リンパ節の構造と機能に関する記述で正しいものはどれか。 | MyMerci
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循環系
問題

リンパ節の構造と機能に関する記述で正しいものはどれか。

解説
リンパ節はリンパ管の経路上にあり、リンパ液を濾過して異物や病原体を捕捉する。リンパ節の実質は皮質(B細胞領域)と髄質に分かれる。輸入管は複数あるが輸出管は1本である。全身のリンパ節は約600〜800個存在する。
同じテーマの次の問題リンパ系の機能として誤っているものはどれか。

詳細解説

核心解説 この問題は、リンパ節 (Lymph Node) の基本的な構造と機能を問うています。リンパ節は、免疫システムの重要な中継地点であり、リンパ液を濾過して病原体や異物を捕捉・排除する役割を担います。各選択肢の解剖学的・生理学的な正確性を確認することが鍵となります。 正解の根拠 (Answer Rationale) 正解は「② リンパ節はリンパ管の途中に存在し、リンパ液を濾過する」です。
最重要! リンパ節は、リンパ管の経路上に節のように存在し、流れてくるリンパ液を濾過するフィルターの役割を果たします。この過程で、細菌やウイルス、がん細胞などの異物 (Foreign Substances) が捕捉され、節内の免疫細胞(マクロファージ (Macrophage)リンパ球 (Lymphocyte))によって排除されます。この濾過機能が、感染防御におけるリンパ節の核心的な役割です。 誤答の分析 (Distractor Analysis) ①番:混同注意! リンパ節には複数の 輸入管 (Afferent Lymphatic Vessels) が入り、輸出管 (Efferent Lymphatic Vessel) は通常1本であるため、「輸出管の数が多い」は誤りです。リンパ液は節門(ヒルス)から輸出されます。 ③番:リンパ節の内部構造は 皮質 (Cortex)髄質 (Medulla) に分かれます。脾臓の構造が「赤色脾髄」と「白色脾髄」であることと混同しないようにしましょう。 ④番:リンパ節の実質は皮質と髄質に分かれますが、B細胞 (B Cells) が多く存在するのは皮質のリンパ小節(濾胞)です。髄質には主に 形質細胞 (Plasma Cells)T細胞 (T Cells) が存在します。 ⑤番:全身のリンパ節の数は 約600〜800個 存在します。「約100個」は過少な数です。 関連概念の整理 (Related Concepts) リンパ節は、脾臓 (Spleen)扁桃 (Tonsils) と並ぶ末梢リンパ器官の一つです。脾臓が血液を濾過するのに対し、リンパ節はリンパ液を濾過する点が異なります。また、がんの転移経路として センチネルリンパ節 (Sentinel Lymph Node) の概念は非常に重要で、外科的切除の指標となります。 概念整理: リンパ節の構造と機能
項目内容
機能リンパ液の濾過、免疫応答の開始(抗原提示・リンパ球活性化)
構造皮質(リンパ小節:B細胞領域)と髄質(形質細胞・T細胞領域)
リンパ流複数の輸入管 → 節内を通過 → 1本の輸出管

一目で比較!: リンパ節 vs 脾臓
特徴リンパ節脾臓
濾過対象リンパ液血液
内部構造皮質・髄質白脾髄・赤脾髄
主な役割局所の免疫監視老廃赤血球の処理・全身免疫

看護過程ポイント: 看護師は、リンパ節の腫脹(リンパ節腫脹 (Lymphadenopathy))の観察が重要です。腫脹部位(頸部、腋窩、鼠径部など)、大きさ、硬さ、圧痛の有無、可動性をアセスメントし、感染症や悪性腫瘍の兆候を見逃さないようにします。 暗記のコツ: 「輸入管は『入』ってくるから複数、輸出管は『出』ていくから1本」と覚えましょう。構造は「皮質にB細胞、髄質に形質細胞」と「B→皮、形→髄」で整理すると良いです。 国試頻出ポイント: リンパ節の構造(特に輸入管と輸出管の数の違い)は頻出です。また、脾臓との比較、センチネルリンパ節生検の目的、リンパ浮腫の予防(患側の安静・測定・観察)も併せて出題されやすいテーマです。 出題パターン注意!: 「リンパ節の構造として正しいものを選べ」という単純知識問題に加え、「がん患者のリンパ節転移の評価方法」や「乳房切断術後のリンパ浮腫予防の看護」といった状況設定問題に発展します。リンパ節の基本的な解剖生理をしっかり押さえておくことで、応用問題にも対応できます。

臨床シナリオ

臨床実践ガイド 臨床シナリオ (Clinical Scenario): 40代女性、乳がんの術後フォローアップで来院。左腋窩リンパ節の触診で、小指頭大で硬く、可動性のない結節を認めました。患者は「最近、左腕が少し重だるく感じる」と訴えています。看護師としてどのようにアセスメントし、報告すべきでしょうか? 看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment): まず、触知したリンパ節の詳細を記録します(部位、大きさ、硬さ、圧痛の有無、可動性)。最重要! 硬くて可動性が乏しいリンパ節は 悪性腫瘍の転移 (Metastasis) を示唆する重要な所見です。直ちに医師へSBARで報告します(S: 左腋窩に硬いリンパ節を触知、B: 乳がん術後、A: 転移の可能性あり、R: 超音波検査や針生検の検討を依頼)。同時に、腕の浮腫の有無(リンパ浮腫の評価)も観察します。 患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions): リンパ節の触診は強く圧迫しすぎないよう注意します。また、リンパ浮腫が疑われる場合、患側での 静脈穿刺や血圧測定は避ける ことが基本です(リンパ浮腫増悪防止)。患者には、皮膚の清潔保持と外傷防止の指導を行います。 看護プロトコル: リンパ節の観察・触診は、頸部・鎖骨上窩・腋窩・鼠径部の順に系統的に行います。異常所見を発見した場合の報告基準は「硬い、2cm以上、可動性不良、無痛性、増大傾向」です。記録には、患者の訴えと共に触診所見を具体的に記載します。 先輩看護師の一言: 「リンパ節の触診は、がんの早期発見や感染症の評価に欠かせない基本的な技術です。国試では『構造』と『機能』を正確に覚えることが大切。でも現場では、『なぜこのリンパ節が腫れているのか』を患者さんの全体像から考えて、医師に適切に報告できる看護師になりましょうね!」

重要概念

人体の構造と機能 491 問 · ログイン不要

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