# 1歳6か月の男児が先天性心疾患の手術後に小児集中治療室（PICU）に入室している。母親は初めての面会時に、鎮静状態で多くの医療機器に囲まれた患児の姿を見て、強いショックを受けている。母親への看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369784  
> language: ja  
> subject: 病気や入院が小児と家族に与える影響とその看護

## 問題

1歳6か月の男児が先天性心疾患の手術後に小児集中治療室（PICU）に入室している。母親は初めての面会時に、鎮静状態で多くの医療機器に囲まれた患児の姿を見て、強いショックを受けている。母親への看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 母親がショックを受けているため、しばらく面会を控えてもらう。
2. 医療機器のアラーム音が鳴るたびに、その都度詳細な説明を行う。
3. 現在の患児の状態と、装着している医療機器の目的を簡潔に説明する。 **✔ 正解**
4. 母親の気持ちを尊重し、面会時間を短くするよう勧める。
5. 医療機器の説明書を渡し、後で読むように伝える。

**正解: 3**

## 解説

PICUのような特殊な環境は家族に大きな不安と恐怖を与える。母親がショックを受けている状況では、まずは患児の安全が確保されていること、そして医療機器が患児の治療に必要なものであることを、専門用語を避けて簡潔に説明することが重要である。過剰な情報提供はかえって混乱を招くため、状況に応じた説明が必要である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、小児看護学の周術期看護、特に小児集中治療室 (Pediatric Intensive Care Unit: PICU)における家族（特に母親）への心理的支援と情報提供を問うています。子どもが集中治療室に入室するという危機的状況において、家族はストレス反応 (Stress Response)や急性ストレス障害 (Acute Stress Disorder)に類似した心理状態に陥ることがあります。看護師は、家族の理解度や心理状態をアセスメントし、タイムリーで適切な情報提供を行うことが求められます。特に、初回面会時は、子どもの状態と治療環境について、専門用語を避け、簡潔かつ具体的に説明することで、母親の不安を軽減し、治療への協力関係を構築する第一歩となります。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: この問題は、PICUという特殊な環境下における家族看護 (Family Nursing)と家族中心ケア (Family-Centered Care: FCC)の原則を理解しているかを問うています。子どもの入院は家族全体にとっての危機であり、看護師は子どもだけでなく、家族全体をケアの対象とします。特に初回面会時は、母親が目の前の現実（医療機器に囲まれた我が子の姿）を受け入れられず、ショック状態 (Shock State)にあることを理解した上で、最も適切な対応を選択する必要があります。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: ③「現在の患児の状態と、装着している医療機器の目的を簡潔に説明する」が最も適切です。最重要！ ショック状態にある母親にまず必要なのは、子どもが現在安全な状態であること、そして周囲の医療機器が子どもの治療に不可欠なものであることを理解してもらうことです。これにより、母親の「何が起きているのか分からない」という不安が軽減され、子どもの状況を受け入れる準備が整います。専門用語は避け、優しく、簡潔に伝えることがポイントです。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**: 混同注意！
- ①番：母親がショックを受けているからといって、面会を制限することは、かえって不安を増強させ、母子の愛着形成を阻害する可能性があります。家族の面会制限は感染対策など特別な理由がない限り推奨されません。
- ②番：アラーム音が鳴るたびに説明を行うと、情報過多となり母親の混乱を招きます。アラームの多くは一過性のものであり、重要な変化のみを伝えるべきです。
- ④番：母親の気持ちを尊重することは大切ですが、「面会時間を短くする」という提案は、母親の不安を軽減する直接的な解決策にはなりません。むしろ、母親が安心して滞在できる環境を整えることが優先されます。
- ⑤番：医療機器の説明書を渡すことは、過剰な情報提供となり、現在のショック状態にある母親の理解を超えています。まずは口頭で簡潔に説明し、後日改めて詳細な説明を行う段階を踏むべきです。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: このテーマは、インフォームド・コンセント (Informed Consent)のプロセスや、小児のクライシス・インターベンション (Crisis Intervention)の概念にも関連します。また、PICUにおける家族への対応として、ファミリーケア・カンファレンスの開催や、精神的ケアを専門とする看護師 (Psychiatric Liaison Nurse)への相談なども有効な介入です。

概念整理: PICU入室中の患児を持つ家族への看護は、**家族中心ケア (FCC)** の理念に基づく。FCCの4つの基本要素：①尊厳と尊重、②情報共有、③参加、④協働。この問題では②情報共有（特に初回面会時のタイミングと量）の重要性が問われている。

一目で比較！:

| 状況 | 適切な対応 | 不適切な対応 |
| --- | --- | --- |
| 初回面会時（ショック状態） | 患児の安全と医療機器の目的を簡潔に説明する | 過剰な説明、機器の詳細説明、面会制限 |
| 面会を重ねて慣れてきた時期 | 母親の希望を聞きながら、徐々にケアへの参加を促す | 母親の意思を無視した強制的な参加 |
| 退院が近づいてきた時期 | 在宅でのケア方法を具体的に指導する | 退院後の不安を軽視した情報提供 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：母親の表情、発言、態度から心理状態を評価（例：茫然自失、泣き出す、質問ができない）。**看護診断**：非効果的対処 (Ineffective Coping) / 不安 (Anxiety) 関連因子：子どもの予期せぬ入院と集中治療環境。**計画**：母親が現状を理解し、不安を表出できるよう支援する。**実施**：①静かな場所で個別に話す機会を設ける。②患児のバイタルサインが安定していることを伝える。③医療機器（人工呼吸器、モニター、輸液ポンプなど）の目的を簡単な言葉で説明する。④母親の質問に丁寧に答える。⑤可能であれば、患児に触れさせたり、手を握らせたりすることを促す。**評価**：母親の表情が和らぎ、子どもの状態について質問ができるようになる。

暗記のコツ: 「**PICUの家族対応**」は「**3つのS**」で覚えよう！
① **S**afety（安全：子どもは安全です）
② **S**imple（簡潔：難しい話は今は不要）
③ **S**upport（支援：家族を支える存在であることを伝える）

国試頻出ポイント: 小児看護学だけでなく、成人のICU（集中治療室）や救命救急センターにおける家族への対応としても頻出。「インフォームド・コンセント」や「家族への情報提供」のタイミング、内容、方法について、事例問題として出題されることが多い。

出題パターン注意！: 「初回面会時の対応」という限定された状況設定問題。選択肢には「情報提供の量（多すぎ vs 適切）」や「面会の制限（する vs しない）」という対比が含まれることが多い。事例文をよく読み、母親の心理状態（今回の「強いショック」）を適切にアセスメントできているかが鍵となる。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 午後のPICU面会時間。人工呼吸器と各種モニター、輸液ポンプに囲まれた1歳児のベッドサイドに、初めて面会に来た母親。彼女はベッドの前で立ちすくみ、涙を流し、声も出せずにいます。担当看護師は、まず母親に静かに声をかけ、ベッドサイドから離れた個室へ案内しました。
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まずは母親のショック状態をアセスメントし、安全な環境（個室、椅子を用意）で話を聞く。次に「〇〇くん（患児の名前）は、今はお母さんが来てくれるのを待っていましたよ。お薬で眠っていますが、呼吸も心臓の動きも、看護師がしっかり見守っていますから安心してくださいね」と、子どもの状態が安定していることを強調して伝える。そして「今、お鼻から入れている管は、お薬を体に入れたり、呼吸を助けたりするために必要なものです。お母さんが知りたいことは何でも聞いてくださいね」と、医療機器の目的を簡潔に説明する。母親が少し落ち着いたら、手を消毒し、子どもの手を握ることを促すと良い。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 注意！ ①感染対策：面会前後の手指衛生は必須。②医療機器トラブル防止：家族が不用意に機器のスイッチやチューブ類に触れないよう、事前に注意を促す。③心理的負担：母親が過度に責任を感じたり、罪悪感を持ったりしないよう、看護師は共感的な態度で接する。④情報管理：他の患者の情報が聞こえない場所で話す。

看護プロトコル: **観察項目**：母親の表情（硬い、涙、笑顔）、発言の内容と口調、身体の動き（震え、落ち着きのなさ）、質問の有無。**報告基準（SBAR）**：
S（状況）：○○さんの母親が初回面会で強いショック状態にある。
B（背景）：先天性心疾患術後1日目、鎮静下、PICU入室中。
A（アセスメント）：現状を簡潔に説明したところ、少し落ち着かれた。
R（提案）：引き続き面会時の精神的サポートを継続する。

**記録のポイント**：母親の面会時の反応、看護師が説明した内容、母親の理解度、今後の支援計画を記録する。

**家族への説明の留意点**：医療用語は極力避け、日常的な言葉で説明する（例：「人工呼吸器」→「呼吸を助ける機械」、「輸液ポンプ」→「お薬を体に入れる機械」）。

先輩看護師の一言: 「PICUの看護師は、患者さんだけでなく、その家族の心のケアも大切な仕事です。初めて我が子のICUでの姿を見た家族は、本当に大きなショックを受けます。そんな時は、まず『大丈夫ですよ』という安心感を届けてあげてください。医療者にとっては当たり前の機器も、家族にとっては未知の世界です。一つ一つ、丁寧に、そして優しく説明してあげることが、家族との信頼関係を築く第一歩になりますよ！」

## 重要概念

- **家族中心ケア (Family-Centered Care: FCC)** — 子どもとその家族を一体的なケアの対象とし、家族の参加と協力を促進するケアの理念。PICUなどの急性期医療においても重要視される。
- **クライシス・インターベンション (Crisis Intervention)** — 危機的状況にある個人や家族に対して、短期間で集中的に行う心理社会的支援。PICU入室直後の家族への初回対応がこれにあたる。
- **急性ストレス障害 (Acute Stress Disorder: ASD)** — 強いトラウマ体験（子どもの急な入院など）の直後から4週間以内に生じる不安、解離、 intrusionなどの症状。早期の適切な支援が慢性化（PTSD）予防に重要。
- **インフォームド・コンセント (Informed Consent)** — 医療行為を受ける前に、患者や家族が十分な説明を受け、その内容を理解し、自由な意思に基づいて同意すること。PICUでは緊急性が高い場合もあるが、可能な限りプロセスを踏む。
- **小児集中治療室 (Pediatric Intensive Care Unit: PICU)** — 重症な新生児から思春期までの小児患者に対して、高度な医療と集中管理を提供する専門病棟。家族の面会やケア参加を促進する体制が整えられている。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

