# 糖尿病性腎症で在宅療養中の70歳男性。疾病の再発予防を目的として、訪問看護師が重点的に評価すべき項目はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371467  
> language: ja  
> subject: 在宅療養者の状態・状況にあわせた看護

## 問題

糖尿病性腎症で在宅療養中の70歳男性。疾病の再発予防を目的として、訪問看護師が重点的に評価すべき項目はどれか。

## 選択肢

1. 1日の総睡眠時間
2. 家族構成と住環境
3. 足背動脈の触知と皮膚の状態 **✔ 正解**
4. 趣味活動の有無
5. 近隣との交流頻度

**正解: 3**

## 解説

糖尿病性腎症患者では、末梢神経障害や末梢動脈疾患による足病変のリスクが高い。足背動脈の触知と皮膚の状態を評価することは、潰瘍や壊疽の再発予防に直結する。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、糖尿病性腎症 (Diabetic Nephropathy) 患者の在宅療養における疾病再発予防 (Relapse Prevention) のためのアセスメント優先度を問うています。糖尿病性腎症は長期の糖尿病が基礎にあり、末梢神経障害 (Peripheral Neuropathy) や末梢動脈疾患 (Peripheral Arterial Disease: PAD) を高率に合併します。これにより足部の感覚低下や血流不全が生じ、足潰瘍・壊疽 (Foot Ulcer / Gangrene) のリスクが極めて高くなります。再発予防の観点では、これらの足病変を早期に発見し、悪化を防ぐことが最も重要です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 選択肢3の足背動脈の触知と皮膚の状態の評価は、下肢末梢循環と神経障害の程度を直接アセスメントする行為です。糖尿病性腎症により体液管理が難しい患者では、浮腫や皮膚の乾燥も足病変を悪化させる要因となります。足背動脈の触知で動脈性血流を、皮膚観察で神経障害による亀裂・潰瘍形成の有無を確認し、再発・重症化を予防するために不可欠です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！ 他の選択肢はQOL（生活の質）評価や一般的な在宅アセスメントとしては重要ですが、糖尿病性腎症の「疾病再発予防」という焦点に照らすと優先順位が下がります。
①1日の総睡眠時間: 睡眠状態の把握は重要ですが、疾病再発予防のための身体評価としての優先度は高くありません。
②家族構成と住環境: 在宅療養の基盤評価であり重要ですが、直接的に腎症や足病変の再発を予防する評価項目ではありません。
④趣味活動の有無: 精神的な健康や生きがいの評価であり、疾病再発予防の身体面評価より優先度は低くなります。
⑤近隣との交流頻度: 社会的孤立を防ぐ評価であり、身体的な合併症予防を目的としたアセスメントとは異なります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
糖尿病性足病変 (Diabetic Foot) の予防は、透析導入予防や生命予後改善に直結する重要な看護ケアです。フットケアの基本（毎日の足の観察、清潔保持、保湿、適切な爪切り、火傷に注意した保温）と併せて、訪問看護師による定期的な血流評価が必須となります。

概念整理

| 評価項目 | アセスメントの焦点 | 重要性 |
| --- | --- | --- |
| 足背動脈触知 | 動脈性血流の評価（PADの有無） | 潰瘍・壊疽の早期発見と予防 |
| 皮膚状態の観察 | 亀裂、発赤、潰瘍、胼胝（たこ）、感染徴候 | 神経障害による損傷の早期発見 |
| 浮腫の評価 | 腎症による体液貯留の程度 | 皮膚バリア機能低下と感染リスク評価 |

一目で比較！

| 分類 | 神経障害性足病変 | 虚血性足病変 |
| --- | --- | --- |
| 主な原因 | 末梢神経障害 | 末梢動脈疾患 (PAD) |
| 皮膚の状態 | 乾燥、亀裂、感覚鈍麻 | 冷感、蒼白、脱毛 |
| 足背動脈 | 触知良好なことが多い | 触知微弱または消失 |

看護過程ポイント
**アセスメント:** 両側の足背動脈・後脛骨動脈の触知、皮膚温、色調、浮腫の有無、潰瘍や胼胝の有無を毎回の訪問で評価します。
**看護診断:** 「末梢循環不全に関連した皮膚統合性障害リスク状態」
**介入:** 医師への報告に加え、患者・家族へのフットケア指導（毎日の足の観察方法、適切な履物の選択、創傷処置）を徹底します。

暗記のコツ
糖尿病＋腎症＝「目（網膜症）・腎臓（腎症）・足（神経障害）」の三大合併症に加え、**「足は糖尿病管理の鏡」**と覚えましょう。腎症があると体液管理が難しくなり、さらに足の状態が悪化しやすくなります。

国試頻出ポイント
糖尿病の慢性合併症、特に足病変の予防的フットケアは毎年のように出題される超重要テーマです。糖尿病性腎症の病期や食事療法（たんぱく質制限、カリウム制限）と絡めた状況設定問題としても頻出します。

出題パターン注意！
「訪問看護師が優先すべき評価項目」として出題されることが多いため、在宅という環境を考慮しつつ、疾病の病態生理から最優先のアセスメントを導き出す訓練が重要です。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
「70代男性、糖尿病性腎症で在宅療養中。本日の訪問時、患者から『最近、右足の親指の感覚がにぶい気がする』との訴えあり。視診にて右母趾に軽度の発赤と乾燥した胼胝を認めました。足背動脈は左右差なく触知良好ですが、右足全体の皮膚温が左に比べてやや冷たく感じられます。」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
最重要！ この状況では、PADよりも神経障害と不適切な圧迫による病変形成を第一に疑います。まず、胼胝や発赤部の詳細な観察（サイズ、感染徴候の有無）と触診を行います。履物が合っているか確認し、不適切であれば変更を提案します。患者の訴えとアセスメント結果を主治医に報告し、必要時は皮膚科やフットケア外来との連携を調整します。その上で、毎日のフットケア（洗浄・保湿・観察）の具体的な方法を再指導し、悪化を防ぎます。

看護プロトコル
観察項目: 足部の色調、温度、浮腫、潰瘍、亀裂、胼胝、趾間の浸軟、足背動脈・後脛骨動脈の触知。
報告基準 (SBAR): S（状況）足部の感覚低下と発赤の訴え。B（背景）糖尿病性腎症で在宅療養中。A（評価）右母趾に発赤・胼胝あり、皮膚温低下。末梢神経障害と圧迫による皮膚損傷リスクと判断。R（推奨）履物の変更と専門外来受診の要否について指示を仰ぎたい。
記録のポイント: 異常所見の部位・サイズ・性状を正確に描写し、患者の訴えと実施した指導内容を時系列で記録します。できれば写真記録も有用です。

先輩看護師の一言
「在宅では、患者さんの生活の場そのものが療養環境です。糖尿病の足病変は、『ちょっとした傷』から下肢切断に至ることもある重大な合併症です。『足を守ることは、患者さんの生活と尊厳を守ること』。訪問時のアセスメントでは、必ず足元を見て、触って、患者さんの声を聴くことを習慣にしてくださいね。」

## 重要概念

- **糖尿病性腎症 (Diabetic Nephropathy)** — 糖尿病の三大合併症の一つで、慢性的な高血糖により腎臓の糸球体が硬化・障害される疾患。進行するとネフローゼ症候群や慢性腎臓病（CKD）から透析療法が必要となる。
- **末梢神経障害 (Peripheral Neuropathy)** — 高血糖状態が続くことで四肢末端の感覚・運動・自律神経が障害される状態。感覚鈍麻により、痛みや温度を感じにくくなり、足病変の原因となる。
- **末梢動脈疾患 (Peripheral Arterial Disease: PAD)** — 主に動脈硬化により下肢の動脈が狭窄・閉塞し、血流が低下する疾患。間欠性跛行や安静時疼痛を生じ、重症化すると潰瘍・壊死に至る。
- **足背動脈 (Dorsalis Pedis Artery)** — 足の甲（足背）を走行する動脈で、足部への血流を評価する重要な指標。触知の強さや消失は、PADのアセスメントに用いられる。
- **疾病再発予防 (Relapse Prevention)** — 既に発症した疾患や合併症の再発、または悪化を防ぐための看護介入・保健指導。生活習慣の修正やセルフケア能力の向上が中心となる。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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