# 在宅チームケアにおいて、理学療法士（PT）から訪問看護師への情報提供として最も適切な内容はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371340  
> language: ja  
> subject: 在宅看護の役割と機能

## 問題

在宅チームケアにおいて、理学療法士（PT）から訪問看護師への情報提供として最も適切な内容はどれか。

## 選択肢

1. 利用者の金銭管理状況
2. 利用者の家族関係の詳細
3. 利用者の服薬状況と副作用
4. 利用者の移乗動作の方法と注意点 **✔ 正解**
5. 利用者の食事摂取量と栄養状態

**正解: 4**

## 解説

理学療法士は、移乗動作や歩行などの身体機能の評価と訓練を専門とする。そのため、安全な移乗方法や注意点を訪問看護師に情報提供し、統一したケアを提供するための連携を図る。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、在宅チームケア (Home Care Team)における多職種連携の基本を問うています。特に、各専門職の役割と情報共有の適切な内容を理解することが鍵です。在宅では、医師、看護師、介護福祉士、ケアマネジャー、理学療法士 (Physical Therapist, PT)、作業療法士 (Occupational Therapist, OT)、言語聴覚士 (Speech-Language-Hearing Therapist, ST) などが連携し、患者の自立支援と生活の質 (QOL) 向上を目指します。PTは主に「基本動作能力」の評価と訓練を専門とします。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 正解は ④ 利用者の移乗動作の方法と注意点 です。

理学療法士 (PT) は、移乗動作（ベッドから車椅子への移動など）、歩行、立ち上がり動作など、身体の基本的な運動機能の評価とリハビリテーションを専門とします。PTが訪問看護師に、安全な移乗方法、使用する介助用具、注意すべき点（重心の崩れやすい方向、痛みの誘発部位など）を情報提供することで、看護師が訪問時にも統一された安全なケアを提供でき、患者の転倒・転落リスクを低減できます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ 各職種の専門性を正確に把握しましょう。

① 利用者の金銭管理状況：これは主に 成年後見制度 や ケアマネジャー (Care Manager) あるいは 生活相談員 の役割です。看護師やPTの専門外です。

② 利用者の家族関係の詳細：これは 医療ソーシャルワーカー (MSW) や ケアマネジャー、あるいは心理士が評価する領域です。家族関係はケアに影響しますが、PTの専門的な評価対象ではありません。

③ 利用者の服薬状況と副作用：これは 医師 (Doctor) と 看護師 (Nurse)、特に 薬剤師 (Pharmacist) の専門領域です。PTが服薬管理を主体として情報提供することはありません。

⑤ 利用者の食事摂取量と栄養状態：これは 管理栄養士 (Registered Dietitian, RD) の専門領域です。嚥下機能に関連する場合は 言語聴覚士 (ST) も関与しますが、PTの主たる役割ではありません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

在宅チームケアにおける多職種連携では、情報共有と役割分担が極めて重要です。カンファレンスや連絡帳、情報共有ツール（介護ソフトなど）を通じて、患者中心のケア (Patient-Centered Care) を実現します。各職種の専門性を理解しないと、情報が重複したり、逆に不足してチームケアが機能不全に陥るため、国試でも頻出のテーマです。

概念整理: 在宅チームケアでは、患者の生活を支えるために多職種が連携する。理学療法士 (PT) は「基本動作（移乗・歩行・立ち上がり）」の専門家である。PTから看護師への情報は、看護師が日常生活の介助を行う際に直接応用できる「移乗動作の方法と注意点」が最も適切。他の選択肢（金銭管理、家族関係、服薬、栄養）は、それぞれケアマネ、MSW、医師/薬剤師、管理栄養士の専門領域である。

一目で比較！:

| 専門職 | 主な役割 | 看護師と共有すべき情報例 |
| --- | --- | --- |
| 理学療法士 (PT) | 基本動作能力（移乗、歩行）の評価・訓練 | 安全な移乗方法、歩行介助の注意点、使用する装具の調整状況 |
| 作業療法士 (OT) | 応用的動作能力（食事、整容、家事）の評価・訓練 | 自助具の使用方法、日常生活動作 (ADL) の訓練状況 |
| 言語聴覚士 (ST) | コミュニケーション、嚥下機能の評価・訓練 | 摂食時の姿勢、嚥下しやすい食形態、コミュニケーション方法 |
| 管理栄養士 (RD) | 栄養状態の評価、栄養ケア計画の立案 | 必要エネルギー量、栄養補助食品の活用、食事の注意点 |
| ケアマネジャー (CM) | ケアプラン作成、サービス調整、多職種連絡調整 | ケアの全体目標、サービスの変更点、家族の意向 |

看護過程ポイント: アセスメント段階で、患者の基本動作能力（移乗、歩行、寝返り）を評価し、PTからの情報（安全な介助方法、注意点）を看護計画に反映する。実施段階では、PTの指導内容に基づき統一した介助を提供する。評価では、転倒・転落の有無や患者の動作の安定性を確認する。

暗記のコツ: 各専門職の名称の「頭文字」と「動作」をセットで覚える。「PT (Physical Therapist) = Physical（身体の）な動きの専門家」、「OT (Occupational Therapy) = Occupation（日常生活の営み）を支える専門家」、「ST (Speech Therapist) = 話す (Speech) と食べる (Swallowing) の専門家」。

国試頻出ポイント: 多職種連携の内容（各職種の役割を理解した上で、誰にどんな情報を伝えるべきか）を問う問題が頻出。単純な知識問題としてだけでなく、事例問題（例：ADLが低下した高齢者のケアプラン立案）の中で、「理学療法士に依頼すべき内容」として出題されることが多い。

出題パターン注意！: 逆のパターン（「看護師が理学療法士に提供すべき情報は？」）も出題されうる。その場合は、看護師が把握している患者の全身状態（血圧変動、疼痛の程度、意識レベルなど）や、日内変動（疲れやすい時間帯など）を伝えることが適切となる。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
訪問看護師が、在宅療養中の脳梗塞後遺症がある80代女性の患者を訪問した際の場面を考えてみましょう。

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

患者は、自宅でベッドから車椅子への移乗が必要です。週2回、理学療法士 (PT) が訪問し、移乗訓練と歩行練習を行っています。ある日、看護師が訪問したところ、患者が「今日はなんだか足に力が入らなくて、PTの先生が来た時よりも動きにくい気がする」と訴えました。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

最重要！ 看護師はまず、患者の バイタルサイン (Vital Signs)（血圧、脈拍、体温、SpO2）と 意識レベル (Level of Consciousness) を確認します。血圧低下や不整脈の有無、意識変容がないかをアセスメントし、転倒リスクが高い状態と判断した場合は、無理に移乗を試みず、安全を最優先します。その後、PTの訪問時に伝えるべき情報として、「移乗動作が不安定になったこと」「具体的にどの動作でふらつきが強かったか」「バイタルサインの変動の有無」を整理し、連絡帳や情報共有システムで報告します。これにより、PTは次の訪問時の訓練内容を調整（例：移乗の介助量を増やす、歩行器の高さを再調整する）することができます。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

在宅では、医療従事者が常駐している病院とは異なり、転倒・転落リスクが常に存在します。訪問時に患者の状態が普段と異なる場合は、絶対に一人で移乗や歩行を試みさせず、看護師が安全を確保できる方法で介助するか、必要時はケアを延期すること。 また、転倒事故が発生した場合は、速やかにケアマネジャーや医師に報告し、サービス担当者会議を開催してケアプランの見直しを検討します。

看護プロトコル: 観察項目（バイタルサイン、意識レベル、筋力、動作時のふらつき、疼痛）、報告基準（SBAR：Situation「患者が移乗時に不安定」Background「脳梗塞後、PT訓練中」Assessment「転倒リスク高い」Recommendation「PTに情報共有し訓練内容調整を依頼」）、記録のポイント（具体的な動作の様子、患者の訴え、看護師が行った安全対策、PTへの情報提供内容とその結果）。
先輩看護師の一言

「訪問看護師は、チームの『目と耳』です。PTやOTから教わった安全な介助方法は、看護師が訪問するたびに実践しなければなりません。そして、患者さんの『今日はちょっと違う』という小さなサインを見逃さず、正確に他の職種に伝えることが、事故防止と効果的なケアにつながります。国試では『どの職種に何を伝えるか』をしっかり区別できるようになっておきましょう！」

## 重要概念

- **多職種連携 (Interprofessional Collaboration)** — 医療・介護の現場で、異なる専門職がそれぞれの知識や技術を活かし、共通の目標（患者・利用者の QOL 向上）に向かって連携・協働すること。
- **理学療法士 (Physical Therapist, PT)** — 身体に障害のある者に対し、基本動作能力（立つ、座る、歩くなど）の回復・維持を目的とした運動療法や物理療法を行う専門職。
- **移乗動作** — ベッドから車椅子、車椅子からトイレなど、場所を移動するための一連の動作。安全な介助方法の統一が重要。
- **ケアマネジャー (Care Manager, CM)** — 介護保険制度において、要介護認定を受けた利用者のケアプランを作成し、サービス事業者との連絡調整や給付管理を行う専門職。
- **情報共有 (Information Sharing)** — チームメンバー間で、患者の状態やケアの経過、注意点などを正確に伝達し合うこと。連絡帳やカンファレンス、電子システム等を活用する。

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