# 3歳の幼児が誤ってタバコを食べた可能性があり、母親が電話で相談してきた。母親は「子どもがタバコを口に入れて噛んでいたが、飲み込んだかどうかわからない」と話している。看護師の対応として適切なのはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369813  
> language: ja  
> subject: 健康障害の病期別の小児と家族の看護

## 問題

3歳の幼児が誤ってタバコを食べた可能性があり、母親が電話で相談してきた。母親は「子どもがタバコを口に入れて噛んでいたが、飲み込んだかどうかわからない」と話している。看護師の対応として適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 自宅で吐かせるように指示する
2. すぐに医療機関を受診するよう指示する **✔ 正解**
3. 活性炭を自宅で飲ませるように指示する
4. 牛乳を飲ませるように指示する
5. 24時間経過を観察するよう指示する

**正解: 2**

## 解説

タバコ誤飲はニコチン中毒を引き起こす可能性があり、特に幼児では少量でも重篤な症状（嘔吐、痙攣、呼吸抑制）を呈することがある。飲み込んだかどうか不明な場合や、噛んだだけでも口腔粘膜から吸収されるため、必ず医療機関を受診させる必要がある。吐かせることは誤嚥のリスクがあり禁忌である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、タバコ誤飲 (Cigarette Ingestion) による ニコチン中毒 (Nicotine Poisoning) への対応を問う、**小児看護学 (Pediatric Nursing)** および **救急看護 (Emergency Nursing)** の重要なテーマです。最重要！ タバコ誤飲は、特に体重の軽い幼児では、少量のニコチンでも重篤な症状（嘔吐、痙攣、呼吸抑制、意識障害）を引き起こす可能性があります。経口摂取だけでなく、口腔粘膜からの吸収も考慮する必要があります。したがって、飲み込んだかどうか不明な場合、または噛んだだけの場合でも、必ず医療機関を受診させ、医師の診察と処置を受ける必要があります。家庭での対応には限界があり、リスクを伴うため、**迅速な受診指示**が最も適切です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:

最重要！ タバコ誤飲は ニコチン中毒のリスクがあり、症状が急速に進行する可能性があります。特に幼児では、痙攣や呼吸抑制などの重篤な症状を引き起こす可能性があるため、観察だけでは不十分です。必ず医療機関を受診させ、医師の判断のもとで適切な処置（胃洗浄、活性炭投与、モニタリングなど）を受ける必要があります。電話相談では状況を完全に把握できないため、安全を最優先に考えます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

① 混同注意！ 「自宅で吐かせる」は 禁忌です。誤嚥（Aspiration）のリスクがあり、吐いたものを気道に詰まらせる可能性があります。また、ニコチンの吸収を促進する可能性も否定できません。吐かせる処置は医療機関で医師の判断のもとに行われます。

③ 混同注意！ 活性炭（Activated Charcoal）は医療機関で投与されるもので、家庭で飲ませる指示はできません。誤嚥のリスクや、正しい投与量・タイミングの判断ができません。

④ 混同注意！ 牛乳を飲ませることは、一部の誤飲（例えば、酸やアルカリ）で用いられることがありますが、タバコ誤飲に対しては推奨されません。ニコチンの吸収を促進する可能性があり、有効性は確認されていません。

⑤ 「24時間経過を観察する」は、症状が出現するまで待つことを意味し、非常に危険です。症状が出てからでは遅れる可能性があります。特に幼児は症状が急変しやすく、早期対応が必須です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

小児の誤飲（Accidental Ingestion）全般の対応原則として、**家庭での催吐は禁忌**であること、**原因物質と量を特定**することが重要です。タバコ誤飲では、ニコチン含有量（タバコの本数、種類、吸い殻かどうか）を確認します。また、誤飲した物質によって対応が異なります（例：ボタン電池は緊急内視鏡、漂白剤は牛乳、油類は禁忌など）。中毒情報センターへの相談も有効な手段です。

概念整理: タバコ誤飲によるニコチン中毒は、特に幼児（低体重）で重篤化しやすい。ニコチンは口腔粘膜・消化管から速やかに吸収され、中枢神経系および心血管系に影響を与える。症状は嘔吐・顔面蒼白から、痙攣・呼吸抑制・意識障害へと進行する。対応は絶対に家庭で処置せず、すぐに医療機関を受診させること。

一目で比較！:

| 誤飲物質 | 家庭での初期対応 | 注意点 |
| --- | --- | --- |
| タバコ | 何も与えず、すぐに医療機関へ | ニコチン中毒のリスク。吐かせない |
| ボタン電池 | すぐに医療機関へ（緊急内視鏡） | 食道・胃の腐食・穿孔のリスク。はちみつなどは与えない（最近のガイドライン） |
| 漂白剤（次亜塩素酸） | 牛乳または水を飲ませる | 吐かせない。酸・アルカリによる食道損傷を防ぐ |
| 石油製品（灯油、ベンジン） | 何も与えず、すぐに医療機関へ | 吐かせるのは禁忌（誤嚥性肺炎） |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 誤飲した物質、量、経過時間、子どもの現症状（意識レベル、呼吸状態、嘔気の有無）、母親の不安レベル。**看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 【非効果的健康維持】【危険性のある家族状況】【誤嚥リスク状態】。**計画・実施**: 母親への緊急受診指示、受診時の持参物（誤飲したタバコの現物、タバコの箱）、救急外来への連絡。**評価**: 母親が指示を理解し、速やかに行動できたか、子どもの安全が確保されたか。

暗記のコツ: 「タバコ誤飲は、即・病院！」と覚えましょう。理由はニコチン中毒のスピードと危険性です。「吐かせる」「様子を見る」「牛乳を飲ませる」など、家庭で何かしようとする選択肢は全て誤り。例外なく「すぐに医療機関へ」が唯一の正解です。

国試頻出ポイント: 小児の救急対応として、誤飲（特にタバコ、ボタン電池、漂白剤）は頻出テーマです。「吐かせる」が禁忌であること、物質によって初期対応が異なること、迅速な医療機関受診が原則であることを押さえておきましょう。また、母親への具体的な指示内容（何を持っていくか、どう行動するか）も問われる可能性があります。

出題パターン注意！: 単純な知識問題（「タバコ誤飲で最初にするべきことは？」）から、状況設定問題（「母親が電話で相談してきた。あなたはどう答える？」）に発展します。さらに、複数の物質が混ざった場合や、子どもの年齢・体重を考慮した問題も出題される可能性があります。常に「安全第一・最小侵襲・迅速対応」の原則を意識しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:

救急外来に、3歳男児が母親に連れられて来院。母親は「家のタバコを口に入れて噛んでいた。飲み込んだかどうかはわからない。電話で看護師に相談して、すぐに来るように言われた」と話す。来院時、子どもは機嫌良く遊んでいるが、少し落ち着きがない。バイタルサインは安定している。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1. **観察 (Observation)**: 意識レベル (JCS: Japan Coma Scale)、呼吸状態（呼吸数、努力呼吸の有無、SpO2）、バイタルサイン（心拍数、血圧）、嘔気・嘔吐の有無、顔色（蒼白・発汗の有無）、痙攣の有無を確認。

2. **アセスメント (Assessment)**: 症状がなくても、タバコ誤飲によるニコチン中毒症状は誤飲後30分〜4時間で出現することが多い。現在症状がなくても、経過観察と処置が必要。

3. **報告 (Report)**: SBAR（Situation: タバコ誤飲疑い、Background: 3歳男児、噛んだ可能性、Assessment: 現在無症状だが経過観察中、Recommendation: 医師の診察と胃洗浄/活性炭投与の適応判断）で医師に報告。

4. **介入 (Intervention)**: 医師の指示のもと、必要に応じて胃洗浄や活性炭投与を準備。静脈路確保の準備。バイタルサインのモニタリング継続。

5. **評価 (Evaluation)**: 症状の出現の有無を経時的に評価。症状が出現した場合は、さらに積極的な治療（抗痙攣薬、呼吸管理など）を検討。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 誤嚥予防：吐かせない。胃洗浄・活性炭投与時は気道確保に注意。感染対策：標準予防策（スタンダードプリコーション）。家族への説明：経過観察の必要性、退院後の注意事項（症状再出現時の対応）をわかりやすく伝える。

看護プロトコル: **観察項目**: 意識レベル、呼吸状態、バイタルサイン、嘔気・嘔吐、顔色、発汗、痙攣の有無。**報告基準（SBAR）**: 状況、背景、アセスメント、推奨を明確に。**記録のポイント**: 誤飲したタバコの種類・本数、経過時間、来院時の状態、行った処置、家族への説明内容。**家族への説明**: 「お子さんは今は落ち着いていますが、タバコの成分で症状が出ることがあります。このまま病院でしばらく経過を観察しますね。何かあればすぐにお知らせください。」と、安心させつつ注意を促す。

先輩看護師の一言: 「誤飲対応の鉄則は『すぐに病院』です！特にタバコは、子どもが噛んだだけでも口腔から吸収されて症状が出ます。『少しなら大丈夫』は絶対にダメ。国試でも、現場でも、この原則を忘れずに！電話相談では、母親の不安を和らげつつ、具体的な行動（持っていくもの、交通手段など）まで指示できるとベストです。」

## 重要概念

- **誤飲 (Accidental Ingestion)** — 誤って異物や薬品を口にすること。小児では頻繁に発生し、緊急対応が必要な場合がある。
- **ニコチン中毒 (Nicotine Poisoning)** — タバコに含まれるニコチンの過剰摂取により生じる中毒症状。嘔吐、痙攣、呼吸抑制、意識障害などを引き起こす。
- **活性炭 (Activated Charcoal)** — 消化管内の毒物を吸着し、体内への吸収を防ぐために用いられる医療用炭剤。誤飲治療で使用される。
- **催吐 (Induced Vomiting)** — 吐かせる処置。誤飲時には誤嚥のリスクが高く、家庭での催吐は禁忌とされている。
- **SBAR** — 医療現場で用いられる情報伝達のフレームワーク。Situation（状況）、Background（背景）、Assessment（評価）、Recommendation（推奨）の頭文字をとったもの。

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