# 心不全で在宅療養中の78歳男性。疾病の再発予防のために訪問看護師が行う指導で正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371469  
> language: ja  
> subject: 在宅療養者の状態・状況にあわせた看護

## 問題

心不全で在宅療養中の78歳男性。疾病の再発予防のために訪問看護師が行う指導で正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 水分摂取を積極的に勧める
2. 利尿薬は症状がなければ中止してよい
3. 食塩摂取量は制限しない
4. 体重測定を毎日行うよう指導する **✔ 正解**
5. 下肢挙上を避けるよう指導する

**正解: 4**

## 解説

心不全の再発予防には、毎日の体重測定が最も重要であり、体重増加は体液貯留の早期発見につながる。水分制限や食塩制限が必要であり、利尿薬の自己中断は再発リスクを高める。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、慢性心不全 (Chronic Heart Failure) 患者の在宅におけるセルフモニタリング (Self-monitoring) と増悪予防のための患者教育の要点を問うています。最重要！ 心不全管理の基本は、体内の水分バランス（体液量）を一定に保ち、心臓への負荷を軽減することです。その最も簡便で客観的な指標が体重であり、毎日測定することで体液貯留の初期兆候を鋭敏に捉えることができます。短期間での急激な体重増加は、心不全増悪の重要なサインであることを理解する必要があります。

**1. 正解の根拠 (Answer Rationale)**
選択肢4の「体重測定を毎日行うよう指導する」が正解です。心不全では、心臓のポンプ機能低下により血液がうっ滞し、体内に水分が貯留しやすくなります。この体液貯留は、息切れや浮腫といった自覚症状が現れる前に、**体重増加**として客観的に捉えることが可能です。患者自身が毎日同じ条件（起床後・排尿後・朝食前など）で体重を測定・記録することで、早期発見・早期対応が可能となり、重症化による再入院を予防できます。訪問看護師は、体重記録の確認と、医師へ報告すべき体重増加の目安（例：2-3日で2kg以上の増加）を具体的に指導します。

**2. 誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！ 各選択肢は、心不全管理において患者が誤解しやすい点や、指示を自己判断で変更しがちな危険な行動を示しています。
① 水分摂取を積極的に勧める: 誤り。心不全では体液過剰のため、医師の指示に基づいた水分制限 (Fluid Restriction)が必要です。積極的な摂取は心負荷を増大させ、増悪を招きます。
② 利尿薬は症状がなければ中止してよい: 誤り。利尿薬 (Diuretics) は自覚症状がなくても、体内の余分な水分や塩分を排出し心臓の負担を軽減するために継続する必要があります。自己判断での中止は、リバウンドによる急激な体液貯留を引き起こし、急性心不全の引き金となり非常に危険です。
③ 食塩摂取量は制限しない: 誤り。食塩（ナトリウム）は体内に水分を保持する作用があるため、心不全では塩分制限 (Sodium Restriction)（1日6g未満など）が必須です。
⑤ 下肢挙上を避けるよう指導する: 誤り。下肢挙上 (Leg Elevation) は重力により下肢にうっ滞した静脈血の環流を促進するため、心不全患者の浮腫軽減に有効なケアです。禁忌ではなく、積極的に勧めるべきです（ただし、重度の呼吸困難時は静脈環流の増加が心臓に負担をかける可能性があるため状態に応じた判断が必要です）。

**3. 関連概念の整理 (Related Concepts)**
在宅心不全管理のポイントは、服薬管理（利尿薬、ACE阻害薬/ARB、β遮断薬など）、食事療法（塩分・水分管理）、運動療法（心肺機能の維持）、そして最重要！セルフモニタリング（体重、血圧、脈拍、浮腫、息切れの観察）です。これらを包括的に患者・家族に指導し、異常時の早期受診行動につなげることが訪問看護の重要な役割です。

概念整理

| 管理項目 | 目的 | 具体的内容 |
| --- | --- | --- |
| 体重測定 | 体液貯留の早期発見 | 毎朝、同一条件で測定・記録。2-3日で2kg以上の増加時は受診/連絡。 |
| 塩分制限 | 水分貯留の予防、血圧管理 | 1日6g未満。加工食品・外食を控え、調味料の使用量に注意。 |
| 水分制限 | 体液量増加の抑制 | 医師の指示に従う（例：1日1000-1500ml程度）。 |
| 服薬管理 | 心負荷軽減、症状安定化 | 自己中断せず、決められた時間に内服。利尿薬は朝の内服が推奨される。 |
| 活動と休息 | 心機能に合わせた生活調整 | 息切れや疲労がない範囲での活動。下肢挙上による静脈環流促進。 |

一目で比較！

|  | 慢性心不全の増悪 | 日常的な変動 |
| --- | --- | --- |
| 体重増加 | 急激（2-3日で2kg以上） | 緩やか、または食事量による変動 |
| 浮腫 | 増強する下腿浮腫、圧痕が明瞭 | 夕方に軽度出現するが、朝には軽快 |
| 呼吸困難 | 労作時の息切れ増悪、起座呼吸の出現 | 安静時には自覚しない |
| 尿量 | 減少 | 飲水量に見合った量 |

看護過程ポイント
- **アセスメント**: 日々の体重変化、浮腫の部位と程度、呼吸音（肺うっ音の有無）、SpO2、尿量、内服状況を包括的に評価する。
- **看護診断**: 非効果的自己健康管理 (Ineffective Self-Health Management)、体液過剰 (Fluid Volume Excess)、活動耐性低下 (Activity Intolerance) などが挙げられる。
- **計画**: 患者の生活スタイルや理解度に合わせた、現実的で継続可能なセルフケア計画を立案する。
- **実施**: 一方的な指導ではなく、患者が自分の体重・症状の変化に「気づき」、適切な行動を「選択できる」ようエンパワメントする。
- **評価**: 体重が目標範囲内で維持されているか、異常時に適切な受診行動がとれているか、患者が自信を持ってセルフケアに取り組めているかを評価する。

暗記のコツ
「心不全の再発予防は、**たいじゅう（体重）** に **たいじゅう（大注）** 目！」と覚えましょう。毎日の体重測定こそが、心不全管理の「要（かなめ）」であり、最大の重点ポイントです。体重計は「体内水分量のバロメーター」であるとイメージすると忘れません。

国試頻出ポイント
慢性心不全の患者教育は、在宅看護論、成人看護学（慢性期）で超頻出です。特に、**体重増加の報告基準値（2-3日で2kg以上）** はほぼ毎年のように問われる最重要数字です。服薬（利尿薬の中止危険性）、食事（塩分・水分制限）、生活（入浴や排便時の注意）の指導ポイントもセットで押さえましょう。

出題パターン注意！
本問のような知識問題に加え、「体重が急激に増加し、呼吸困難を訴える心不全患者への対応」を問う状況設定問題も頻出です。体重増加という客観的データをどのようにアセスメントし、看護介入（酸素投与、体位調整、医師報告）につなげるかという流れを理解しておく必要があります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 「Aさん、78歳男性。陳旧性心筋梗塞による慢性心不全で在宅療養中。本日の訪問看護で、看護師が体重記録を確認したところ、3日前の50.5kgから本日は52.8kgに増加している。Aさんは『少し動くと息が切れるが、足が少しむくんでいるだけだから大丈夫だろう』と話している。」
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ 短期間での2kg以上の体重増加と労作時呼吸困難の出現は、急性心不全 へ移行するリスクが高い状態です。まずAさんのバイタルサイン（特に呼吸数、SpO2、脈拍、血圧）と呼吸音（肺うっ音の聴取）、浮腫の程度を観察します。「大丈夫」という患者の言葉を鵜呑みにせず、客観的データに基づき増悪兆候と判断し、安静と下肢挙上、酸素化の維持を図りながら、速やかに主治医へ報告します（SBAR：状況、背景、アセスメント、提案）。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 「症状がないから」という理由での利尿薬の自己中断は絶対に避けるよう、患者と家族に繰り返し指導します。また、体重測定の重要性を理解してもらうためには、単に「測ってください」と指示するのではなく、体重増加が身体に何を引き起こすのか（心臓がむくみ、肺に水が溜まる）を分かりやすく図を用いて説明することが、行動変容につながります。高齢者の場合、体重計の表示が見えにくい、記録が面倒といったバリアもあるため、使いやすい機器の導入や家族の協力体制も検討します。

看護プロトコル
- **観察項目**: 体重（毎日）、バイタルサイン（血圧、脈拍、呼吸数、SpO2）、浮腫（部位・程度）、尿量、呼吸音（ラ音の有無）、チアノーゼ、頸静脈怒張、倦怠感。
- **報告基準（SBAR）**: **S**「Aさん、3日間で2.3kgの体重増加と労作時呼吸困難があります」 **B**「陳旧性心筋梗塞による慢性心不全で、利尿薬を内服中です」 **A**「体液貯留による心不全の増悪が疑われます」 **R**「利尿薬の増量や受診の要否についてご指示をお願いします」。
- **記録のポイント**: 体重変化をグラフ化し視覚的にフィードバック。患者の言動（「大丈夫」発言）と客観的所見の不一致を明確に記録する。
- **家族への説明**: 体重測定が「命を守るバロメーター」であることを伝え、測定と記録への協力を依頼する。

先輩看護師の一言
「『体重が増えた＝水分が溜まった』というシンプルな事実が、心不全管理のすべての出発点です。患者さんは往々にして『ちょっとむくんだだけ』と軽く考えがちですが、その『ちょっと』を見逃さないのが私たち看護師の専門性です。体重計の数字の背後にある病態を見抜き、患者さんの命を守る行動につなげてください。」

## 重要概念

- **慢性心不全 (Chronic Heart Failure)** — 心臓のポンプ機能が慢性的に低下し、全身に必要な血液を送れなくなった状態。息切れや浮腫などの症状が持続する。
- **体液貯留 (Fluid Retention)** — 体内に過剰な水分が溜まること。心不全では、腎血流量の低下などによりナトリウムと水分の排泄が低下し、浮腫や体重増加を引き起こす。
- **利尿薬** — 尿量を増やす薬剤。体内の余分な水分や塩分を排出し、心臓の負担を軽減する。心不全治療の中心的薬物。
- **塩分制限 (Sodium Restriction)** — 食塩摂取量を制限すること。ナトリウムには水分を体内に保持する作用があるため、心不全患者では体液量管理のために重要となる。
- **セルフモニタリング (Self-monitoring)** — 患者自身が自分の身体状態（体重、血圧、症状など）を日々観察・記録すること。異常の早期発見と適切な対処につながる。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

