重症C. difficile感染症(CDI)は現行のIDSA/SHEAとACGガイドラインで経口または直腸vancomycin 125 mg q6hを10日、またはfidaxomicin 200 mg q12hで治療する。重要な薬物動態のポイント: 経口vancomycinは消化管からほとんど吸収されず結腸内腔に留まる・これがC. difficileが存在する場所。IV vancomycinは全身組織に届くが結腸内腔に治療濃度で入らないためCDIには効果がなく、逆にIV vancoはMRSA等の全身性グラム陽性感染用でCDIには無効。重要な看護: (1) 経口vancomycinを指示通り投与、(2) 接触(腸管)感染予防策と個室、または別CDI患者とコホート、(3) アルコール手指消毒はC. difficile芽胞に効かないため石鹸と水で手指衛生、(4) 抗菌薬を見直しdysbiosisを助長する薬剤(FQ・clindamycin・広域cephalosporin)を可能なら中止/狭域化、(5) 重症ではtoxic megacolonを増悪するためloperamideなどの止瀉薬を避ける、(6) 劇症CDI(低血圧・腸閉塞・巨大結腸)を監視し外科評価、(7) 家族と訪問者へ教育。IV変更・牛乳混合・重症CDIでの退院はすべて不適切。