Adverse Effects/Contraindications/Interactions
PPT
問題
アトルバスタチン40 mg/日を長期服用中の58歳患者に、10日前から高トリグリセリド血症に対しgemfibrozilが追加されました。現在、強い全身性筋肉痛、脱力、コーラ色の濃い尿を訴えています。看護師が優先して予測すべき検査はどれですか?
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1
肝機能検査(AST、ALT)
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2
クレアチンキナーゼ(CK)と基礎代謝パネル(K、クレアチニン含む)
✓ 正解
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3
LDLとトリグリセリドを含む脂質パネル
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4
CRPと赤血球沈降速度(ESR)
解説
強い全身性筋肉痛・脱力・コーラ色尿+statin+fibrateの併用は横紋筋融解症の典型像。優先検査はCK(通常上限の10倍以上、時に10,000 U/L以上)と基礎代謝パネル — 致死的な合併症である高K血症(心停止)とmyoglobinによるAKIを確認する必要があります。1番LFTは基礎値として施行可能ですが即時優先ではない。3番脂質パネルは無関係。4番CRP/ESRは非特異的で優先ではありません。
詳細解説
Statin-fibrate併用(特にatorvastatin/simvastatin+gemfibrozil)はCYP介在薬物相互作用で横紋筋融解症リスクを大きく増加させます(gemfibrozilがOATP1B1・CYP2C8を阻害しstatinの肝取り込み・代謝を阻害)。臨床三徴:筋肉痛(強く全身性)、脱力、暗色尿(myoglobin尿、"茶色・コーラ色")。急性危険:(1)損傷筋からのK+放出→高K血症で突然の心律動異常、(2)myoglobinの腎尿細管沈着→急性腎障害。優先検査:CK、BMP(K・Cr)、尿myoglobin、ECG。初期管理:原因薬物中止、積極的IV等張晶質液(200~300 mL/hrを目標尿量)、K監視・処置、AKI無反応時透析準備。
臨床シナリオ
<p><strong>58歳患者</strong>が長期<strong>アトルバスタチン40 mg/日</strong>服用中に<strong>10日前にgemfibrozilを追加</strong>。患者は<strong>強い全身性筋肉痛</strong>、<strong>脱力</strong>、<strong>コーラ色の濃い尿</strong>を訴えます。</p>
重要概念
- 横紋筋融解症 — 骨格筋の急性破壊により細胞内成分(CK、myoglobin、K+)が循環に放出される状態。原因:薬物相互作用(statin+fibrate)、外傷、長期不動、高体温、発作。診断labはCKが上限の5~10倍以上。
- Statin-Fibrate薬物相互作用 — Statin(atorvastatin・simvastatin)+gemfibrozilの併用はOATP1B1トランスポーターとCYP2C8代謝の阻害でstatin血中濃度を著明に上昇させ、ミオパチー・横紋筋融解症リスクを倍増させます。Fenofibrateは相互作用リスクが低く併用が必要な場合一般的に好まれます。
- Myoglobin性急性腎障害 — 放出されたmyoglobinが腎尿細管に沈着し色素誘発性AKI。積極的等張IV輸液で時間尿量200~300 mLを目標とすることが予防の中心。未治療では透析が必要となることもあり、死亡率が急上昇。
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