# 災害発生前の「準備期」における看護師の活動として最も重要なのはどれか。

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> language: ja  
> subject: 災害と看護

## 問題

災害発生前の「準備期」における看護師の活動として最も重要なのはどれか。

## 選択肢

1. 被災した医療機器の修理と点検
2. 被災者の長期的な精神的ケアの提供
3. 災害時要援護者の把握と個別避難計画の作成支援 **✔ 正解**
4. 被災者の健康状態の継続的なモニタリング
5. 避難所での感染症発生時の対応

**正解: 3**

## 解説

準備期には、災害発生時に迅速かつ適切な対応ができるよう、事前の備えが重要である。特に高齢者や障害者などの災害時要援護者を把握し、個別避難計画を作成することは、被害を最小限に抑えるために不可欠な活動である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、災害看護（Disaster Nursing）における災害サイクル（Disaster Cycle）の各段階と、それに対応する看護活動（Nursing Activities）を問うています。災害サイクルは「準備期（Preparedness）」「対応期（Response）」「復旧・復興期（Recovery）」の3段階（または静穏期を含む4段階）に分類され、各期で求められる看護師の役割は大きく異なります。最重要！ 準備期は「災害が起こる前の備え」に焦点を当てていることを理解することが、正解への鍵です。

**1. 核心概念の分析 (Key Concept)**
災害看護 (Disaster Nursing) の基本概念である災害サイクル (Disaster Cycle) に基づき、各時期の活動を整理します。
- **準備期 (Preparedness)**: 災害発生に備え、被害を最小限に抑えるための事前計画・訓練・資源整備を行う段階です。地域アセスメント、ハザードマップ作成、災害時要援護者のリストアップ、個別避難計画の策定、防災訓練、備蓄品の管理などが含まれます。
- **対応期 (Response)**: 災害発生直後から急性期の対応を行う段階です。トリアージ、応急処置、救護所・避難所の運営、被災者の健康アセスメント、医療救護班としての派遣活動などが含まれます。
- **復旧・復興期 (Recovery)**: 被災者の生活再建と地域の復興を長期的に支援する段階です。被災者の長期的な健康管理、PTSDなど慢性期の精神的ケア、仮設住宅や復興住宅でのコミュニティ再構築支援、生活習慣病の悪化防止などが含まれます。

**2. 正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 選択肢3番の「**災害時要援護者の把握と個別避難計画の作成支援**」は、災害が発生する前に行うべき活動です。高齢者、障害者、乳幼児、難病患者、外国人など、災害時に自ら避難することが困難な災害時要援護者 (People with Special Needs in Disasters) を事前に把握し、誰が誰をどのように支援して避難するかという個別避難計画を作成しておくことは、準備期における看護師の最も重要な役割の一つです。

**3. 誤答の分析 (Distractor Analysis)**
① 被災した医療機器の修理と点検：これは災害発生後の対応期または復旧期の活動です。医療機器の定期的な点検自体は準備期の活動ですが、問題文は「被災した」機器の修理を指しており、発生後の活動となります。混同注意！
② 被災者の長期的な精神的ケアの提供：これは災害発生から数か月～数年後にわたる、復旧・復興期の主要な活動です。準備期ではありません。
④ 被災者の健康状態の継続的なモニタリング：これは対応期（避難所や救護所）から復興期にかけて行われる活動であり、事前の備えではありません。
⑤ 避難所での感染症発生時の対応：これは災害発生後、避難所が開設された対応期に行う感染症対策であり、準備期の活動ではありません。準備期には、感染症対策マニュアルの作成や物品の備蓄といった「備え」が行われます。

**4. 関連概念の整理 (Related Concepts)**
クロノロジー (Chronology) の問題は、災害看護に限らず、急性心筋梗塞や脳卒中などの急性期看護でも頻出です。「この看護活動は、いつ（時期）行うのが正しいか？」という時間軸の視点を常に持って問題文を読み解くことが、引っ掛け対策として有効です。

概念整理

| 災害サイクル | 時期 | 看護活動の例 |
| --- | --- | --- |
| 準備期 | 災害発生前 | 要援護者把握、避難計画策定、防災訓練、備蓄管理、マニュアル作成、地域アセスメント |
| 対応期 | 災害発生直後～数週間 | トリアージ、救護所運営、応急処置、避難所の衛生管理、被災者の健康アセスメント |
| 復旧・復興期 | 数か月～数年 | 長期的健康管理、精神的ケア（PTSD）、生活再建支援、コミュニティ再構築支援 |

一目で比較！

| 混同しやすい活動 | 準備期 (Preparedness) | 対応期 (Response) |
| --- | --- | --- |
| 感染症対策 | マニュアル作成、物品備蓄 | 発生時の対応、隔離、消毒 |
| 医療機器管理 | 定期点検、使用方法の訓練 | 被災機器の応急修理、調達 |
| 要援護者支援 | 個別避難計画の作成 | 安否確認、避難誘導、ケアの優先順位決定 |

看護過程ポイント
- **アセスメント**: 地域のハザードマップ、要援護者の特性（ADL、認知機能、医療的ケアの有無）、地域の社会資源を評価します。
- **計画**: 「誰が」「誰を」「どこへ」「どのように」避難させるかを具体的に記載した個別避難計画を作成します。関係機関（行政、消防、自主防災組織）と情報を共有します。
- **実施**: 計画に基づいた避難訓練を定期的に実施し、問題点を洗い出します。要援護者本人や家族、支援者への防災教育も行います。
- **評価**: 訓練結果や制度改正に基づき、計画を定期的に見直し、更新（ブラッシュアップ）します。

暗記のコツ
災害サイクル は「**じゅん・たい・ふく**（準備・対応・復旧・復興）」のリズムで覚えましょう。それぞれの活動は、**「準備は備え、対応は動く、復興は支える」**というキーワードを結び付けると、混同を防げます。選択肢を読んだとき、「これは事前の備え？それとも発生後の行動？」と自問自答する習慣をつけることが、得点力アップの秘訣です。

国試頻出ポイント
災害看護は、第110回～113回の看護師国家試験でも頻出の重要領域です。特に、災害サイクル各期の定義と具体的活動、トリアージタグ（Triage Tag）の色と意味、災害時要援護者への支援、CSCA（Crisis & Stress Care Activity） などの心理的応急処置は必ず押さえておきましょう。

出題パターン注意！
状況設定問題として、「A市に大地震が発生した。災害サイクルの準備期における看護師の活動はどれか」のように、具体的な災害状況が提示された上で、活動の時期を選ばせる問題が出題されます。「地震が発生した」という文に引きずられて、発生後の活動（対応期）を選ばないように注意が必要です。問題文が何を問うているのか、最後まで丁寧に読むことが重要です。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
「保健師のAさんは、洪水ハザードマップで浸水想定区域に指定されているB町を担当しています。B町には、在宅酸素療法 (Home Oxygen Therapy: HOT) を導入している高齢のCさんが独居しています。Cさんは『足が悪くて素早く歩けない』と話しています。災害の準備期において、AさんがCさんに対して行う最も優先度の高い活動は何でしょうか？」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
1. **観察とアセスメント**: Cさんは、在宅酸素療法 (HOT) という医療的ケアを要し、かつ身体機能の低下がある災害時要援護者であるとアセスメントします。酸素濃縮器が停電時に使用不能になるリスク、予備の携帯用酸素ボンベの本数や使用可能時間、避難経路の安全性などを総合的に評価します。
2. **計画立案**: 地域の自主防災組織や近隣住民、ケアマネジャー、訪問看護ステーションと連携し、Cさんのための個別避難計画 (Individual Evacuation Plan) を作成します。「誰が（支援者）」「どこへ（避難先：できれば非常用電源を備えた高台の福祉避難所）」「どのように（車椅子利用の可否、酸素ボンベ搬送方法）」「いつ（避難勧告が出た段階で早めに）」避難するかを具体的に決めます。
3. **実施**: 計画に基づき、実際に支援者とCさんで避難訓練を行います。停電を想定し、携帯用酸素ボンベへの切り替え操作をCさん自身ができるように指導します。また、緊急時の連絡先リストを作成し、冷蔵庫など目につきやすい場所に貼っておくよう助言します。

看護プロトコル
- **観察項目**: 要援護者の病状・ADL・認知機能・感覚器障害の有無、使用している医療機器の種類と電力依存度、常用薬のリスト、家族や支援者の有無と連絡先。
- **報告基準（SBAR）**: Situation（避難行動要支援者リストに基づく事前準備状況）、Background（対象者の健康状態と医療的ケアの必要性）、Assessment（個別避難計画の実行可能性と現状の課題）、Recommendation（防災訓練の実施提案や計画修正の必要性）。
- **記録のポイント**: 個別避難計画書には、作成日、作成者、本人・家族の同意、支援者名と連絡先、避難場所、避難経路、避難方法、注意事項を明記します。定期的な見直しの記録も残します。

先輩看護師の一言
「災害は『いつか来るもの』ではなく、『必ず来るもの』として備えるのが看護の知恵です。特に、病院だけでなく地域・在宅で医療ケアを必要とする患者さんは、災害時に最も脆弱になります。皆さんが国試で学ぶ災害時要援護者の把握と個別避難計画の作成は、試験のための知識ではなく、実際に患者さんの命を守ることに直結する、非常に大切な看護実践そのものなのです。この視点を忘れずに、学習を深めてくださいね。」

## 重要概念

- **災害サイクル (Disaster Cycle)** — 災害を「準備期（発生前）」「対応期（発生直後）」「復旧・復興期（長期支援）」の連続したサイクルとして捉え、各時期に応じた対策を行う概念。看護師の活動もこのサイクルに基づいて変化する。
- **災害時要援護者 (People with Special Needs in Disasters)** — 高齢者、障害者、乳幼児、妊産婦、難病患者、外国人など、災害時に自ら避難したり、情報を入手したりすることが困難で、何らかの特別な配慮や支援を必要とする人々のこと。
- **個別避難計画 (Individual Evacuation Plan)** — 災害時要援護者一人ひとりに対して、避難の方法、避難先、支援者などを事前に具体的に定めておく計画書。自助・共助の実効性を高めるために、準備期に作成される。
- **ハザードマップ (Hazard Map)** — 自然災害による被害を予測し、その危険区域や避難場所、避難経路などを地図上に示したもの。洪水、土砂災害、津波など災害種別ごとに作成され、準備期のリスクアセスメントに不可欠。
- **トリアージ** — 災害発生時など、多数の傷病者が同時に発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決定すること。限られた医療資源を最大限に活用するために、対応期に行われる重要な活動。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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