# 訪問看護師が、認知症の高齢者とその家族宅を訪問した。家族から「最近、夜中に何度も起きて騒ぐので、家族みんな眠れない」と相談があった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371246  
> language: ja  
> subject: 在宅看護の対象と生活

## 問題

訪問看護師が、認知症の高齢者とその家族宅を訪問した。家族から「最近、夜中に何度も起きて騒ぐので、家族みんな眠れない」と相談があった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?

## 選択肢

1. 施設入所を勧める
2. 認知症の行動心理症状（BPSD）の対応として、夜間の行動の記録を依頼する **✔ 正解**
3. 日中はできるだけ活動的に過ごすよう指導する
4. 睡眠薬の使用を勧める
5. 夜間に部屋を明るくするよう提案する

**正解: 2**

## 解説

認知症の夜間の興奮や不眠（BPSD）に対しては、まずその出現パターンや誘因を把握することが重要である。具体的な行動記録を依頼することで、適切な対応を検討するための情報を得ることができる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、認知症高齢者の行動心理症状 (Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia, BPSD)、特に夜間の興奮・不眠（夜間せん妄や睡眠障害を含む）に対する看護介入の優先順位を問うています。BPSDの対応では、薬物療法に頼る前に、まずその行動の背景や誘因をアセスメントすることが最重要です。訪問看護師は、家族の負担（介護負担）を軽減しつつ、患者の尊厳と安全を守るためのケアを調整する役割があります。夜間の興奮は、環境要因（騒音・室温・照明）、身体的不調（疼痛・便秘・感染症）、不安や見当識障害など、多因子が関与するため、行動パターンの記録はアセスメントの第一歩として非常に有効です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 正解の②「夜間の行動の記録を依頼する」は、看護過程の「アセスメント」段階に該当します。BPSDの原因を特定するためには、出現時間・頻度・誘因・対応後の変化を具体的に記録することが不可欠です。これにより、身体的原因（例：尿意・疼痛）や環境的原因（例：部屋が暗すぎる・騒音）を推測でき、非薬物的介入の計画が立てられます。家族も記録を通じて客観的に状況を捉えやすくなり、心理的負担の軽減にもつながります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

① 施設入所を勧める → 混同注意！ これは最終手段です。まずは在宅での生活を継続できるよう、介入や環境調整を検討すべきであり、いきなり施設入所を勧めるのは看護倫理に反します。

③ 日中はできるだけ活動的に過ごすよう指導する → 良い介入の一つですが、前提として現状のアセスメント（記録による評価）が必要です。日中活動が過剰だと疲労が蓄積し、かえって興奮を誘発する可能性もあります。記録なくして指導はできません。

④ 睡眠薬の使用を勧める → 注意！ 薬物療法は非薬物介入が効果不十分な場合の選択肢です。高齢者への睡眠薬は転倒リスクや認知機能低下を招く恐れがあり、まずは原因を探るべきです。

⑤ 夜間に部屋を明るくするよう提案する → 逆効果です。夜間の明るすぎる環境は体内時計（サーカディアンリズム）を乱し、不眠を悪化させます。夜間は薄暗く静かな環境を保つのが基本です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

認知症のBPSD対応は「Person-Centered Care (PCC, 認知症ケアの理念)」に基づき、その人の生活史や習慣を考慮します。夜間せん妄（特に高齢者の入院時）との鑑別も重要です。また、介護保険サービス（訪問看護・デイサービス・ショートステイ）の活用や、家族のレスパイトケア（休息支援）も併せて検討します。

概念整理: BPSD (行動心理症状) は、幻覚・興奮・不安・抑うつ・徘徊・睡眠障害などを含み、原因の多因子性が特徴。看護の第一歩はアセスメント（記録・観察）であり、薬物療法は二次的な対応。

一目で比較！: 夜間せん妄 (Delirium) vs 認知症の夜間興奮。せん妄は急性発症・注意障害・変動性が特徴で身体的原因（感染症・薬剤）が背景に多い。認知症の興奮は慢性経過・見当識障害が基盤にある。

看護過程ポイント: アセスメント（行動記録・身体状態チェック・環境評価）→ 看護診断（例：睡眠パターン障害、介護者役割緊張）→ 計画（環境調整・活動スケジュール・家族指導）→ 実施（記録の継続・非薬物介入）→ 評価（行動の変化・家族の睡眠状況）。

暗記のコツ: 「BPSDのBは、Before medication（薬の前に）アセスメント！」と覚えましょう。まずは「見て・聞いて・記録する」が鉄則。

国試頻出ポイント: BPSDの非薬物介入が第一選択であること、家族支援の重要性、夜間環境調整（薄暗い照明・静寂）の原則は頻出。高齢者の睡眠薬使用のリスク（転倒・せん妄誘発）もよく問われます。

出題パターン注意！: 「認知症のBPSDへの対応として最も適切なものは？」という単純知識問題から、「夜間に興奮する高齢者への訪問看護師の対応」という状況設定問題へと発展します。選択肢の中に「薬の提案」があれば、まず疑いの目を向けてください。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 80代女性、アルツハイマー型認知症 (Alzheimer's Disease) で在宅療養中。訪問看護師が夜間対応に困っている娘（主介護者）から相談を受けました。「母は夜中に2～3回起きて、『家に帰る』と言って玄関に行こうとします。昼間は居眠りが多いです。私たち家族も疲れ切っています。」
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. 観察・アセスメント：娘に「いつ頃から？何がきっかけで起きる？その時、体調はどうか（痛み・トイレなど）？対応後はどうなるか？」を聞き、まずは1週間の行動記録（睡眠時間・覚醒時間・行動内容・食事量・排泄状況）を依頼します。
2. 介入：記録をもとに、日中は座位での軽い体操や散歩、デイサービス利用を検討。夜間はトイレの導線を確保し、足元灯をつけて安全性を確保。寝る前に温かいノンカフェイン飲料を提供するなどのリラクゼーションを提案。
3. 報告と連携：医師やケアマネジャーと情報共有し、身体的原因（便秘・脱水・感染症）の有無を確認。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
最重要安全！ 夜間徘徊による転倒・転落リスクが高いため、ベッドの高さ調整、床に物を置かない、玄関にセンサー付きアラームを設置するなどの環境整備が必須。家族の睡眠不足は介護負担を増大させ、虐待リスクにもつながるため、家族の休息（ショートステイ利用など）も積極的に提案します。

看護プロトコル: 行動記録用紙の作成方法（時間軸・行動・誘因・対応・結果の5項目）。SBAR報告の例：「S（状況）: 夜間興奮が増加。B（背景）: アルツハイマー型認知症。A（アセスメント）: 環境要因または身体要因の可能性。R（提案）: 1週間の記録と日中活動調整を提案。」

先輩看護師の一言: 「認知症のBPSDって、『困った行動』に見えても、患者さん自身も不安で混乱しているんです。まずは『なぜ今、この行動が起きているのか』を一緒に考えることが、家族と患者さんを救う第一歩。記録はそのための地図になりますよ！」

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