患者の血小板数はベースライン(250,000/mm³)から50%以上減少して80,000/mm³となり、ヘパリン治療7日後に反対側の脚に新たな血栓症の症状が出現している。この所見は、血栓症を伴うヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を強く示唆する。更なる血小板活性化と血栓性合併症を防ぐため、直ちにすべてのヘパリンを中止し、非ヘパリン抗凝固薬の評価のために医療提供者に通知することが最優先である。ヘパリンを継続すると状態が悪化する。温湿布やドップラー超音波検査は後で適切となる可能性があるが、原因薬剤の中止と代替抗凝固療法の検討という緊急の必要性に対処するものではない。