Octreotideは合成ソマトスタチン類似体で、急性食道静脈瘤出血(内臓血管収縮で門脈圧低下)、重症下痢(カルチノイド・VIPoma・ダンピング・化学療法誘発)、先端巨大症、下垂体腫瘍補助療法に用いる。急性静脈瘤出血では50 mcg IVボーラス後50 mcg/h持続注入を通常3~5日、内視鏡的バンド結紮・広域抗菌薬・PRBC補助とともに行う。注入中の重要観察: (1) 徐脈や不整脈が一般的なため心拍と心リズム、(2) 低血圧または高血圧が起こりうるためBP、(3) ソマトスタチンがインスリンとグルカゴンの両方を抑制するため患者により低血糖または高血糖 — 糖尿病患者は特に危険、(4) RUQ圧痛・黄疸・脂肪便は胆汁うっ滞・胆石・膵炎を示唆、(5) GI症状(嘔気・腹痛・脂肪便)と稀に腸虚血、(6) SC投与時の注射部位反応、(7) 効果評価のため吐血・タール便・血行動態・Hb推移など出血持続兆候。毛細血管再充満・体重・体温単独は注入中の看護判断を導く心代謝/胆道監視を見逃す。