全身性コルチコステロイドは肝臓の糖新生と末梢のインスリン抵抗性を増加させることにより、ステロイド誘発性高血糖を引き起こします。既存の糖尿病を有する患者では、血糖上昇はしばしば急激であり、より頻回な指先穿刺血糖測定(開始時はしばしば1日4回)を必要とし、一時的なインスリンや経口血糖降下薬の増量が必要になることがあります。また、ステロイドは発熱反応や炎症反応を鈍らせるため、典型的な感染徴候が隠れてしまいます。発熱は低いか欠如し、頻脈や倦怠感が唯一の手がかりとなることもあり、創傷治癒は遅延します。患者は、微妙な感染徴候(咽頭痛、排尿時痛、創部の発赤や排膿、持続する疲労感、微熱)があれば直ちに報告するよう指導されます。血圧や眼科診察、体重も長期フォローアップでは重要ですが、開始時における直近の自宅モニタリングの優先事項は血糖と感染の監視です。