# うつ病の患者の家族から「本人が『自分は家族に迷惑をかけている』と繰り返し言い、自殺の危険が心配です」と相談があった。看護師の対応で最も優先すべきのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=370966  
> language: ja  
> subject: 社会的側面に注目した援助

## 問題

うつ病の患者の家族から「本人が『自分は家族に迷惑をかけている』と繰り返し言い、自殺の危険が心配です」と相談があった。看護師の対応で最も優先すべきのはどれか。

## 選択肢

1. 家族の心配は過剰反応であると説明する
2. 患者の症状は一時的なものだと家族に説明する
3. 家族に患者から目を離さないように強く指示する
4. 患者の安全を確保するための具体的な方法を家族と話し合う **✔ 正解**
5. 家族に患者の気持ちを否定するよう伝える

**正解: 4**

## 解説

うつ病患者の自殺リスクが高い状況では、安全確保が最優先である。患者から刃物や薬剤を遠ざける、一人にしない時間を作る、緊急連絡先を確認するなど、家族と協力して具体的な安全計画を立案することが重要である。患者の気持ちを否定したり、過剰反応と決めつけることは家族の不安を増大させ、患者の孤立を深める可能性がある。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、うつ病 (Depression)患者の自殺リスクが高い状況における、看護師の最優先対応を問うています。自殺企図 (Suicide Attempt)のリスクが切迫している場合、患者の生命を守るための安全確保がすべての介入に優先します。家族の不安を軽減するだけでなく、具体的かつ現実的な安全計画を家族と協力して立案することが、看護師の重要な役割です。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: この問題の核心は、自殺リスクアセスメント (Suicide Risk Assessment)と環境調整による安全管理 (Environmental Management for Safety)です。うつ病患者は、希死念慮 (Suicidal Ideation)を抱えることが多く、特に「自分は家族に迷惑をかけている」というような罪責感 (Guilt Feeling)の強い発言は、自殺の危険性が高いサインです。看護師は、この訴えを真摯に受け止め、直ちに安全対策を講じる必要があります。

2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ 患者の生命を脅かす可能性のある切迫した状況では、安全の確保 (Ensuring Safety)が最優先です。選択肢④は、患者から危険物（刃物、薬剤、ロープなど）を遠ざける、一人にしない時間を設定する、緊急連絡先や受診方法を確認するなど、具体的な安全計画を家族と話し合うことを意味します。これは、自殺予防における最も基本的かつ効果的な介入です。

3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

①: 混同注意！ 家族の心配は過剰反応ではなく、患者の自殺リスクを示す正当なサインです。このように否定することは、家族の不安を増大させ、患者を見守る家族の力を損なう可能性があります。

②: 症状が一時的なものであるという保証はなく、誤った安心感を与え、安全対策の遅れにつながります。不確実な情報を伝えることは避けるべきです。

③: 家族に「目を離さないように」と強く指示するだけでは、家族に過度な負担を強いることになります。また、具体的な方法（例えば、トイレや入浴時の対応、睡眠時の確認方法など）が示されていないため、現実的ではありません。家族と協力して現実的な計画を立てることが重要です。

⑤: 患者の「自分は迷惑をかけている」という気持ちを否定することは、患者の孤独感や罪悪感を悪化させ、自殺リスクを高める可能性があります。患者の感情をまず受け止め、共感することが看護の基本です。

4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: 自殺予防の基本は、リスクアセスメント (Risk Assessment)、環境調整 (Environmental Adjustment)、社会的支援 (Social Support)の3つです。リスクアセスメントでは、希死念慮の内容、具体性、手段の有無、過去の企図歴を評価します。また、うつ病の重症度評価（例：ハミルトンうつ病評価尺度 HAM-D）や、混同注意！ 双極性障害 (Bipolar Disorder)のうつ状態との鑑別も重要です。

概念整理: うつ病患者の自殺リスク管理。最優先は安全確保（危険物除去、監視体制の構築）。次に、患者の気持ちの受容と傾聴、そして医療チーム（医師、精神保健福祉士など）との連携による治療・支援計画の立案。

一目で比較！:

| 対応 | 適切/不適切 | 理由 |
| --- | --- | --- |
| 安全確保の具体策を家族と話し合う | 適切 | 生命を守るための最優先かつ現実的な介入 |
| 家族の心配を否定する | 不適切 | 家族の不安増大、情報の見逃し |
| 症状は一時的と説明 | 不適切 | 誤った安心感、安全対策の遅延 |
| 目を離さないよう強く指示 | 不適切 | 家族への過度な負担、具体性の欠如 |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 自殺リスクの程度（計画性、手段、切迫性）、家族の理解度と支援能力。**看護診断**: 自殺リスク状態 (Risk for Suicide)、非効果的対処 (Ineffective Coping)。**計画**: 安全計画の立案（危険物除去、監視体制、緊急時連絡先の確認）。**実施**: 家族への具体的な指導、患者との信頼関係構築。**評価**: 安全計画の遵守状況、希死念慮の変化。

暗記のコツ: 「自殺リスクで最優先は『環境調整』！」「家族には『具体的な方法』を一緒に考える」と覚えましょう。「否定」「励まし」はむしろ逆効果になりうることを意識してください。

国試頻出ポイント: このテーマは、最重要！ 看護師国家試験で非常に頻出です。単に「安全確保」と答えるだけでなく、具体的な方法（例：危険物の除去、患者を一人にしない、頻回な観察）を問う問題や、家族指導（例：傾聴の仕方、緊急時の連絡方法）に関する問題が出題されます。

出題パターン注意！: 事例問題として、「入院中のうつ病患者が外出許可を求めてきた」「夜間に不穏な様子が見られた」など、より複雑な状況設定で出題されることがあります。その場合も、安全確保を最優先にアセスメントし、行動するという原則は変わりません。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは精神科病棟の看護師です。うつ病で入院中の50代女性患者が、面会に来た家族に「自分なんて生きている価値がない。家族に迷惑をかけるだけだ」と泣きながら訴えています。家族から「先生、どうしたらいいでしょうか。とても怖いです」と相談を受けました。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まず、患者の安全を最優先に考えます。①患者の観察：バイタルサイン測定時に、ベッド周囲に危険物（カミソリ、ベルト、ビニール袋など）がないか確認します。②家族への対応：「ご連絡ありがとうございます。とても心配ですね。一緒に安全な環境をつくりましょう」と共感し、協力を仰ぎます。③具体的な安全計画：患者を一人にしない時間帯（特に夜間や早朝）を設定する、病棟内の危険物をスタッフで管理する、緊急時の連絡体制（夜間の当直医・看護師への連絡方法）を伝えます。④医師への報告：速やかに状態を報告し、自殺リスクの再評価や必要に応じた薬剤調整（頓服の追加など）を相談します。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 自殺企図の危険が高い場合、患者を決して一人にしないでください。 トイレや入浴時も、プライバシーに配慮しながら、定期的な声かけやドアを少し開けておくなどの対応を検討します。また、家族に過度な負担がかからないよう、看護師が定期的に声をかけ、家族のケアも行います。

看護プロトコル: **観察項目**: 希死念慮の有無・内容・頻度、睡眠状態、食事摂取量、行動の変化（落ち着きがない、逆に静かになるなど）、危険物の有無。 **報告基準（SBAR）**: S（状況）「A患者様が、家族に『生きている価値がない』と訴え、強い希死念慮が認められます」→ B（背景）「うつ病で入院中、本日は面会がありました」→ A（アセスメント）「自殺リスクが高まっていると判断します」→ R（提案）「至急、医師の診察と環境調整の指示をお願いします」。 **記録のポイント**: 患者の言動、家族への指導内容、講じた安全対策、医師への報告内容と指示、その後の患者の状態変化を具体的に記載します。

先輩看護師の一言: 「『生きていたくない』という言葉は、看護師にとって一番重く、そして真剣に向き合わなければならないサインです。怖がらずに、まずは患者さんの気持ちに寄り添いながら『あなたの命を守るために、今、何をすべきか』を考えて行動しましょう。国試の知識は、現場で患者さんの命を救うための地図です。この問題の『安全確保が最優先』という原則を、決して忘れないでくださいね。」

## 重要概念

- **自殺リスクアセスメント (Suicide Risk Assessment)** — 自殺の危険性を評価するプロセス。希死念慮の内容、計画性、手段の有無、過去の企図歴、社会的孤立の程度などを総合的に評価する。
- **希死念慮 (Suicidal Ideation)** — 死にたい、または自分を殺したいという考えや願望。自殺のリスク評価において最も重要なサインの一つ。
- **環境調整 (Environmental Adjustment)** — 自殺企図に使用される可能性のある危険物（刃物、薬剤、ロープなど）を患者の周囲から取り除くこと。安全管理の基本。
- **罪責感 (Guilt Feeling)** — 「自分は悪い人間だ」「家族に迷惑をかけている」という強い自責の念。うつ病の中核症状の一つで、自殺リスクを高める。
- **安全計画 (Safety Plan)** — 自殺リスクが高まった際に、患者と家族、医療者が協力してとるべき具体的な行動を事前に決めておく計画。危険物の除去、連絡先の確認、気をそらす方法などを含む。

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