# 訪問看護師が、寝たきり状態の療養者宅を初回訪問した。居間のベッドで療養者は臥床しており、家族は「少しでも動けるようになってほしい」と希望している。この時、訪問看護師が最初に確認すべきことはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371221  
> language: ja  
> subject: 在宅看護の対象と生活

## 問題

訪問看護師が、寝たきり状態の療養者宅を初回訪問した。居間のベッドで療養者は臥床しており、家族は「少しでも動けるようになってほしい」と希望している。この時、訪問看護師が最初に確認すべきことはどれか。

## 選択肢

1. 住宅改修の必要性を判断するための住宅の間取り
2. 家族の介護方法と介護技術の習得状況
3. 利用可能な介護保険サービスの種類と費用
4. 療養者の現在の身体機能と全身状態の評価 **✔ 正解**
5. かかりつけ医の診療方針と治療計画の内容

**正解: 4**

## 解説

初回訪問時には、まず療養者の身体・精神・社会的状態を包括的にアセスメントすることが優先される。特に「動けるようになってほしい」という希望に対しては、現在の筋力、関節可動域、意識レベル、バイタルサインなどを評価し、その上で具体的なケア計画を立案する必要がある。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、訪問看護 (Home Visit Nursing) における初回訪問時のアセスメントの優先順位を問うています。看護過程 (Nursing Process) の第一段階である「アセスメント (Assessment)」の原則に基づき、まずは対象者の現在の身体・精神・社会的状況を包括的に把握することが不可欠です。家族の「少しでも動けるようになってほしい」という希望を実現するためには、まず「今、何ができるのか」「どこに問題があるのか」という現状を客観的データで評価しなければなりません。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 看護過程の最初のステップはアセスメントです。特に初回訪問では、療養者の全身状態（バイタルサイン、意識レベル、栄養状態）と身体機能（筋力、関節可動域、移動能力、ADL）を客観的に評価することが最優先です。このデータがなければ、適切な看護計画や介入は立案できません。家族の希望に応えるためには、まず「現状の能力」を把握することが出発点となります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！
①番の住宅の間取りは、身体機能評価を基に「住宅改修が必要か」判断する際に確認する情報であり、初回でいきなり優先する項目ではありません。
②番の家族の介護技術の習得状況は重要ですが、まず療養者自身の状態を評価した上で、家族のケアが適切かどうかを判断するためのものです。
③番の介護保険サービスは、アセスメント結果に基づいて「何が必要か」を検討する段階で確認する情報です。
⑤番のかかりつけ医の診療方針も重要な情報ですが、訪問看護師としてのアセスメントと並行して、あるいは状態評価後に確認すべき内容です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
訪問看護の初回訪問時には、包括的アセスメント (Comprehensive Assessment) が求められます。具体的には、身体状態、精神状態、認知機能、ADL/IADL、社会資源、介護力、住環境などを多面的に評価します。この問題のポイントは、多くの情報の中から「最初に確認すべきこと」を優先順位に基づいて選ぶことです。

概念整理: **訪問看護の初回アセスメントの優先順位**

1. **生命の安全と全身状態**: バイタルサイン、呼吸状態、意識レベル

2. **身体機能とADL**: 筋力、関節可動域、移動能力、食事・排泄・更衣の自立度

3. **家族の介護力と環境**: 介護者の健康状態、介護技術、住環境の安全性

4. **社会資源と連携**: 介護保険サービス、医療機関との連携状況

看護過程ポイント: 初回訪問では「アセスメント→看護診断→計画」の流れが特に重要です。身体機能の評価なしに「動けるようにする」という目標を立てることは、転倒・転落リスクを高める危険な看護計画となりかねません。客観的データに基づく現状把握がすべての看護介入の土台となります。

国試頻出ポイント: 「訪問看護の役割」「初回訪問時のアセスメント項目」「ケアマネジメントとの連携」は、在宅看護論・看護の統合と実践の分野で頻出です。特に、アセスメントと計画の順序を混同しないように注意しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

新人訪問看護師が、80歳の寝たきり女性の初回訪問に同行しました。家族（息子夫婦）から「最近、寝返りも自分でできなくなった。なんとかもう少し動けるようになってほしい」と相談を受けました。先輩看護師は、すぐに何かを始めるのではなく、まず療養者の身体を丁寧に観察し始めました。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察 (Observation)**: バイタルサイン（血圧: 120/80mmHg、脈拍: 72回/分、SpO2: 97%）、意識レベル（清明）、両下肢の筋力（徒手筋力テストで2/5レベル）、関節可動域（膝関節に軽度拘縮あり）、褥瘡の有無（仙骨部に発赤なし）。

2. **アセスメント (Assessment)**: 「筋力低下と関節拘縮が進行しているが、生命兆候は安定。現状のADLを正確に評価し、廃用症候群の予防が優先される。」

3. **報告・連携 (Reporting & Collaboration)**: かかりつけ医に訪問結果を報告。リハビリテーションの必要性を判断してもらい、必要なら訪問リハビリの導入を検討。

4. **介入 (Intervention)**: まずは関節可動域訓練（他動的ROM訓練）とポジショニングの指導を開始。家族には「急に動かそうとせず、無理のない範囲で毎日続けることが大切」と説明。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 最重要！ 身体機能評価を行う際は、無理な可動域訓練は骨折・疼痛の原因となるため、必ず痛みの有無を確認しながら実施すること。

- 寝たきり患者では、廃用症候群（筋萎縮、関節拘縮、床擦れ、深部静脈血栓症）の予防が最大のケア目標となる。

- 家族の介護負担も同時にアセスメントし、介護者支援も視野に入れる。

先輩看護師の一言: 「訪問看護は、患者さんの『生活の場』で看護を提供する仕事です。初回訪問では、情報を集めようと焦らず、まずは『患者さんと家族が今、どんな状態で、何を必要としているのか』をしっかり観察することから始めてください。『動けるようになってほしい』という希望も、今の身体機能がわからなければ適切な目標は立てられません。アセスメントこそがすべての始まりです！」

## 重要概念

- **訪問看護** — 看護師が療養者の自宅を訪問し、看護ケアを提供するサービス。
- **包括的アセスメント** — 身体・精神・社会・環境など多側面から対象者を評価すること。
- **廃用症候群** — 長期臥床や不活動によって生じる筋萎縮、関節拘縮などの身体機能低下。
- **看護過程** — アセスメント、看護診断、計画、実施、評価からなる問題解決の枠組み。
- **寝たきり** — 疾病や障害により、ベッド上での生活が主体となり自力での移動が困難な状態。

## 同じテーマの問題

- [在宅看護の対象者を考える際に、最も重要な視点はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371209)
- [在宅看護の対象となる主な療養者として、最も該当するのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371210)
- [在宅看護において、対象者の生活を支えるためのアセスメントで最も優先すべき項目はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371211)
- [在宅療養者とその家族の生活を支える訪問看護師の役割として、最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371212)
- [在宅療養を開始する際に、対象者と家族の生活に最も影響を与えると考えられるのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371213)
- [訪問看護師が在宅療養者の生活をアセスメントする際に、情報を得る対象として最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371214)
- [在宅看護の対象となる生活の範囲として、最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371215)
- [在宅で療養する高齢者の生活を支える上で、介護保険制度の活用が特に有効なのはどのような場合か。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=371216)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

