# 食品安全基本法に基づく食品安全委員会の主な役割はどれか。

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> language: ja  
> subject: 生活環境の保全

## 問題

食品安全基本法に基づく食品安全委員会の主な役割はどれか。

## 選択肢

1. 食品の価格安定のための市場介入を行う機関である。
2. 食品の輸出入を審査して通関許可を与える機関である。
3. 食中毒発生時に原因究明のため疫学調査を直接実施する機関である。
4. 食品に関するリスク評価 (食品健康影響評価) を科学的・中立的に実施する機関である。 **✔ 正解**
5. 食品に関するリスク管理として食品添加物の使用許可を直接行う機関である。

**正解: 4**

## 解説

食品安全委員会は食品安全基本法に基づき設置され、食品のリスク評価 (食品健康影響評価) を科学的・中立的に行う機関である。リスク管理 (使用基準の設定など) は厚生労働省・農林水産省・消費者庁が担い、委員会はリスクコミュニケーションも担当する。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、食品安全基本法 (Food Safety Basic Act) に基づいて設置された 食品安全委員会 (Food Safety Commission) の役割を問うています。食品安全行政は「リスク評価」「リスク管理」「リスクコミュニケーション」の3要素から構成されており、それぞれを担当する機関を正しく理解することが鍵です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 食品安全委員会は、食品の安全性に関する リスク評価 (Risk Assessment)、すなわち「食品健康影響評価」を 科学的かつ中立的 に行う独立した機関です。食品安全基本法第21条に基づき、人の健康に及ぼす影響を評価し、その結果をリスク管理機関に勧告する役割を担います。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！
①番は誤りです。食品の価格安定や市場介入は、農林水産省 や 消費者庁 が担当するリスク管理業務であり、食品安全委員会の役割ではありません。
②番も誤りです。食品の輸出入の通関許可は、厚生労働省 の検疫所や 財務省 の税関が担当します。リスク評価とは異なる行政手続きです。
③番は誤りです。食中毒発生時の疫学調査（原因究明）は、厚生労働省 や 地方自治体の保健所 が主体となって実施するリスク管理の一部です。委員会は評価を担当します。
⑤番は誤りです。食品添加物の使用許可などの具体的なリスク管理措置は、評価結果を受けて 厚生労働省 や 消費者庁 が行います。委員会は「許可」を直接行う権限を持ちません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
リスク評価（食品安全委員会）とリスク管理（厚生労働省、農林水産省、消費者庁）の役割分担は、看護師国家試験でも「食品保健」「公衆衛生」分野で頻出です。特に、リスクコミュニケーション（評価結果や管理措置を国民と共有するプロセス）は委員会と管理機関が協働して行う点も押さえておきましょう。

概念整理: 食品安全行政の3要素

| 要素 | 定義 | 担当機関 |
| --- | --- | --- |
| リスク評価 | 健康影響を科学的に評価 | 食品安全委員会 |
| リスク管理 | 評価に基づき規制・措置を実施 | 厚生労働省、農林水産省、消費者庁 |
| リスクコミュニケーション | 関係者間で情報を共有・意見交換 | 委員会と管理機関が協働 |

一目で比較！: 食品安全委員会 vs 厚生労働省
- 食品安全委員会: 科学的評価を専門とする独立した機関。
- 厚生労働省: 食品衛生法に基づき、実際の規格基準設定や監視指導を実施。

暗記のコツ: 「委員会＝評価のみ」と覚えましょう。「管理＝厚労省・農水省・消費者庁」とセットで暗記すると、混同を防げます。「評・管・コ（評価・管理・コミュニケーション）」の頭文字で3要素を整理すると良いでしょう。

国試頻出ポイント: 食品安全委員会の役割は「リスク評価」に限定される点が、毎年類似問題で問われる核心です。リスク管理機関との役割分担を明確に区別できるかが正答の鍵です。

出題パターン注意！: 単純な役割の知識問題に加え、「ある食品添加物の安全性を審査するのはどこか」といった応用問題や、「リスクコミュニケーションの例として適切なものはどれか」といった事例問題にも対応できるようにしておきましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
看護師が直接食品安全委員会と関わる機会は少ないですが、病院給食の安全管理 や 患者への栄養指導 において、食品の安全性に関する知識は重要です。

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
「ある患者さんが、特定の食品添加物（例：着色料）に対してアレルギー様症状を示しました。患者さんから『この添加物は本当に安全なのか』と質問された場合、看護師としてどのように説明すれば良いでしょうか？」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
まずは アレルギー症状の有無を確認（呼吸状態、皮疹など） し、必要時は医師へ報告します。患者への説明では、「日本では 食品安全委員会 という専門機関が、その添加物が健康に影響を与えないかどうかを科学的に評価した上で、厚生労働省が使用を許可しています」と、リスク評価とリスク管理の両方のプロセスが存在することを簡潔に伝えましょう。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**
- 患者が特定の食品に不安を感じている場合、その思いを否定せず、共感的に傾聴することが第一です。
- 病院食の献立に関する情報提供は、管理栄養士と連携して行いましょう。
- 食品安全に関する最新の情報（リコール情報など）は、厚生労働省や消費者庁のウェブサイトで確認できます。

先輩看護師の一言
「食品安全は患者さんの生活の質（QOL）に直結するテーマです。国試の勉強では『委員会は評価だけ』と覚えるのも大切ですが、現場では『リスク評価の結果がどう管理に活かされているか』まで説明できると、患者さんからの信頼がグッと高まりますよ！」

## 重要概念

- **リスク評価** — 食品に含まれるハザードが人の健康に与える影響を科学的に評価すること。食品安全委員会が担当。
- **リスク管理** — リスク評価結果に基づき、食品の規格基準設定や監視指導などの措置を講じること。厚生労働省、農林水産省、消費者庁が担当。
- **リスクコミュニケーション** — リスク評価とリスク管理のプロセスについて、関係者（行政、事業者、消費者）間で情報を共有し、意見交換を行うこと。
- **食品安全基本法** — 食品の安全性の確保に関する基本理念と関係者の責務を定めた法律。食品安全委員会の設置根拠法。
- **食品健康影響評価** — リスク評価の一環として行われる、食品が人の健康に及ぼす影響を評価する行為。食品安全委員会の中心的業務。

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