# 頸管無力症の診断と治療に関する記述で正しいのはどれか?

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=370465  
> language: ja  
> subject: 周産期の異常と看護

## 問題

頸管無力症の診断と治療に関する記述で正しいのはどれか?

## 選択肢

1. 診断は妊娠初期の超音波検査で行う
2. 子宮頸管長が30mm以上で診断される
3. 治療として子宮頸管縫縮術(マクドナルド法)を行う **✔ 正解**
4. 治療はマグネシウム静脈注射が第一選択である
5. 安静臥床のみで自然治癒することが多い

**正解: 3**

## 解説

頸管無力症の治療は子宮頸管縫縮術(マクドナルド法やシロッカー法)が行われる。診断は妊娠中期の超音波検査で子宮頸管長が25mm未満の場合に疑われる。マグネシウムは切迫早産の子宮収縮抑制に使用される。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、頸管無力症 (Cervical Incompetence / Cervical Insufficiency) の診断基準と治療法に関する知識を問うています。頸管無力症は、妊娠中期に痛みを伴わずに子宮頸管が無痛性に開大・短縮し、最終的に流産や早産に至る病態です。この疾患の本質は「子宮頸管の構造的脆弱性」であり、子宮収縮が原因ではないことを理解することが、正しい治療法の選択につながります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ ③の「治療として子宮頸管縫縮術（マクドナルド法）を行う」が正解です。子宮頸管縫縮術 (Cervical Cerclage) は、弱くなった子宮頸管を物理的に縫い縮めることで、子宮内容物の脱出を防ぎ、妊娠を継続させるための外科的治療法です。代表的な術式として、マクドナルド法 (McDonald Cerclage) とシロッカー法 (Shirodkar Cerclage) があり、いずれも頸管無力症の第一選択治療です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ①番「診断は妊娠初期の超音波検査で行う」は誤りです。頸管無力症の診断は、通常妊娠中期（14～28週頃）に、超音波検査で 子宮頸管長が25mm未満 であることや、内子宮口の開大（funneling：漏斗状変化）を認めることで行われます。妊娠初期（12週未満）は頸管長の評価が標準化されておらず、診断の対象とはなりません。

②番「子宮頸管長が30mm以上で診断される」は誤りです。正常な妊娠中期の子宮頸管長は30～40mm程度とされます。診断基準は 25mm未満 が一般的なカットオフ値であり、30mm以上では頸管無力症は否定されます。

④番「治療はマグネシウム静脈注射が第一選択である」は誤りです。硫酸マグネシウム (Magnesium Sulfate) は子宮収縮抑制薬（Tocolytics）の一つであり、切迫早産（Preterm Labor）における子宮収縮の抑制に使用されます。頸管無力症は子宮収縮を伴わないため、マグネシウムの適応とはなりません。

⑤番「安静臥床のみで自然治癒することが多い」は誤りです。頸管無力症は解剖学的・構造的な異常であり、安静臥床のみで自然に改善することは稀です。安静は補助的ケアとして推奨されることはありますが、治療の主体は外科的縫縮術です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

頸管無力症と混同注意！ 切迫早産 (Threatened Premature Labor) は、どちらも妊娠中期～後期に流早産のリスクをもたらす点で類似しますが、病態が全く異なります。頸管無力症は「痛みのない頸管開大」、切迫早産は「規則的な子宮収縮とそれに伴う頸管変化」が主体です。治療も、前者が外科的縫縮術、後者が薬物的子宮収縮抑制（リトドリン、マグネシウムなど）と大きく異なります。

概念整理

| 疾患 | 病態 | 症状 | 治療 |
| --- | --- | --- | --- |
| 頸管無力症 | 頸管の構造的脆弱性 | 無痛性の頸管開大・短縮 | 子宮頸管縫縮術（外科的） |
| 切迫早産 | 子宮収縮の異常亢進 | 規則的な腹痛（陣痛） | 子宮収縮抑制薬（薬物的） |

一目で比較！

| 治療法 | 適応疾患 | 作用機序 |
| --- | --- | --- |
| 子宮頸管縫縮術 (Cerclage) | 頸管無力症 | 頸管を物理的に閉鎖・補強 |
| 硫酸マグネシウム静注 | 切迫早産・妊娠高血圧症候群 | 子宮筋弛緩・中枢神経抑制 |
| リトドリン静注 | 切迫早産 | β2受容体刺激による子宮筋弛緩 |

看護過程ポイント

**アセスメント**: 妊娠中期の妊婦で、無痛性の腟分泌物増加、腟内圧迫感、内診での頸管開大所見がないか確認。超音波検査での頸管長測定結果を評価。

**看護診断**: 「妊娠継続困難に関連する不安」、「流早産リスク状態」

**計画・実施**: 術後は感染兆候（発熱、悪臭のする帯下、子宮圧痛）の厳重な観察。安静度の指示を守り、過度な腹圧がかかる動作（いきみ、重いものを持ち上げる）を避ける指導。

**評価**: 子宮頸管長の維持、感染徴候の有無、妊娠週数の継続。

暗記のコツ

「頸管無力症＝子宮の入り口（頸管）が弱くて緩んでしまう」とイメージし、治療は「縫って閉じる（Cerclage）」と覚えましょう。一方、「切迫早産＝お腹（子宮）が張って痛い」とイメージし、治療は「張りを取る薬（子宮収縮抑制薬）」とセットで覚えると混同しにくいです。

国試頻出ポイント

国試では、「頸管無力症の治療は？」という単純知識問題に加え、「妊娠中期の無痛性頸管開大の症例で、まず考える診断は？」という状況設定問題で出題されます。また、切迫早産の治療薬（リトドリン、マグネシウム）との鑑別も頻出です。

出題パターン注意！

「妊娠24週の初産婦。健診で子宮頸管長20mm、内子宮口の開大を認める。子宮収縮はない。この患者への対応として適切なのはどれか？」という問題では、子宮収縮がない という情報から、切迫早産ではなく頸管無力症を疑い、子宮頸管縫縮術の適応を判断する必要があります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

妊娠22週の経産婦Aさん。定期健診の超音波検査で、子宮頸管長が22mmと短縮し、内子宮口の開大（funneling）が認められました。Aさんは「お腹の張りや痛みは全くない」と話しています。医師より頸管無力症と診断され、緊急で子宮頸管縫縮術（マクドナルド法）が行われることになりました。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **術前看護**: Aさんに「なぜ手術が必要か（赤ちゃんを落とさないように子宮の入り口を縫い縮めること）」、「手術後の安静の必要性」をわかりやすく説明し、不安を軽減します。バイタルサイン (Vital Signs) を測定し、感染徴候（発熱、CRP上昇）の有無を確認します。

2. **術後看護（最優先）**: 最重要！ 感染兆候の早期発見 が最も重要です。縫合部位からの上行性感染は、切迫流早産や絨毛膜羊膜炎（Chorioamnionitis）を引き起こすため、体温・悪寒・子宮圧痛・帯下の性状（色、匂い、量）を厳重に観察します。37.5℃以上の発熱や悪臭のある帯下 は感染のサインです。

3. **長期管理**: 術後は安静度の指示を遵守します。自宅退院後も、過度の運動、長時間の立位、性交渉、重いものを持ち上げる動作を避ける生活指導を行います。週1回程度の頸管長測定で経過観察を行います。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

禁忌: 子宮頸管縫縮術は、前期破水（PROM）や絨毛膜羊膜炎が疑われる場合、児の形態異常がある場合、子宮収縮がすでに始まっている場合は禁忌となります。術前にこれらの合併症がないことを必ず確認します。

看護プロトコル

**観察項目**: バイタルサイン（特に体温）、帯下の量・色・匂い、子宮収縮の有無（触診と自覚症状）、腹部の張り具合、胎動の変化。

**報告基準（SBAR）**:

S (Situation): 「Aさん、術後2日目、37.8℃の発熱と黄色い帯下の増量があります。」

B (Background): 「頸管無力症に対しマクドナルド法を施行。感染予防に抗菌薬投与中です。」

A (Assessment): 「絨毛膜羊膜炎の可能性が疑われます。早急な医師の評価が必要です。」

R (Recommendation): 「腟内培養と血液培養の採取、抗菌薬の変更の検討をお願いします。」

**記録のポイント**: 頸管長の数値、内子宮口開大の有無（funnelingの有無）、手術日と術式、術後の感染兆候の有無と経時的変化、安静度の遵守状況。

先輩看護師の一言

「頸管無力症の患者さんで一番怖いのは、術後の感染です。『お腹が張らないから大丈夫』と思っている患者さんも多いですが、術後は『熱が出てないか、帯下の匂いや色はおかしくないか』を必ずチェックしましょう。そして、国試の勉強では『無痛性の頸管開大＝頸管無力症、痛みを伴う子宮収縮＝切迫早産』という違いをきちんと整理してください。この違いが治療法の選択に直結します！」

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