護師の就業場所として最も多いのは病院(約60%)、次いで診療所(約15%)です。そして、医療機関(病院+診療所)の次に多いのは 訪問看護ステーション です。これは、在宅医療・在宅看護の推進政策により、訪問看護事業所数とそこで働く看護師数が増加しているためです。
正解の根拠 (Answer Rationale)
令和2年(2020年)衛生行政報告例(就業看護師統計)によると、看護師の就業場所の内訳は、病院が約60%、診療所が約15%、そして訪問看護ステーションが約5%で、医療機関の次に多い就業場所となっています。訪問看護ステーションは、在宅で療養する患者への看護サービスを提供する拠点であり、地域包括ケアシステムの要として重要性が増しています。
誤答の分析 (Distractor Analysis)
混同注意! ①番の事業所は、産業看護職(企業の健康管理室など)が就業する場ですが、看護師全体に占める割合は低く、訪問看護ステーションよりも少ないです。
②番の市町村と③番の保健所は、行政保健師の主たる勤務場所です。保健師の就業場所としては多いですが、看護師全体の就業者数で比較すると、訪問看護ステーションよりも少なくなります。
関連概念の整理 (Related Concepts)
看護職員の就業場所の分布は、時代とともに変化しています。特に注目すべきは、訪問看護ステーションの増加と、介護保険施設(特別養護老人ホームなど)への就業増加です。また、保健師・助産師・看護師のそれぞれで就業場所の傾向が異なることも押さえておきましょう。
概念整理: 看護師の就業場所の割合(令和2年衛生行政報告例概数)
| 順位 | 就業場所 | 割合(概数) |
|---|
| 1位 | 病院 | 約60% |
| 2位 | 診療所 | 約15% |
| 3位 | 訪問看護ステーション | 約5% |
| 4位 | 介護保険施設等 | 約5%未満 |
| 5位 | 事業所、学校、市町村、保健所等 | 少数 |
一目で比較!: 保健師の就業場所は、市町村(約40%)と保健所(約10%)が上位を占めますが、看護師では医療機関が圧倒的であり、訪問看護ステーションが続く点を混同しないようにしましょう。
看護過程ポイント: この統計知識は、看護管理や地域看護の分野で、人材配置やキャリア形成を考える際の基礎資料となります。
暗記のコツ: 「病院6割、診療所1.5割、次に来るのは訪問看護ステーション(約0.5割)」と数字のイメージを持ちましょう。在宅医療の流れを理解すれば、訪問看護の増加は自然と覚えられます。
国試頻出ポイント: 衛生行政報告例の統計値は、国試で頻出です。最新のデータ(おおむね過去2~3年の値)を確認しておくことが重要です。特に、訪問看護ステーションが増加傾向にある点は、よく出題されます。
出題パターン注意!: 「看護師の就業場所で最も多いのはどれか(答え:病院)」といった基本形から、「訪問看護ステーションの就業者数が増加している理由はどれか(答え:在宅医療の推進)」といった応用問題に発展します。
臨床実践ガイド
この統計知識は、看護学生が将来のキャリアを考える上で役立ちます。病院以外にも多様な就業場所があることを知り、自分の興味や適性に合った進路を検討する材料にしましょう。臨床シナリオ (Clinical Scenario)看護学校の進路ガイダンスで、就職先について相談を受けました。学生Aさんは「病院勤務に興味があるが、最近訪問看護にも関心がある」と話しています。このような場合、統計データを基に「訪問看護ステーションは医療機関の次に多くの看護師が働く職場であり、今後も需要が見込まれますよ」とアドバイスできます。看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)進路指導の場面では、単に「病院が多い」と伝えるのではなく、「在宅医療の推進により訪問看護ステーションで働く看護師は増加傾向にあり、地域包括ケアシステムの中核を担うやりがいのある職場です」と、社会的な背景を交えて説明することで、学生の理解を深めることができます。患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)特にありませんが、統計データは年度により変動するため、最新の情報を参照するよう心がけましょう。
先輩看護師の一言: 「病院勤務だけが看護師のキャリアじゃないんです。訪問看護、産業看護、学校看護、行政、教育機関…選択肢はたくさんあります。国試の統計問題をきっかけに、いろんな働き方があることを知っておいてくださいね!」
- 衛生行政報告例 — 厚生労働省が毎年実施する、医療施設や保健衛生に関する統計調査の一つ。看護職員の就業状況の把握に用いられる。
- 訪問看護ステーション — 看護師等が在宅で療養する患者のもとを訪問し、看護ケアを提供する事業所。地域包括ケアシステムの中核的機関。
- 地域包括ケアシステム — 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される体制。
- 在宅医療 — 病気や障害を持ちながら、自宅や高齢者施設などで療養する患者に対して提供される医療。訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーションなどが含まれる。
- 保健師 — 保健師助産師看護師法に基づく国家資格を持つ看護職。地域住民の健康の維持・増進、疾病予防を主たる業務とし、行政や学校、企業などで活動する。
MyMerciで看護師国家試験を完全対策
過去問と詳しい解説を無料で。弱点を分析し、進捗を管理してより効率的に学習しましょう。
無料で始める
学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。