# 4歳の男児が骨折で入院し、ギプス固定中である。母親は毎日面会に来ているが、男児は母親が帰る際に激しく泣き、しばらくすると遊び始める。このような行動パターンは、入院に伴う心理的反応のどの段階でみられるか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369768  
> language: ja  
> subject: 病気や入院が小児と家族に与える影響とその看護

## 問題

4歳の男児が骨折で入院し、ギプス固定中である。母親は毎日面会に来ているが、男児は母親が帰る際に激しく泣き、しばらくすると遊び始める。このような行動パターンは、入院に伴う心理的反応のどの段階でみられるか。

## 選択肢

1. 抗議期 **✔ 正解**
2. 適応期
3. 絶望期
4. 分離期
5. 否認期

**正解: 1**

## 解説

RobertsonとBowlbyが提唱した母子分離の3段階のうち、抗議期は分離直後に生じ、激しい泣きや叫び、母親を探す行動がみられるが、その後遊びに没頭するように見える時期がある。絶望期は無気力や引きこもりが主体となる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、小児の入院に伴う心理的反応 (Psychological Reactions to Hospitalization)、特に Robertson & Bowlby が提唱した母子分離の3段階（抗議期・絶望期・適応期）の特徴を問うています。
母親が帰る際に激しく泣き、その後遊びに没頭する行動は、抗議期 (Stage of Protest) に典型的です。この段階では、子どもは分離直後に激しい泣きや叫び、母親を探す行動を示しますが、一時的に気をそらして遊んでいるように見えることがあります。しかし、これは適応や受容ではなく、まだ分離の事実に強く抵抗している状態です。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: 小児の入院ストレス は、年齢や発達段階によって異なる反応を示します。特に幼児期（1～3歳）から学童前期（4～6歳）の子どもは、母親との分離 (Maternal Separation) に強い不安を感じやすく、Robertson & Bowlby の三段階モデルで理解されます。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 選択肢1「抗議期」が正解です。問題文の「母親が帰る際に激しく泣き、しばらくすると遊び始める」という記述は、抗議期の特徴である「分離直後の激しい泣き」と「その後一時的に活動性が回復する」様子を正確に示しています。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**: 混同注意！
- ②「適応期」: 適応期は子どもが新しい環境に馴染み、周囲との関係を再構築する段階です。遊びに没頭する行動が続くようになりますが、問題文の「激しく泣く」という抵抗行動が先行しているため、適応期ではありません。
- ③「絶望期」: 絶望期は無気力、引きこもり、食欲低下などが主体で、激しい泣きは見られません。問題文の「激しく泣く」とは矛盾します。
- ④「分離期」: これはRobertson & Bowlbyの3段階（抗議・絶望・適応）には含まれない用語です。母子分離の「事態」を指す言葉であり、段階ではありません。
- ⑤「否認期」: これは主に混同注意！ 死別や危機的状況におけるKubler-Rossの5段階（否認・怒り・取引・抑うつ・受容）に用いられる概念で、小児の入院反応には当てはまりません。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: 小児の入院適応過程 では、抗議期（Protest）→絶望期（Despair）→適応期（Detachment/Adjustment）の順に進行します。抗議期は分離直後～数日間、絶望期はその後数日～数週間続くことがあります。看護師は、子どもが抗議期にあることを理解し、母親の面会を促すことや、子どもに安心感を与える関わり（タッチング、声かけ）が重要です。

概念整理: Robertson & Bowlbyの母子分離3段階

- **抗議期 (Protest)**: 分離直後。激しい泣き・叫び・母親探索行動。一時的に遊びに没頭することもある。

- **絶望期 (Despair)**: 無気力・引きこもり・食欲低下・睡眠障害。泣くことは減る。

- **適応期 (Detachment/Adjustment)**: 環境に馴染む・新しい関係構築。表面には元気に見えるが、愛着形成に影響が出る可能性もある。

一目で比較！

| 概念 | 小児の入院反応 (Bowlby) | 死別の悲嘆過程 (Kubler-Ross) |
| --- | --- | --- |
| 第1段階 | 抗議期（泣く・抵抗） | 否認期（ショック・麻痺） |
| 第2段階 | 絶望期（無気力・引きこもり） | 怒り期（怒り・不満） |
| 第3段階 | 適応期（新しい関係構築） | 取引期（条件交渉） |
| 第4段階 | - | 抑うつ期（悲しみ・沈黙） |
| 第5段階 | - | 受容期（現実の受容） |

看護過程ポイント

- **アセスメント**: 入院時の年齢・発達段階、母子関係の質、分離経験の有無、遊びの内容と継続時間を観察。

- **看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 「不安 (Anxiety)」や「対処行動の準備状態 (Readiness for Enhanced Coping)」、重症例では「非効果的役割遂行 (Ineffective Role Performance)」も考慮。

- **計画・介入**: 母親の面会を積極的に促進。子どもの好きな遊びやタオル・ぬいぐるみなどを持参してもらい、安心できる環境を整える。泣いた後は抱っこや声かけで気持ちを受け止める。

- **評価**: 泣く時間が短くなるか、遊びに集中できる時間が延びるか、母親との再会時に笑顔が見られるか。

暗記のコツ: 「抗議するから泣く！泣いた後、元気になったように見えても『適応した』わけじゃないよ。」と覚えましょう。抗議期はまだ「抵抗中」、絶望期は「諦めモード」、適応期は「新しい環境に慣れた」状態です。

国試頻出ポイント: 小児看護学で頻出。具体的な事例（「3歳児が母親が帰ると泣き、10分後には遊び始める」）を提示し、その心理段階を選ばせる問題が典型。また、看護介入（母親の面会促進、遊びの提供）と組み合わせた出題もよく見られます。

出題パターン注意！: 単純な3段階の名称暗記だけでなく、各段階の具体的な行動特徴を問う事例問題に注意。さらに、Bowlbyの段階とKubler-Rossの悲嘆過程を混同させる選択肢（否認期など）が頻繁に仕掛けられています。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 4歳の男児、Aくん。大腿骨骨折でギプス固定中。母親は毎日面会に来ていますが、帰る時はいつも大泣き。看護師が「ママが帰った後、何して遊んでる？」と聞くと、「ブロックで遊んだよ」と答えます。しかし、泣き終わった後の遊びは集中力が続かず、時々「ママは？」と聞いてきます。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ この反応は「抗議期」とアセスメント。まずはAくんの気持ちを受け止め、「ママが帰って寂しいね、悲しいね」と共感する言葉かけを行います。泣きやんだ後に遊びを促す場合は、看護師が一緒に遊び、安心感を与えながら徐々に自立した遊びへ誘導します。母親には「泣くのは自然な反応で、Aくんがママを大切に思っている証拠です」と説明し、面会時の関わり方（帰る前の5分間予告をする、タオルやぬいぐるみを預ける）をアドバイスします。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 抗議期の激しい泣きや暴れる行動でギプスがずれたり、固定部位に負荷がかかる可能性があります。泣き叫ぶ際はギプスの状態と皮膚の観察を怠らないように。また、長時間の激しい泣きは疲弊や脱水リスクもあるため、適宜水分補給を促します。
先輩看護師の一言: 「子どもが泣くのは『当たり前』、それを否定せずに『一緒にいてあげること』が一番の看護です。泣き止ませようとあやし過ぎず、『寂しいね』と寄り添う。すると、子どもは『この看護師さんは自分の気持ちをわかってくれる』と信頼してくれますよ！」

## 重要概念

- **Bowlbyの母子分離3段階** — 抗議期・絶望期・適応期の3段階で、幼児が母親と離れる際の心理反応を示すモデル。
- **抗議期** — 分離直後の段階。激しい泣き・叫び・母親探索行動が特徴。一時的に遊びに没頭することもある。
- **絶望期** — 抗議期の後に生じる段階。無気力・引きこもり・食欲低下などが主体で、泣くことは減る。
- **適応期** — 新しい環境や人物に馴染み、表面には元気に見える段階。しかし愛着形成に影響が出る可能性がある。
- **Kubler-Rossの悲嘆過程** — 死別や危機的状況における5段階モデル（否認・怒り・取引・抑うつ・受容）。小児の入院反応と混同しないよう注意。

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