# 看護専門職の役割のうち、医療チーム内で看護師が主体となって調整・推進することが求められるものはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371638  
> language: ja  
> subject: 看護におけるマネジメント

## 問題

看護専門職の役割のうち、医療チーム内で看護師が主体となって調整・推進することが求められるものはどれか。

## 選択肢

1. 病院の経営戦略の立案と実行
2. 医療機器の開発と市場導入
3. 患者の安全と権利を守るための多職種連携の調整 **✔ 正解**
4. 患者の治療方針の最終決定
5. 医師の指示に基づく診療補助業務の遂行

**正解: 3**

## 解説

看護専門職の役割には、患者の安全と権利を擁護し、多職種で構成される医療チーム内で連携・調整を図ることが含まれる。治療方針の最終決定は医師、経営戦略は管理職、医療機器開発は企業の役割であり、看護師の主体となる役割ではない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、**看護専門職の役割 (Professional Nursing Roles)**、特に医療チーム内での調整・推進機能 (Coordination and Facilitation within the Healthcare Team)と患者アドボカシー (Patient Advocacy)に関する理解を問うています。看護師は単に医師の指示を実行するだけでなく、患者の安全と権利 (Patient Safety and Rights)を守るために、専門的な視点から多職種と連携し、チームを調整する重要な役割を担います。

**核心概念の分析 (Key Concept)**:
保健師助産師看護師法 (Act on Public Health Nurses, Midwives, and Nurses)第5条では、看護師の業務を「傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うこと」と定義していますが、現代の看護実践では、これに加えて患者擁護 (Patient Advocacy)や多職種連携 (Interprofessional Collaboration)が中核的な役割として確立されています。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:
正解は3番の「患者の安全と権利を守るための多職種連携の調整」です。最重要！ 看護師は24時間365日、患者の最も身近でケアを提供する専門職です。そのため、患者の状態変化や潜在的なリスクに最も早く気づき、医師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど多様な専門職と情報を共有し、チームとしての方向性を調整するコーディネーター機能 (Coordinator Function)が求められます。これは、患者の安全を守り、権利を擁護するための極めて重要な看護実践です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
① **病院の経営戦略の立案と実行**: 混同注意！ これは主に病院の経営層や事務管理部門の役割です。看護管理者（師長・部長）は看護部門のマネジメントを行いますが、病院全体の経営戦略の主体ではありません。
② **医療機器の開発と市場導入**: これは医療機器メーカーや臨床工学技士などが関わる領域です。看護師はユーザーとして改善点を提案することはありますが、開発と市場導入の主体ではありません。
④ **患者の治療方針の最終決定**: 混同注意！ 治療方針の最終決定権は医師 (Physician)にあります。看護師は患者の意向や生活背景を考慮した情報を提供し、医師と患者の合意形成（Shared Decision Making）を支援しますが、最終決定を行う立場ではありません。
⑤ **医師の指示に基づく診療補助業務の遂行**: これは看護師の重要な業務（診療の補助 (Medical Assistance)）ですが、混同注意！ 問題文が問うているのは「看護師が**主体**となって調整・推進する」役割です。指示に基づく業務は「主体性」の観点では、チーム調整や患者擁護とは性質が異なります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:
看護師の役割は、**実践者 (Practitioner)**、**教育者 (Educator)**、**調整者 (Coordinator)**、**擁護者 (Advocate)**、**研究者 (Researcher)**など多岐にわたります。特に、医療安全 (Patient Safety)の文脈では、多職種間の情報共有の不足が重大なインシデントにつながることから、看護師の調整機能の重要性が高まっています。

概念整理

| 役割 (Role) | 内容 (Content) | 主体性 (Proactivity) |
| --- | --- | --- |
| 多職種連携調整 (Interprofessional Coordination) | チーム内の情報共有、目標統一、ケアの継続性確保 | 高い（看護師が主体） |
| 診療の補助 (Medical Assistance) | 医師の指示に基づく与薬、検査、処置の実施 | 中程度（指示の範囲内） |
| 療養上の世話 (Nursing Care) | 清潔、食事、排泄、睡眠などの日常生活支援 | 高い（看護計画に基づく） |
| 経営戦略 (Management Strategy) | 病院全体の運営方針の決定 | 低い（経営層の役割） |

一目で比較！

| 比較項目 | 医師の役割 | 看護師の役割 |
| --- | --- | --- |
| 治療方針の決定 | 最終的な決定権と責任を持つ | 患者の意向や状態を伝え、合意形成を支援する |
| チーム連携 | 医学的見地からの指示・助言 | 患者中心の視点で各専門職を調整する |
| 患者安全 | 治療行為の安全確保 | 生活環境を含めた全体的な安全管理と代弁 |

看護過程ポイント
**アセスメント**: 患者の安全を脅かす因子（転倒リスク、誤薬リスク、コミュニケーション障害など）と、患者の意向・価値観を情報収集する。
**看護診断**: 「非効果的健康管理」「権利擁護のリスク状態」「多職種チーム内の非効果的コミュニケーション」などが該当しうる。
**計画**: 多職種カンファレンスの招集、患者の意思決定を支援するための情報提供計画の立案。
**実施**: チーム内でキーパーソンとなり、患者の声を代弁し、安全なケア環境を確保する。
**評価**: 患者の安全が保たれ、意向がチームに反映されたか、チーム内の連携が円滑に機能しているかを評価する。

暗記のコツ
「看護師は**患者の安全と権利の最後の砦（とりで）**」というフレーズで覚えましょう。医師や他のスタッフが治療に集中する中、看護師は生活全体を支える視点から、患者が不利益を被らないように守り、チームをつなぐ役割です。「**守る・つなぐ**」がキーワードです。

国試頻出ポイント
看護師の役割と機能は、国試の基本問題として頻出です。特に「診療の補助」と「療養上の世話」の定義に加え、アドボカシーや多職種連携といった現代的な役割概念を問う問題が増えています。

出題パターン注意！
単純な知識問題として出題されることもあれば、状況設定問題で「多職種連携がうまくいっていない事例」や「患者の権利が脅かされている事例」が提示され、「看護師の優先する行動はどれか」を問われる形にも発展します。その際も、本問の「調整・擁護」の考え方が応用できます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:
「終末期の80歳女性患者Aさん。医師からは積極的治療の選択肢が提示されていますが、Aさんは以前から担当看護師に『延命治療は望まない』と話していました。しかし、家族は『できる限りの治療をしてほしい』と強く希望しています。医師は家族の意向を受けて治療を進めようとしています。この状況であなたはどう動きますか？」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
これはまさに、**多職種連携と患者の権利擁護**が試される場面です。最重要！ 看護師は、Aさんがこれまでに表出していた真意をアセスメントし、それを医療チームに伝える役割があります。具体的には、①主治医にAさんの意向を改めて伝える、②多職種カンファレンス（主治医、病棟看護師、緩和ケアチーム、医療ソーシャルワーカーなど）の招集を提案し、Aさん本人の意向、家族の想い、医学的見地を共有する場を設定します。看護師はこの場で、Aさんの意思決定を支援するコーディネーター (Coordinator)として機能します。医師の決定に従うだけでは、患者の権利を守ったことにはなりません。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
患者の意向を無視した治療は、患者の精神的苦痛を増大させ、**尊厳 (Dignity)**を損なう重大な倫理的問題です。また、家族と患者の意向の不一致は、その後の遺族の心理的後悔（悲嘆反応の複雑化）にもつながるため、家族への丁寧なグリーフケアも視野に入れた調整が求められます。

看護プロトコル
**観察項目**: 患者の言葉にならない表情やしぐさ、家族の心理状態と意向の背景にある不安。
**報告基準 (SBAR)**: S（Aさんが『自然に最期を迎えたい』と繰り返し話している）、B（Aさんは以前、延命治療を拒否する意向を看護記録に残している）、A（患者の真意と家族・医師の方針に乖離があると判断する）、R（カンファレンスを開催し、患者の意向をチームで共有したい）。
**記録**: 患者の言動を経時的に記録に残すことが、チーム内で説得力を持つ根拠となります。
**家族説明**: 患者の人生における価値観や尊厳を尊重することの大切さを、非難ではなく共感をもって伝える。

先輩看護師の一言
「看護師は、患者さんの代弁者であり、チームのかじ取り役です。医師の指示をこなすだけなら、AIでもできる時代になるかもしれません。でも、患者さんの『本当はこうしたい』に気づき、実現するためにチームを巻き込んで動くのは、人間である看護師にしかできない、最もやりがいのある仕事の一つです。国試の勉強でも、常に『患者さんの一番の味方は誰か』を考えてくださいね！」

## 重要概念

- **患者アドボカシー (Patient Advocacy)** — 患者の権利や利益を守るために、看護師が患者の代弁者として行動する役割。患者の自己決定を尊重し、必要な情報を提供し、医療チームとの橋渡しを行うことを含む。
- **多職種連携 (Interprofessional Collaboration / IPC)** — 異なる専門分野の医療者が、それぞれの知識や技術を持ち寄り、患者中心の共通目標に向かって協働すること。コミュニケーションと相互尊重が基盤となる。
- **診療の補助 (Medical Assistance)** — 保健師助産師看護師法に定められた看護師の業務の一つ。医師の指示の下で、治療や検査の介助、与薬などを行うことを指す。
- **コーディネーター機能 (Coordinator Function)** — 医療チーム内外の情報を整理し、関係者間の連絡・調整を行い、ケアが円滑かつ継続的に提供されるようにする機能。看護師の重要な役割の一つ。
- **医療安全 (Patient Safety)** — 医療の過程において、患者に不必要な危害が加えられることを防止し、安全な医療環境を確保するための取り組み。インシデント・アクシデントレポートの分析や、KYT（危険予知トレーニング）などが含まれる。

## 同じテーマの問題

- [看護専門職としての役割を果たすために、看護師が常に意識すべき基本的な姿勢はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371628)
- [看護師の「説明責任」に関する記述として正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371629)
- [チーム医療において、看護師に求められる役割として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371630)
- [看護師が専門職としての責任を果たすために必要な「裁量権」の説明として正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371631)
- [看護師が専門職としての倫理綱領を遵守する意義として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371632)
- [プリセプターシップ制度における、プリセプター（指導担当看護師）の役割として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371633)
- [看護師が専門職として継続教育に取り組む意義として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371634)
- [看護師が多職種連携カンファレンスで発揮すべき役割として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371635)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

