# 新生児の呼吸窮迫症候群（RDS）の原因として最も関連が深いのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=370585  
> language: ja  
> subject: 周産期の異常と看護

## 問題

新生児の呼吸窮迫症候群（RDS）の原因として最も関連が深いのはどれか。

在胎28週で出生した体重1000gの超低出生体重児。出生直後から呻吟様呼吸と陥没呼吸が認められる。

## 選択肢

1. 肺サーファクタントの不足 **✔ 正解**
2. 胎便吸引
3. 気管食道瘻
4. 羊水の誤嚥
5. 横隔膜ヘルニア

**正解: 1**

## 解説

新生児呼吸窮迫症候群（RDS）は、主に早産児において肺サーファクタントが不足することで肺胞が虚脱し、進行性の無気肺と低酸素血症をきたす疾患である。サーファクタント補充療法が治療の中心となる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、新生児呼吸窮迫症候群 (Neonatal Respiratory Distress Syndrome, RDS) の原因を問うています。RDSは、主に在胎週数34週未満の早産児に発症する疾患で、その核心は肺サーファクタント (Pulmonary Surfactant)の絶対的または相対的不足です。サーファクタントは、肺胞の表面張力を低下させて肺胞の虚脱を防ぐ役割を持ちます。胎児の肺では在胎24週頃からサーファクタントの産生が始まり、35週以降に急激に増加するため、超早産児ではその産生が極めて不十分です。その結果、呼気時に肺胞が虚脱し（無気肺）、進行性の低酸素血症と高二酸化炭素血症を引き起こします。症例の在胎28週、出生体重1000gという超低出生体重児という情報からも、RDSのリスクが極めて高いことがわかります。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: 本問は、新生児呼吸窮迫症候群 (RDS)の病態生理の基礎を理解しているかを問うています。ポイントは、早産児における肺サーファクタント産生不全と、それに続く進行性無気肺 (Progressive Atelectasis)です。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ 正解は①番の「肺サーファクタントの不足」です。RDSは、サーファクタント不足により肺胞が虚脱し、肺コンプライアンスが著しく低下する疾患です。治療の第一選択はサーファクタント補充療法 (Surfactant Replacement Therapy)であり、この事実からも原因がサーファクタント不足であることは明白です。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**: 混同注意！ ②番の胎便吸引は胎便吸引症候群 (Meconium Aspiration Syndrome, MAS)の原因で、主に正期産児や過期産児にみられます。③番の気管食道瘻は、新生児の呼吸困難の鑑別疾患の一つですが、原因は先天性食道閉鎖症に伴う瘻孔であり、RDSの原因ではありません。④番の羊水の誤嚥は一過性呼吸困難（新生児一過性多呼吸など）の一因となりますが、RDSの主原因ではありません。⑤番の横隔膜ヘルニアは、腹腔内臓器が胸腔内に脱出することで肺低形成をきたし、出生直後から重篤な呼吸障害を呈しますが、病態はサーファクタント不足とは全く異なります。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: RDSと鑑別が必要な新生児の呼吸障害には、上記以外に新生児一過性多呼吸 (Transient Tachypnea of the Newborn, TTN)や先天性肺炎 (Congenital Pneumonia)などがあります。TTNは主に帝王切開児に多く、肺胞内の羊水の吸収遅延が原因であり、RDSのように進行性ではない点が異なります。

概念整理: 新生児呼吸窮迫症候群 (RDS) = 肺サーファクタント不足による進行性無気肺。在胎34週未満の早産児に好発。サーファクタント補充療法が治療の根幹。

一目で比較！:

| 疾患 | 主な原因 | 好発在胎週数 |
| --- | --- | --- |
| 呼吸窮迫症候群 (RDS) | サーファクタント不足 | 早産児 (34週未満) |
| 胎便吸引症候群 (MAS) | 胎便の誤嚥 | 正期産・過期産児 |
| 新生児一過性多呼吸 (TTN) | 肺液吸収遅延 | 正期産児 (特に帝王切開) |
| 先天性横隔膜ヘルニア (CDH) | 横隔膜欠損・肺低形成 | 正期産児 |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 出生直後からの呻吟 (grunting)、陥没呼吸 (retraction)、鼻翼呼吸 (nasal flaring)、チアノーゼ (cyanosis) などの呼吸窮迫徴候を観察。在胎週数と出生体重の確認。胸部X線で「すりガラス状陰影 (ground-glass opacity)」と「気管支透亮像 (air bronchogram)」が特徴的。
- **看護診断**: 非効果的呼吸パターン (Ineffective Breathing Pattern) / ガス交換障害 (Impaired Gas Exchange)
- **看護介入**: 保温・保湿（低体温防止）、酸素投与・呼吸管理（CPAPや人工呼吸器）、サーファクタント補充療法の実施・観察、モニタリング（SpO2, 血液ガス, バイタルサイン）、感染予防、栄養管理（経静脈栄養から経管栄養へ段階的に）。

暗記のコツ: 「RDS = 早産児の肺が未熟 (Realmente Developmental Surfactant不足)」と覚えましょう。サーファクタントは「石鹸」のような役割で、肺胞がくっつくのを防ぎます。早産児はこの「石鹸」が足りないため、肺胞が潰れてしまうのです。

国試頻出ポイント: 新生児RDSは毎年必ずといっていいほど出題されます。原因（サーファクタント不足）、治療（サーファクタント補充）、予防（出生前のステロイド投与）、鑑別疾患（MAS, TTN, 肺炎）の4点セットで押さえておきましょう。また、酸素療法による慢性肺疾患 (Bronchopulmonary Dysplasia, BPD) への移行も頻出です。

出題パターン注意！: 単純な原因を問う問題から、在胎週数や出生体重の情報を含む事例問題で「適切な看護介入はどれか」や「最も優先される観察項目はどれか」といった形で発展します。事例問題では、呼吸管理の方法やサーファクタント投与後の変化を問われることが多いです。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: NICU勤務の看護師です。在胎27週、体重950gで出生した超早産児を受け持ちます。出生直後より呻吟様呼吸と著明な陥没呼吸がみられ、経皮的酸素飽和度 (SpO2) が80%台と低値です。医師よりサーファクタント補充療法の指示が出ました。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察**: 呼吸窮迫の程度（呼吸数、陥没、呻吟、チアノーゼ）、SpO2低下、血液ガス所見（PaO2低下、PaCO2上昇）。
2. **アセスメント**: RDSによる進行性無気肺と判断。サーファクタント補充療法の適応と判断し、準備を開始。
3. **介入**: 最重要！ 気管挿管の介助とサーファクタント投与の準備（投与量の確認、薬剤の加温、投与後の体位変換の計画）。投与後は、換気状態の改善を確認（SpO2上昇、胸部エックス線の改善）。
4. **評価**: 呼吸状態の改善（呻吟消失、SpO2安定）、合併症（肺出血、気胸）の有無を確認。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
- 混同注意！ サーファクタント投与直後は一過性に気道抵抗が上昇することがあるため、換気圧のモニタリングを厳重に行います。
- 急激な酸素化改善により、肺出血や気胸のリスクが高まるため、注意深い観察が必要です。
- 長期経過では、慢性肺疾患 (Bronchopulmonary Dysplasia, BPD) への移行に注意し、酸素濃度や栄養管理を慎重に行います。

看護プロトコル: SBAR報告の例：S（状況）「在胎27週、950gの児。出生後呻吟あり。」B（背景）「RDSの診断。サーファクタント投与予定。」A（アセスメント）「SpO2低下続き、呼吸窮迫が進行している。」R（提案）「直ちに気管挿管とサーファクタント投与の準備を整えました。投与後、胸部エックス線と血液ガスの再評価をお願いします。」

先輩看護師の一言: 「超早産児のRDSは、文字通り“時間との闘い”です。サーファクタント投与はゴールではなくスタート。投与後の呼吸管理、そして慢性肺疾患に移行しないための長期的なケア計画が、私たち看護師の腕の見せどころです。常に呼吸音とモニターの数値にアンテナを張ってください！」

## 重要概念

- **肺サーファクタント** — 肺胞上皮のII型細胞から分泌されるリン脂質とタンパク質の複合体で、肺胞の表面張力を低下させ、呼気時の肺胞虚脱を防ぐ。
- **新生児呼吸窮迫症候群** — 主に早産児において肺サーファクタントが不足することで発症する進行性の呼吸障害。肺胞の虚脱（無気肺）と低酸素血症を特徴とする。
- **サーファクタント補充療法** — 人工的に合成または動物由来のサーファクタントを気管内に投与し、不足したサーファクタントを補充する治療法。RDSの標準的治療。
- **無気肺** — 肺胞が虚脱し、含気が減少した状態。RDSでは、サーファクタント不足によりびまん性に無気肺が進行する。
- **慢性肺疾患 (Bronchopulmonary Dysplasia, BPD)** — 新生児期の人工呼吸療法や酸素療法の長期化に伴い発症する慢性呼吸器疾患。超早産児のRDSの重要な合併症の一つ。

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