# 食品中の残留農薬に関するポジティブリスト制度について正しいのはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372138  
> language: ja  
> subject: 生活環境の保全

## 問題

食品中の残留農薬に関するポジティブリスト制度について正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 使用が禁止された農薬以外はすべて制限なく使用できる制度である。
2. 国産食品のみに適用され、輸入食品には適用されない制度である。
3. 残留基準が設定されていない農薬については規制の対象外となる制度である。
4. 残留農薬の基準値設定は都道府県が独自に行う制度である。
5. 農薬ごとに残留基準値が設定されており、基準値を超えた食品の流通は禁止される制度である。 **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

ポジティブリスト制度 (2006年導入) は、農薬・動物用医薬品・飼料添加物について残留基準値を設定し、基準値を超えた食品の流通・販売を禁止する制度である。基準が設定されていない物質については一律基準 (0.01 ppm) が適用される。国産・輸入食品の両方に適用される。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、ポジティブリスト制度 (Positive List System) の定義と仕組みを問うています。ポジティブリスト制度とは、原則として全ての農薬等に対して残留基準値を設定し、その基準を超えた食品の流通を禁止する制度です。2006年（平成18年）に導入され、食品の安全性を高めるために、これまでの「使用禁止農薬以外は原則OK」というネガティブリスト制度から移行しました。この制度の根底にあるのは、食品衛生法 (Food Sanitation Act) に基づく、国民の健康保護という考え方です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 選択肢⑤「農薬ごとに残留基準値が設定されており、基準値を超えた食品の流通は禁止される制度である」が正解です。ポジティブリスト制度では、農薬、動物用医薬品、飼料添加物のそれぞれに、食品ごとに残留基準値（許容一日摂取量などから科学的に算出）が設定されます。この基準値を超えて農薬等が残留する食品は、食品衛生法第6条違反となり、販売や輸入などの流通が禁止されます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

① 混同注意！ 「使用が禁止された農薬以外はすべて制限なく使用できる制度」は、ポジティブリスト制度導入以前のネガティブリスト制度 (Negative List System) の説明です。ポジティブリスト制度では、基準値が設定されていない農薬については、一律基準（0.01 ppm）が適用され、原則として使用が規制されます。

② ポジティブリスト制度は、国産食品と輸入食品の両方に適用されます。国内で流通する全ての食品が対象であり、外国で使用が許可されていても、日本の残留基準を満たさない食品は輸入できません。

③ ポジティブリスト制度の最大の特徴は、まさに「残留基準が設定されていない農薬」を規制の対象とする点にあります。基準がない場合は、一律基準 (0.01 ppm) という厳しい基準が適用され、これを超える残留がある食品は規制されます。

④ 残留農薬の基準値設定は、国（厚生労働省 (Ministry of Health, Labour and Welfare) および 食品安全委員会 (Food Safety Commission)）が科学的評価に基づいて全国一律の基準を定めます。都道府県が独自に設定することはありません。

概念整理: ポジティブリスト制度は、「原則禁止、例外として許可されたものだけ使用可能」という考え方です。一方、旧制度のネガティブリスト制度は、「原則許可、例外として禁止されたものだけ使用不可」という真逆の考え方です。この原則の違いを理解することが重要です。

一目で比較！:

| 項目 | ポジティブリスト制度 | ネガティブリスト制度 (旧) |
| --- | --- | --- |
| 基本原則 | 原則禁止 | 原則許可 |
| 規制対象 | 全ての農薬等 (基準値あり・なし問わず) | 使用が禁止された農薬のみ |
| 基準値未設定の物質 | 一律基準 0.01 ppm で規制 | 規制なし (実質的に使用可能) |
| 食品の安全性 | 高い | 低い (規制の抜け穴) |

看護過程ポイント: 看護師が直接この制度を運用することはありませんが、食事療法 (Dietary Therapy) や 栄養指導 (Nutrition Guidance) において、患者の食の安全に関する不安（例：「残留農薬が心配で野菜を食べられない」など）に対応する際の基礎知識として重要です。食品安全に関する最新の情報を提供できることが、患者の健康支援につながります。

暗記のコツ: 「ポジティブ = 前向き = 許可リストがある」と誤解しがちですが、逆です。「ポジティブに規制する = 全てに対して基準を設定して許可する」と覚えましょう。キーワードは「一律基準 0.01 ppm」と「原則禁止」です。

国試頻出ポイント: ポジティブリスト制度は、公衆衛生学 (Public Health) や 食品衛生学 (Food Hygiene) の分野で頻出です。特に、①旧制度（ネガティブリスト）との比較、②一律基準の数値（0.01 ppm）、③国産・輸入品の両方に適用される点、が問われます。

出題パターン注意！: 単純な知識問題としてだけでなく、事例問題で「輸入された冷凍野菜から基準値を超える農薬が検出された」という状況を設定し、「この野菜をどのように処分すべきか」「輸入業者の取るべき対応は何か」を問う発展的な出題も想定されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

あなたは病棟で働く看護師です。50代男性の患者さんが、化学療法後の食欲不振に対して「最近の野菜は残留農薬が心配で、なるべく食べないようにしているんだよね…」と相談してきました。患者さんは、テレビの情報番組で「ポジティブリスト制度では、基準値のない農薬は使われ放題だ」という内容を聞き、不安を感じているようです。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察とアセスメント**: 患者の情報源（テレビ番組）と理解度を確認します。患者の不安は、単なる誤解かもしれませんが、それが栄養摂取に影響を与えている重要な情報です。
2. **根拠に基づく説明**: 「ポジティブリスト制度は、逆に基準のない農薬にも0.01 ppmという非常に厳しい一律基準が設けられているので、むしろ安全性が高いんですよ。国産でも輸入品でも、基準を超えたものは市場に出回らない仕組みになっています」と、誤解を解くように優しく説明します。最重要！ 医療者として、最新かつ正確な情報を提供することが、患者の不安軽減と治療へのアドヒアランス向上につながります。
3. **多職種連携**: 必要に応じて、管理栄養士 (Registered Dietitian) と連携し、食品の安全や栄養バランスについてより専門的な指導を提供できる体制を整えます。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

混同注意！ 看護師が誤った情報を伝えてしまうと、患者の不安を増強させる可能性があります。わからないことは「一緒に調べてみましょう」「詳しい専門家に確認しましょう」と正直に伝えることが重要です。食品安全に関する情報は、厚生労働省や食品安全委員会の公式サイトを参照するよう促しましょう。

看護プロトコル: 患者の栄養状態（体重減少、食事摂取量）のモニタリングと併せて、食に関する心理的側面（不安、嗜好、信念）のアセスメントが重要です。

先輩看護師の一言: 「患者さんが『食べること』に不安を感じているのは、治療の大きな障壁になります。国試で学ぶ制度の知識は、患者さんの生活と健康を守るための武器です！単に正解を覚えるだけでなく、『この制度は患者さんの食の安全をどう守っているのか』という視点で学んでくださいね！」

## 重要概念

- **ポジティブリスト制度** — 原則として全ての農薬等に残留基準を設定し、基準値を超える食品の流通を禁止する制度。食品の安全性を高めるために2006年に導入された。
- **ネガティブリスト制度** — ポジティブリスト制度導入前の旧制度。使用が禁止された農薬以外は原則使用可能であり、規制の抜け穴が問題となった。
- **一律基準 (0.01 ppm)** — ポジティブリスト制度において、残留基準値が設定されていない農薬等に対して適用される基準値。この値を超える残留は食品衛生法違反となる。
- **食品衛生法** — 飲食による衛生上の危害の発生を防止し、国民の健康を保護することを目的とする法律。ポジティブリスト制度はこの法律に基づいて運用される。
- **残留基準値** — 食品に残留が許容される農薬等の最大量。食品の安全を確保するため、科学的評価に基づき、食品ごとに設定される。

## 同じテーマの問題

- [食品衛生法に基づく食品添加物の指定制度について正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372129)
- [食中毒の原因として最も発生件数が多い病因物質はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372130)
- [食品の保存方法と食中毒予防に関する説明で正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372131)
- [家庭用品品質表示法の目的として正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372132)
- [食品安全基本法に基づく食品安全委員会の主な役割はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372133)
- [有機リン系農薬による急性中毒の症状として正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372134)
- [食品表示法に基づくアレルギー表示について正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372135)
- [乳幼児がいる家庭における家庭用品の安全管理として適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=372136)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

