# 4歳の女児が、熱性けいれんの既往があり、今回39.0℃の発熱時に全身性の強直間代性けいれんを起こした。けいれんは3分で自然に停止したが、意識がもうろうとしている。母親が「またけいれんが起きたらどうしよう」と不安を訴えている。この母親への看護で最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369811  
> language: ja  
> subject: 健康障害の病期別の小児と家族の看護

## 問題

4歳の女児が、熱性けいれんの既往があり、今回39.0℃の発熱時に全身性の強直間代性けいれんを起こした。けいれんは3分で自然に停止したが、意識がもうろうとしている。母親が「またけいれんが起きたらどうしよう」と不安を訴えている。この母親への看護で最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 熱性けいれんは脳に後遺症を残すことを伝える
2. 今後は保育園を休ませるように勧める
3. けいれんが起きた時の対応方法を具体的に指導する **✔ 正解**
4. けいれんの予防には解熱薬の内服が重要だと説明する
5. 次回からは救急車を呼ぶように指導する

**正解: 3**

## 解説

母親の不安は「けいれん再発時の対処法がわからない」ことに起因する。具体的な対応方法（側臥位にする、口の中に物を入れない、時間を計測するなど）を指導することで、母親の不安を軽減し、適切な対応が可能となる。解熱薬の予防効果は限定的であり、後遺症の説明は不適切。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、熱性けいれん (Febrile Seizure) の患児をもつ母親への看護、特に「不安への対応」と「具体的な行動支援」の優先順位を問うています。母親の不安は「またけいれんが起きたらどうしよう」という 再発時の対処法の不確かさ に起因しています。最も重要なのは、母親が適切な行動をとれるように具体的な知識とスキルを提供し、自己効力感を高めることです。

1.  ****核心概念の分析 (Key Concept)****: 熱性けいれん (Febrile Seizure) は、生後6ヶ月から5歳までの乳幼児に多く、発熱に伴って生じるけいれんで、脳への器質的障害は通常残しません。単純型（全身性、15分未満、24時間以内に1回のみ）と複雑型（部分発作、15分以上、24時間以内に複数回）に分類されます。本症例は全身性、3分で停止しており単純型と推測されます。母親の不安は、発作への恐怖 (Fear of Seizure) と、対処不能感 (Feeling of Inability to Cope) から生じます。

2.  ****正解の根拠 (Answer Rationale)****: 最重要！ ③番「**けいれんが起きた時の対応方法を具体的に指導する**」が最も適切です。母親の不安の根源は「具体的な対処法を知らないこと」です。けいれん時の対応（側臥位、時間の計測、口に物を入れない、周囲の安全確保、救急要請のタイミング）を具体的に指導することで、母親は「自分にもできる」という自信を持ち、不安が軽減されます。これは、看護診断 不安 (Anxiety) に対する最優先の介入です。

3.  ****誤答の分析 (Distractor Analysis)****:
- ①番「熱性けいれんは脳に後遺症を残すことを伝える」: 混同注意！ 単純型熱性けいれんは、脳に後遺症を残さないことがほとんどです。誤った情報で母親の不安をさらに増強させるため、不適切です。
- ②番「今後は保育園を休ませるように勧める」: 熱性けいれんの予防に、日常生活を過度に制限する必要はありません。発熱時は休ませることが一般的ですが、発熱がなければ通常通りの生活が可能であり、「休ませるように勧める」のは過剰な指示です。
- ④番「けいれんの予防には解熱薬の内服が重要だと説明する」: 混同注意！ 解熱薬 (Antipyretic) は発熱による不快感を和らげる効果はありますが、熱性けいれんの発症そのものを予防するエビデンスは限定的です。「予防には重要」と断言するのは誤った情報です。ジアゼパム坐剤の予防的使用など、医師の指示に基づく対応が必要です。
- ⑤番「次回からは救急車を呼ぶように指導する」: 今回は3分で自然停止しており、意識も戻りつつあります。発作が5分以上続く場合、呼吸状態が悪い場合、意識が戻らない場合など、明確な基準を伝えずに「毎回救急車を呼ぶ」ように指導するのは不適切です。むしろ、救急要請の判断基準を具体的に指導する必要があります。

4.  ****関連概念の整理 (Related Concepts)****:
- 混同注意！ 熱性けいれん と てんかん (Epilepsy) の鑑別。熱性けいれんは発熱に伴い、年齢制限があり、通常は脳波異常を伴いません。てんかんは発熱がなくても繰り返し発作が生じます。
- けいれん発作時の看護：まずは「安全の確保（転落防止、周囲の危険物除去）」と「気道確保（側臥位）」です。「口に物を入れる」は、歯牙損傷や窒息のリスクがあるため禁忌です。
- 母親への指導：発作時の対応に加え、発熱時の観察（体温、機嫌、食欲）、受診のタイミング（発熱が続く、機嫌が悪いなど）も併せて指導します。

概念整理: **熱性けいれん (Febrile Seizure)** の親への看護は「不安の軽減」と「具体的な対処能力の向上」が二本柱です。

- 病態理解: 単純型は予後良好、後遺症は通常なし。
- 看護介入: 発作時の具体的な対応方法（側臥位、時間測定、口に物を入れない、救急要請の判断基準）を伝えることで、親の自己効力感を高め、不安を軽減します。

一目で比較！: **熱性けいれんの親への指導で「してはいけないこと」**

| 誤った指導 | 適切な指導 |
| --- | --- |
| 「脳に後遺症が残る」と伝える | 「ほとんどの場合、後遺症は残らない」と伝える |
| 「解熱薬で予防できる」と断言する | 「解熱薬は熱を下げるが、けいれん予防効果は限定的」と伝える |
| 「必ず救急車を呼んで」と指導する | 「5分以上続く、意識が戻らないなど、具体的な基準を伝える」 |
| 「口に箸などを入れなさい」と指導する | 「口の中に物を絶対に入れないでください」と指導する |

看護過程ポイント:

- **アセスメント**: 母親の不安の内容（「何が一番怖いのか？」）、具体的な対処法の知識レベル、発作の経過（持続時間、発作型、意識状態）。
- **看護診断**: 不安 (Anxiety) / 非効果的健康維持 (Ineffective Health Maintenance)
- **計画**: 母親が発作時の対応手順を口頭または実演で説明できる。
- **実施**: パンフレット等を用いた具体的な指導、モデル人形を用いた実演指導。
- **評価**: 「もしまたけいれんが起きたら、まず何をしますか？」と質問し、母親が適切に答えられるか確認する。

暗記のコツ: 「熱性けいれんの親対応、基本は3つ！」

① **安心**（「後遺症はほとんどない」）

② **知識**（「具体的な対処法」）

③ **行動**（「救急車を呼ぶ基準」）

この3つをセットで覚えましょう！

国試頻出ポイント: 熱性けいれんは頻出テーマです。特に「母親への指導内容」と「発作時の対応」は、事例形式でよく出題されます。解熱薬の予防効果が限定的であること、口に物を入れてはいけないことは絶対に覚えておきましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 「小児病棟で、4歳の女児が39.2℃の発熱で入院してきました。夜間、母親から『もしまたけいれんが起きたらどうしよう…一人で夜中にパニックになりそう』と涙ながらに相談されました。あなたは夜勤の看護師です。どのように対応しますか？」
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1.  **観察**: まず母親の表情、声のトーン、具体的に何を怖がっているのかを傾聴します。

2.  **アセスメント**: 「対処法がわからない」という根源的な不安があると判断。単純型熱性けいれんの予後良好な経過を説明し、まず安心させます。

3.  **報告**: 医師に母親の状態を報告し、必要に応じてジアゼパム坐剤の予防的使用などについて確認します。

4.  **介入**: 最重要！ 実際にベッドサイドで、模型やパンフレットを用いて具体的な発作時対応を指導します。「まずお子さんを横にして横向きに寝かせる（側臥位）、次に時計を見て時間を計る、口には何も入れないで、5分以上続いたらナースコールを押してください。必ず私がすぐに来ますからね」と、具体的で実行可能な指示を伝えます。

5.  **評価**: 「もしまたけいれんが起きたら、まず何をしますか？」と復唱してもらい、理解度を確認します。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:

- 転落防止: 発熱時はベッド柵を上げ、ベッドの高さを低くします。
- 誤嚥防止: 発熱時は哺乳や食事の量を調節し、嘔吐に備えます。
- 禁忌事項: 発作中に口にタオルや箸を入れない。これは窒息や歯牙損傷のリスクがあります。

看護プロトコル:

- **観察項目**: 体温（発熱のパターン）、発作の有無（持続時間、発作型、意識状態）、母親の不安度（表情、発言）。
- **報告基準 (SBAR)**: Situation（発熱中の患児、母親が不安を訴えている）、Background（熱性けいれんの既往）、Assessment（母親の不安は対処法の無知に起因）、Recommendation（発作時対応の具体的指導の実施と、医師からの予防的坐剤の指示確認）。
- **記録のポイント**: 母親への指導内容（側臥位、時間測定、口に物を入れない、救急要請基準）、母親の反応（理解度、表情の変化）、指導後の母親の状態。

先輩看護師の一言: 「熱性けいれんの親御さんは、初めて見る我が子のけいれんに本当に恐怖を感じます。国試では『正しい知識を伝える』ことが正解ですが、現場ではそれに加えて『大丈夫、あなたならできる』という共感と励ましが最も大切です。具体的な手順を一緒に確認することで、親御さんは『看護師さんがいるから安心』から『自分にもできる』という自信に変わっていきます。それが、小児看護の醍醐味です！」

## 重要概念

- **熱性けいれん** — 生後6ヶ月から5歳までの乳幼児に、発熱に伴って生じるけいれん。通常、脳に器質的障害を残さない。
- **不安** — 漠然とした危険や脅威に対する感情的反応。本症例では、再発への恐怖と対処不能感から生じている。
- **側臥位** — けいれん発作時の気道確保と誤嚥予防に最も有効な体位。横向きに寝かせる。
- **ジアゼパム坐剤** — 熱性けいれんの予防や発作抑制に使用される薬剤。医師の指示のもとで使用する。
- **自己効力感** — 「自分はできる」という信念。具体的な対処法を指導することで、母親の自己効力感が高まり不安が軽減する。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

