# 1歳の乳児が、急性喉頭炎 (クループ症候群) のため入院した。特徴的な症状として適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369806  
> language: ja  
> subject: 健康障害の病期別の小児と家族の看護

## 問題

1歳の乳児が、急性喉頭炎 (クループ症候群) のため入院した。特徴的な症状として適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 腹部膨満と下痢
2. 呼気性喘鳴と呼吸困難
3. 湿性咳嗽と多量の喀痰
4. 犬吠様咳嗽と吸気性喘鳴 **✔ 正解**
5. 発熱と全身性の発疹

**正解: 4**

## 解説

クループ症候群 (急性喉頭炎) は、声門下腔の浮腫により特徴的な犬吠様咳嗽と吸気性喘鳴 (ストライダー) を呈する。夜間に症状が増強することが多く、重症化すると呼吸困難をきたす。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、急性喉頭炎（クループ症候群）の特徴的な症状を問うています。小児の上気道閉塞による呼吸障害の病態を理解することが鍵となります。クループ症候群は、特に声門下腔（声帯より下部）の浮腫と狭窄により、特徴的な咳嗽と呼吸音を呈します。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 正解は④の「犬吠様咳嗽と吸気性喘鳴」です。クループ症候群では、声門下腔の狭窄により、吸気時に狭窄部位がさらに狭くなるため、吸気性喘鳴（吸気性ストライダー：Inspiratory Stridor）が聴取されます。また、アザラシや犬が吠えるような特徴的な「犬吠様咳嗽（Barking Cough / Croup Cough）」が出現します。これは声帯付近の浮腫によるもので、クループ症候群の診断において非常に特異的な所見です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
① 混同注意！ 腹部膨満と下痢は、主に消化器系の感染症（急性胃腸炎など）で見られる症状です。クループ症候群は上気道の疾患であり、消化器症状は典型的ではありません。
② 混同注意！ 呼気性喘鳴（Expiratory Wheeze）は、気管支喘息や細気管支炎など、下部気道の閉塞性疾患に特徴的です。クループ症候群では、狭窄部位が声門下腔であるため、主に吸気性の喘鳴が聴取されます。
③ 湿性咳嗽と多量の喀痰は、気管支炎や肺炎など、気道に炎症と分泌物が貯留する疾患で見られます。クループ症候群は、主に浮腫による狭窄であり、湿性咳嗽や多量の喀痰は特徴的ではありません。
⑤ 発熱と全身性の発疹は、麻疹や水痘などのウイルス性発疹症の症状です。クループ症候群は発熱を伴うことがありますが、全身性の発疹は合併症がない限り見られません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
小児の呼吸困難の原因として、クループ症候群（急性喉頭炎）と急性喉頭蓋炎（Epiglottitis）の鑑別は非常に重要です。急性喉頭蓋炎は、声門上部（喉頭蓋）の炎症と浮腫による閉塞で、急激な呼吸困難と発熱、よだれ（嚥下困難）、静かな吸気性喘鳴を特徴とします。クループ症候群が夜間に増悪するのに対し、急性喉頭蓋炎は急速に進行し、窒息のリスクが高いため、気管挿管の準備が必要となります。両者の違いを明確にしておきましょう。

概念整理: クループ症候群（急性喉頭炎）は、ウイルス感染（パラインフルエンザウイルスなど）が原因で起こる、声門下腔の浮腫と狭窄による上気道閉塞疾患です。特徴的な症状は犬吠様咳嗽と吸気性喘鳴（ストライダー）です。

一目で比較！:

| 疾患 | 咳嗽の特徴 | 喘鳴の特徴 | 閉塞部位 |
| --- | --- | --- | --- |
| クループ症候群 | 犬吠様咳嗽（Barking Cough） | 吸気性喘鳴（Inspiratory Stridor） | 声門下腔（Subglottic Space） |
| 気管支喘息 | 発作性咳嗽 | 呼気性喘鳴（Expiratory Wheeze） | 気管支（Bronchi） |
| 急性喉頭蓋炎 | 咳嗽は少ない（静か） | 吸気性喘鳴（進行が急速） | 喉頭蓋（Epiglottis） |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 呼吸状態（呼吸数、陥没呼吸、鼻翼呼吸、SpO2）、咳嗽の性状、喘鳴の種類（吸気性か呼気性か）、全身状態（意識レベル、顔色）。**看護診断**: 気道閉塞に関連する非効果的気道クリアランス、または呼吸パターン障害。**計画・実施**: 体位（上半身挙上）、加湿した酸素投与（クループテントの準備）、鎮静（不必要な啼泣を避ける）、ステロイド薬やアドレナリン吸入の準備。**評価**: 呼吸困難の軽減、SpO2の改善、喘鳴の減少。

暗記のコツ: 「クループ＝犬の吠えるような咳」とイメージしましょう。犬が「ワン！」と吠えるときは息を吸う時です。つまり「吸気性の喘鳴」と「犬吠様咳嗽」はセットで覚えられます。

国試頻出ポイント: クループ症候群の特徴的な症状（犬吠様咳嗽、吸気性喘鳴）を、気管支喘息（呼気性喘鳴）や急性喉頭蓋炎（静かな喘鳴、よだれ）と区別して問われることが頻出です。また、夜間に症状が増悪する点も重要なポイントです。

出題パターン注意！: 「1歳の乳児が夜間に突然、犬が吠えるような咳と呼吸困難で来院した」という典型的な事例問題として出題されます。鑑別疾患（気管支喘息、異物誤嚥）との違いを問う形に発展することもあります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
実際の小児病棟では、クループ症候群で入院した乳幼児の呼吸状態の変化に細心の注意を払います。

- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 「1歳2ヶ月の男児。夕方から咳が始まり、夜間0時に突然、『コンコン』という犬が吠えるような咳で目覚め、息を吸う時に『ヒュー』という音が聞こえ、顔色が悪くなったため救急外来を受診。クループ症候群と診断され入院。入院時、体温37.8℃、呼吸数40回/分、心拍数140回/分、SpO2 94%（室内気）。軽度の陥没呼吸あり。」
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まずは気道確保と呼吸状態の評価が最優先です。観察 → アセスメント → 報告 → 介入 → 評価の流れで考えます。
1. **観察**: 呼吸数、陥没呼吸（鎖骨上、胸骨上、肋間、季肋部）の有無、喘鳴の大きさ（聴診）、SpO2、意識レベル、顔色、咳嗽の頻度と性状、チアノーゼの有無を観察します。
2. **アセスメント**: SpO2 92%未満、著明な陥没呼吸、意識レベルの低下（傾眠傾向）、チアノーゼ出現は重症化のサインです。
3. **報告**: 医師にSBARで報告します（状況：「クループ症候群の〇〇くん、呼吸状態が悪化しています」、背景：「入院時より陥没呼吸あり」、アセスメント：「SpO2が90%に低下、頻呼吸が増強、吸気性喘鳴が大きくなっています。重症化している可能性があります」、推奨：「アドレナリン吸入の適応と、酸素投与の増量について指示を仰ぎたいです」）。
4. **介入**: 指示に基づき、加湿酸素投与（クループテントやフェイスマスク）、アドレナリン吸入（血管収縮作用による浮腫軽減）、ステロイド薬（デキサメタゾン）の投与を準備・実施します。不必要な刺激（採血など）は避け、母親が抱っこするなど、児が安心できる環境を整えます。
5. **評価**: 介入後の呼吸状態の改善（SpO2上昇、呼吸数減少、陥没呼吸軽減）を経時的に評価します。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 混同注意！ クループ症候群の重症化は夜間から早朝にかけて起こりやすいため、夜間帯の観察を怠らないようにしましょう。また、異物誤嚥との鑑別も重要です。急に発症した場合は、異物による気道閉塞の可能性も考慮し、問診と観察を丁寧に行います。気管挿管が必要となる重症例は稀ですが、常に準備を整えておくことが安全な看護につながります。

看護プロトコル: クループスコア（Westley Croup Score）を用いた客観的な重症度評価を習得しておくと、状態変化を伝える際に有効です（意識レベル、チアノーゼ、咳嗽、吸気性喘鳴、陥没呼吸の各項目をスコア化）。

先輩看護師の一言: 「小児の呼吸困難は進行が速いので、『いつもと違う』を見逃さないでください。特に夜間は、『さっきまで寝ていたのに、急に苦しそうな咳で起きた』という母親の言葉がとても重要です。国試では症状を覚えるだけでなく、『なぜ夜間に増悪するのか』『なぜ吸入ステロイドが効くのか』という病態生理を理解することが、安全な看護につながります！」

## 重要概念

- **クループ症候群 (Croup Syndrome)** — 急性喉頭炎とも呼ばれ、声門下腔の浮腫により吸気性喘鳴と犬吠様咳嗽を呈するウイルス性上気道閉塞疾患。
- **犬吠様咳嗽 (Barking Cough)** — クループ症候群に特徴的な、アザラシや犬が吠えるような乾性咳嗽。
- **吸気性喘鳴 (Inspiratory Stridor)** — 吸気時に狭窄部位が陰圧でさらに狭くなることで生じる、笛のような呼吸音。クループ症候群で聴取される。
- **声門下腔 (Subglottic Space)** — 声帯より下部の気道で、小児では解剖学的に狭く、炎症による浮腫で容易に閉塞する。
- **急性喉頭蓋炎 (Acute Epiglottitis)** — クループ症候群と鑑別すべき疾患で、喉頭蓋の炎症による急速な呼吸困難と嚥下障害が特徴。緊急対応が必要。

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