こんな問題があと475問挑戦 ›
看護の役割と機能を支える仕組み
継続看護の概念に含まれないものはどれか。
-
1
治療の継続性
✓ 正解
-
2
管理の継続性
-
3
情報の継続性
-
4
関係の継続性
-
5
時を超えた継続性
解説
継続看護の構成要素としては、「時を超えた継続性」「関係の継続性」「情報の継続性」「管理の継続性」が挙げられる。「治療の継続性」は医療全体の概念であり、継続看護の定義に含まれる要素ではない。
同じテーマの次の問題継続看護の目的として最も適切なものはどれか。この問題が収録された問題集看護師の基本となる基礎看護学KRW 12,900
核心解説
この問題は、継続看護 (Continuity of Care) の構成要素を問うています。継続看護とは、患者が異なる医療機関や施設、在宅へと移行する際にも、切れ目なく質の高いケアを提供するための概念です。看護師国家試験では、この4つの構成要素を正確に覚えているかが頻繁に試されます。
正解の根拠 (Answer Rationale)
最重要! 継続看護の構成要素は、「時を超えた継続性」 (Continuity Over Time)、「関係の継続性」 (Relational Continuity)、「情報の継続性」 (Informational Continuity)、「管理の継続性」 (Management Continuity) の4つです。「治療の継続性」という用語は、医療全体の質を高めるための広い概念であり、継続看護の定義に含まれる特定の要素ではありません。
誤答の分析 (Distractor Analysis)
混同注意!
- ②「管理の継続性」: これは継続看護の要素です。ケアプランが一貫して管理されることを指します。
- ③「情報の継続性」: これは継続看護の要素です。診療情報や看護サマリーが適切に引き継がれることを指します。
- ④「関係の継続性」: これは継続看護の要素です。患者と医療者との継続的な信頼関係を指します。
- ⑤「時を超えた継続性」: これは継続看護の要素です。入院から外来、在宅へと時間の経過に沿ったケアの継続を指します。
関連概念の整理 (Related Concepts)
継続看護は、特に在宅看護論 (Home Care Nursing)や退院調整 (Discharge Planning)の分野で重要な概念です。多職種連携(Interprofessional Collaboration)や地域包括ケアシステム (Community-Based Integrated Care System)の基盤となる考え方です。看護サマリーや退院時共同指導などの具体的なツールと関連付けて覚えましょう。
概念整理: 継続看護の4要素:「時」(時間軸)、「関係」(患者-医療者間の信頼)、「情報」(データの引き継ぎ)、「管理」(ケア計画の一貫性)。
一目で比較!:
| 概念 | 内容 | 継続看護の要素か? |
|---|
| 治療の継続性 | 疾患に対する治療方針が一貫していること | 含まれない |
| 時を超えた継続性 | 時間の経過に沿ったケアの継続 | 含まれる |
| 関係の継続性 | 同じ医療者による継続的な関わり | 含まれる |
| 情報の継続性 | 診療情報の適切な引き継ぎ | 含まれる |
| 管理の継続性 | ケア計画の一貫した管理 | 含まれる |
看護過程ポイント: 看護過程では、特に退院時や転院時に、アセスメントした情報と立案した看護計画を適切に情報提供することで、受け手側の看護師がスムーズにケアを継続できるようにすることが評価の段階で重要です。
暗記のコツ: 「時・関・情・管」の頭文字「じ・か・じょ・か」で覚えましょう。「治療(ちりょう)」が入っていないことを意識してください。
国試頻出ポイント: このテーマは、在宅看護論や看護管理の分野で、事例問題の一部として出題されることが多いです。特に退院調整や地域連携クリティカルパスの内容と絡めて問われることがあります。
出題パターン注意!: 「退院調整を行う上で最も重要な継続看護の要素はどれか」といった、状況設定問題に発展することがあります。例えば、高齢者の在宅移行時には「情報の継続性」が特に重要になる、といった応用力が問われます。
臨床実践ガイド
この概念が実際の病院・在宅・施設の臨床現場でどのように適用されるかをリアルに説明。臨床シナリオ (Clinical Scenario)80代女性、大腿骨頸部骨折で入院。手術とリハビリを経て、自宅退院が決定しました。退院調整看護師が中心となり、ケアマネジャー、訪問看護ステーション、かかりつけ医と情報共有を行います。ここで重要なのは、入院中の看護サマリーに「せん妄の既往がある」「内服薬の一覧」「ADLの自立度」といった情報を正確に記載し、訪問看護師に引き継ぐことです。これが「情報の継続性」に該当します。また、患者さんが退院後も「あの看護師さんにまた会いたい」と希望する場合、それが「関係の継続性」です。看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)1. 観察:退院前に患者・家族のニーズ、セルフケア能力、社会資源の活用状況をアセスメントします。
2. アセスメント:退院後に不足するケアや、急変リスク(再転倒、服薬管理不良)を予測します。
3. 報告:SBAR(Situation-Background-Assessment-Recommendation)を用いて、地域の医療従事者に情報を伝達します。
4. 介入:退院時共同指導を実施し、訪問看護やデイサービスの導入を調整します。
5. 評価:退院後、訪問看護師からのフィードバックを受け、ケアプランの修正が必要か評価します。患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)情報の引継ぎ漏れは、重大な医療事故(Medication Error、転倒・転落)に直結します。特に、アレルギー歴や急変時の対応(DNARの有無など)は必ず伝達する必要があります。最重要! 個人情報保護法に基づき、患者本人の同意を得た上で情報提供を行うことを忘れないでください。
看護プロトコル: 退院時サマリーの必須記載項目:入院期間、病名、手術・処置の内容、経過の要約、退院時処方、ADL・IADL、社会資源の利用状況、家族構成、キーパーソン、訪問看護指示書の有無。
先輩看護師の一言: 「継続看護って、『バトンタッチ』だと思ってください。患者さんを次の場所へ安全に送り出すためには、『今、この患者さんはどんな状態で、何に気をつけてケアすればいいのか』を正確に伝えることが何より大事です。国試では4つの要素を暗記するだけでなく、『なぜ情報の継続性が重要なのか』を事例でイメージできるようにしましょう!」
- 継続看護 — 患者が異なる医療機関や施設、在宅へ移行する際に、切れ目なく質の高いケアを提供するための概念。
- 情報の継続性 — 診療情報や看護サマリーが適切に引き継がれること。
- 関係の継続性 — 患者と医療者との継続的な信頼関係が保たれること。
- 管理の継続性 — ケアプランが一貫して管理されること。
- 時を超えた継続性 — 入院から外来、在宅へと時間の経過に沿ったケアが継続されること。
MyMerciで看護師国家試験を完全対策
過去問と詳しい解説を無料で。弱点を分析し、進捗を管理してより効率的に学習しましょう。
無料で始める
学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。