# 8歳の男児がネフローゼ症候群で長期入院している。患児は「学校に行けなくて寂しい」と訴えている。患児の学習権と社会性の発達を保障するための看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369783  
> language: ja  
> subject: 病気や入院が小児と家族に与える影響とその看護

## 問題

8歳の男児がネフローゼ症候群で長期入院している。患児は「学校に行けなくて寂しい」と訴えている。患児の学習権と社会性の発達を保障するための看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 退院後の学習の遅れを取り戻すために、病室でドリル学習を課す。
2. 退院するまで勉強のことは考えなくてよいと伝える。
3. 院内学級の担任と連携し、学習の継続や友達との交流を支援する。 **✔ 正解**
4. 学校の担任に来院を依頼し、個別指導を依頼する。
5. テレビゲームなどで気を紛らわせるように促す。

**正解: 3**

## 解説

長期入院中の学童期の子どもにとって、学習の継続や友人との交流は重要な発達課題である。院内学級は、学習機会の保障だけでなく、同年代の子どもとの交流を通じて社会性の発達を促す役割も担う。看護師は院内学級の担任と情報共有し、患児が治療と学習を両立できるよう環境を整えることが求められる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、長期入院する学童期 (School-age)の患児に対する看護を問うています。学童期はエリクソンの発達段階で「勤勉性 vs 劣等感 (Industry vs Inferiority)」の時期にあたり、学校での学習や友人関係を通じて自己有能感を育む重要な時期です。長期入院により、学習の遅れや友人からの孤立が生じると、劣等感や自尊心の低下を招くリスクがあります。患児が「学校に行けなくて寂しい」と訴えていることは、学習権 (Right to Education)と社会性の発達 (Social Development)が脅かされているサインです。看護師は、治療継続を優先しつつも、患児の発達課題を支援するために、院内の教育資源や人間関係を最大限活用する必要があります。院内学級 (Hospital School Class) は、学習の継続と同年代の子どもとの交流を両立できる最適な場であり、看護師はその担任と連携し、患児のニーズに応じた支援をコーディネートする役割を担います。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ ③番が最も適切です。院内学級は、入院中であっても学習指導要領に基づいた教育を受ける権利を保障する制度です。看護師が院内学級の担任と連携することで、患児の学習進度や体調に合わせた個別の学習計画を立てることができます。また、院内学級には他の入院児も通うため、同じ境遇の友達との交流を通じて社会性を維持・発展させる機会にもなります。これは、患児の「寂しさ」という情緒的ニーズと「学習したい」「友達と繋がりたい」という発達的ニーズの両方を満たす、根拠に基づく看護介入です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**: 混同注意！
①番：退院後の学習遅れへの対策は重要ですが、病室でのドリル学習のみでは、患児が求めている「友人との交流」や「社会性の発達」には寄与しません。学習を課すという一方的な対応は、患児にプレッシャーを与え、ストレスを増強させる可能性があります。学習の保障と社会性の発達は別物です。
②番：学習を考える必要がないと伝えることは、患児の不安や寂しさを否定し、発達課題である勤勉性を阻害します。患児の気持ちに寄り添わず、問題を先送りする対応であり、看護として不適切です。
④番：学校の担任に来院を依頼することは、現実的ではありません。担任の業務負担が大きく、継続的な支援は困難です。また、個別指導は学習面の保障にはなりますが、同年代の集団での交流という社会性の発達には繋がりにくいという欠点があります。院内学級という既存の仕組みを活用する方が効果的です。
⑤番：気を紛らわせることは一時的な対処に過ぎず、患児の根本的なニーズ（学習の継続、友人との交流）を解決しません。患児の問題から目を背けさせており、看護介入として不適切です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:
- 小児の権利条約 (Convention on the Rights of the Child): 教育を受ける権利（第28条）、休息・余暇・遊びの権利（第31条）が保障されています。
- 発達段階 (Developmental Stage): 学童期（6歳～12歳）は、学校と友人が主な社会の場となり、勤勉性 vs 劣等感の葛藤を乗り越える時期です。
- プレパレーション (Preparation): 小児看護において、検査や処置の前に子どもの発達に応じた説明と準備を行う概念。今回のケースでは、院内学級の利用についても同様の準備が必要です。

概念整理: 長期入院中の学童期の子どもには、「治療の継続」と「学習・社会性の発達保障」の両立が求められます。看護師は、院内学級、保育士、学校、家族と連携し、子どもの発達段階に応じた環境調整を行うコーディネーター役を担います。ポイントは、子ども自身の主体性を尊重し、治療と日常生活（遊び・学び・交流）を切り離さないことです。

一目で比較！:

| 介入の種類 | 学習権の保障 | 社会性の発達支援 | 現実性・持続性 |
| --- | --- | --- | --- |
| ①ドリル学習の課す | △ (一方的) | × | ○ |
| ③院内学級との連携 | ○ | ○ | ○ |
| ④担任の来院依頼 | ○ | △ (個別のみ) | × (非現実的) |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 患児の年齢、発達段階、入院期間、学習進度、友人関係の状況を評価。 **看護診断**: 「発達遅延のリスク (Risk for Delayed Development)」、「社会的孤立 (Social Isolation)」または「非効果的役割遂行 (Ineffective Role Performance)」が考えられます。 **計画**: 院内学級の担任と連絡を取り、学習計画と交流の機会を設定する。 **実施**: 患児の希望を聞き、治療スケジュールと調整しながら院内学級への参加を促す。 **評価**: 患児の表情、発言、学習への意欲、友人との交流状況を観察する。

暗記のコツ: 「学童期の3つの大切なこと＝『学ぶ』『遊ぶ』『友達と繋がる』」と覚えましょう。長期入院でこれらが奪われると、劣等感に陥りやすい。看護師の役割は「治療の妨げにならない範囲で、これらを最大限保障するコーディネート役」とイメージしてください。

国試頻出ポイント: 長期入院中の学童期の患児に対する看護は頻出です。特に、院内学級の役割、プレパレーション、発達段階に応じた遊びの提供、家族・学校との連携が問われます。また、ネフローゼ症候群の病態（低アルブミン血症、浮腫、感染リスク、ステロイド治療）と合わせた複合問題もよく出題されます。

出題パターン注意！: 単純に「院内学級を利用する」という知識を問う問題だけでなく、「患児が退院後、学習や友人関係に不安を感じている」という状況設定問題に発展することがあります。その場合、看護師は退院後の連携（学校との情報共有、通院と学習の両立支援）まで視野に入れた対応を問われます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは小児病棟で勤務する看護師です。8歳の男児、Aくんはネフローゼ症候群で2ヶ月間入院中。ステロイド治療で症状は改善傾向ですが、退院の目処はまだ立っていません。今日のラウンドでAくんが「学校に行けなくて寂しい。友達とも遊べない」とポツリ。母親も「勉強が遅れて将来が心配」と相談してきました。あなたはどのように動きますか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察とアセスメント**: Aくんの表情、発言、病棟内での様子（他の子どもと交流しているか、学習への意欲はあるか）を観察。母親の不安の程度も把握。Aくんの治療スケジュール（点滴の時間、安静度、感染予防のための隔離の有無など）を確認。
2. **報告と相談**: まずはAくんと母親の気持ちに共感し、傾聴。「寂しい気持ちはよくわかるよ。一緒に何かできることを考えようね」と伝える。次に、看護師長や病棟のチャイルド・ライフ・スペシャリスト (CLS) がいれば相談。そして、院内学級の担任に連絡し、Aくんの状況と希望を共有する。
3. **介入**: 院内学級の担任と面談の場をセッティング。Aくんと母親も交えて、学習計画（どの教科を、いつ、どのくらい勉強するか）と、他の入院児との交流の機会（合同授業や休み時間の遊び）を調整する。治療スケジュールと重ならないように、病棟スタッフ間で情報共有する。Aくんが希望すれば、タブレット端末を使って学校の友達とビデオ通話をするなどの工夫も検討する。
4. **評価**: 院内学級に参加した後のAくんの表情、学習への取り組み姿勢、友達との交流の様子を観察。「今日は楽しかった？」と声をかけ、気持ちの変化を確認する。母親にも「Aくんの様子はいかがですか？」とフィードバックを求める。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 最重要！ ネフローゼ症候群の患児は感染症に非常に脆弱です（免疫抑制剤・ステロイド使用、低ガンマグロブリン血症）。院内学級に行く際は、感染予防対策（手洗い、マスク着用、他の発熱患児との接触回避）を徹底するよう指導する。また、浮腫や低アルブミン血症による転倒リスクにも注意。院内学級への移動時の安全確認（車椅子の使用が必要かなど）も行う。

看護プロトコル: **観察項目**: バイタルサイン、感染徴候（発熱、咳嗽、皮疹）、浮腫の程度、尿蛋白。 **報告基準 (SBAR)**: Situation (Aくんが学習と交流を希望)、Background (ネフローゼ症候群、入院2ヶ月)、Assessment (発達支援が必要)、Recommendation (院内学級との連携を提案)。 **記録のポイント**: 患児の訴え、看護師の対応、院内学級との連絡内容、患児の反応を客観的に記録。

先輩看護師の一言: 「子どもが『寂しい』って言えるのは、あなたを信頼している証拠ですよ！その気持ちに寄り添いながら、『治療』と『子どもの権利』の両方を守るのが小児看護の面白いところ。院内学級の先生は強い味方です。どんどん連携して、子どもが笑顔で治療を乗り越えられる環境を作ってあげましょう！」

## 重要概念

- **院内学級** — 入院中の児童・生徒が学習を継続できるよう、病院内に設置された特別支援学校または学級。学習指導要領に基づき教育が行われ、同年代の子どもとの交流の場としても機能する。
- **勤勉性 vs 劣等感** — エリクソンの発達段階における学童期（6～12歳）の心理社会的危機。学校や集団での活動を通じて有能感を獲得するが、失敗や孤立が続くと劣等感を抱く。
- **発達課題** — 各発達段階において個人が達成すべき課題。学童期では、基礎的な学習能力の習得、仲間との関係構築、自己評価の確立などが含まれる。
- **ネフローゼ症候群** — 大量の蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、高脂血症を特徴とする症候群。ステロイド療法が主体で、長期治療と感染症対策が必要。
- **小児の権利条約** — 1989年に国連で採択された、18歳未満の子どもの生存、発達、保護、参加に関する包括的な権利を定めた国際条約。日本は1994年に批准。

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_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

