# 8歳の女児が急性腎炎症候群で入院中である。医師から「安静と塩分制限が必要」と説明があった。女児は「おやつが食べられないのは嫌だ。家に帰りたい」と訴えている。看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369758  
> language: ja  
> subject: 病気や入院が小児と家族に与える影響とその看護

## 問題

8歳の女児が急性腎炎症候群で入院中である。医師から「安静と塩分制限が必要」と説明があった。女児は「おやつが食べられないのは嫌だ。家に帰りたい」と訴えている。看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 両親に塩分制限の食事を用意してもらうよう依頼する。
2. 主治医に塩分制限の緩和を相談する。
3. 「退院できるように一緒に頑張ろう」と励ます。
4. 「病気が治るまでは我慢しようね」と説明する。
5. 女児の気持ちを受け止め、食べられるおやつの選択肢を一緒に考える。 **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

治療に伴う制限は子どものQOLに大きな影響を与える。子どもの気持ちをまず受け止め、制限の中でも可能な選択肢を一緒に考えることで、子どもの主体性を尊重し、治療への協力を得やすくなる。単に我慢を強いたり励ましたりするだけでは、子どものストレスは軽減されない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、小児看護学 (Pediatric Nursing) における、急性腎炎症候群 (Acute Nephritic Syndrome) で入院中の患児に対する看護師の対応を問うています。特に、治療に伴う生活制限（安静と塩分制限）に対する患児の心理的苦痛と、その対処法を理解することが鍵です。小児は成人と異なり、自己決定能力や病気の理解が未熟であり、入院によるストレスや発達上の課題に配慮した看護が求められます。患児が「おやつが食べられない」「家に帰りたい」と訴えるのは、治療による不自由さや環境の変化に対する自然な反応です。最重要！ 看護師はまず、患児の感情（悲しみ、怒り、寂しさ）を 受容 (Acceptance) し共感 (Empathy) することで、安心感と信頼関係を築く必要があります。その上で、制限の範囲内で可能な選択肢を一緒に探すことで、患児の 主体性 (Autonomy) を尊重し、治療への協力を引き出すことが最も適切な対応です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: ⑤が正解です。急性腎炎症候群では、高血圧や浮腫のコントロールのために塩分制限が必要ですが、完全な絶食ではなく、塩分の少ないおやつ（例：無塩のクラッカー、果物、ゼリーなど）を選択肢として提示することで、患児のQOL（生活の質）を保ちながら治療を継続できます。患児の気持ちを受け止めた上で「一緒に考える」姿勢が、発達段階に応じた適切な看護介入です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

混同注意！ ①番：両親に塩分制限の食事を用意してもらうことは、退院後の生活を見据えた指導として重要ですが、この場面は入院中の患児が現在抱いている「おやつが食べられない」という不満への直接的な対応ではありません。まずは患児の気持ちに寄り添うことが優先されます。

混同注意！ ②番：主治医に塩分制限の緩和を相談することは、医学的に必要な治療を安易に変更する可能性があり、適切ではありません。制限の範囲内で対応策を看護師が考えるべきです。

混同注意！ ③番と④番：「一緒に頑張ろう」「我慢しよう」といった励ましや説得は、患児の気持ちを否定し、ストレスを増大させる可能性があります。小児看護では、患児の感情をまず受け止めることが基本です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

- 急性腎炎症候群 (Acute Nephritic Syndrome)：溶連菌感染後などに発症。主症状は血尿、浮腫、高血圧、乏尿。治療の基本は安静と塩分・水分制限。
- 小児の入院に伴うストレス (Hospitalization Stress in Children)：分離不安、退行、コントロール喪失感など。プレパレーション（準備）やプレイセラピー（遊びを通したケア）が重要。
- 患児の主体性 (Child’s Autonomy)：治療やケアに患児自身が参加できる選択肢を提供することで、協力意欲を高める。

概念整理: この問題は、小児看護の基本原則である「子どもを一人の人間として尊重し、その発達段階に応じたケアを提供する」ことの重要性を問うています。治療の必要性を伝える前に、患児の感情に寄り添い、制限の中でも可能な選択肢を一緒に模索する姿勢が求められます。

一目で比較！: 急性腎炎症候群の食事療法は、塩分制限が主体。一方、ネフローゼ症候群 (Nephrotic Syndrome) では、高度な浮腫と低アルブミン血症があるため、厳格な塩分制限に加えて水分制限や高タンパク食が検討されることもあり、混同に注意が必要です。

看護過程ポイント: **アセスメント**：患児の年齢（8歳：学童期）、発達段階（勤勉性vs劣等感）、病気の理解度、家族（両親）のサポート状況。**看護診断**：「治療計画の管理に関連する非効果的な対処（Ineffective Coping）」や「治療の制限に関連する不安（Anxiety）」が考えられます。**計画・実施**：患児の感情を表出させるためのプレイや会話の時間を設け、制限内で楽しめる活動（塩分制限に対応したおやつ作りの提案など）を一緒に考えます。両親への指導も並行して行います。

暗記のコツ: 小児看護では「**まず受容、次に選択肢の提示**」と覚えましょう。「ダメ」「我慢」だけでは子どもは納得しません。「〜はダメだけど、これならできるよ」と、制限の中で可能な代替案を示すことがポイントです。

国試頻出ポイント: 急性腎炎症候群とネフローゼ症候群の看護（安静度、食事制限、活動制限）は頻出。特に、混同注意！ 両疾患の違いを症状（血尿vs高度タンパク尿、高血圧の有無）と食事療法（塩分制限vs高タンパク食など）で整理しておきましょう。

出題パターン注意！: 単純な知識問題（「急性腎炎症候群の食事制限はどれか」）から、本例のように患児の心理面に焦点を当てた状況設定問題（事例問題）に発展します。「看護師の対応として最も適切なもの」を問われた場合、**治療の優先順位と患児のQOL・主体性のバランス**が常に問われることを意識しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 「8歳女児、急性腎炎症候群にて小児科病棟に入院中。バイタルサインは安定しているが、軽度の浮腫と血尿（+）が続いています。医師より『安静と塩分制限（1日6g未満）』の指示が出ています。夕方のラウンドで、患児がベッドに座って泣きながら『ポテトチップスが食べたい！おやつがないとつまらない！帰りたい！』と母親に訴えています。担当看護師として、どのように対応しますか？」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1. **観察 (Observation)**: まず、患児の表情、声のトーン、身体症状（バイタルサイン、浮腫の程度、尿量）を観察します。また、母親の様子（不安、困惑）もアセスメントします。
2. **アセスメント (Assessment)**: 患児は治療による制限（特に食事と活動）に強いストレスを感じており、退行や反抗という形で表現していると判断します。医学的には、現時点での塩分制限の緩和は浮腫や高血圧の悪化リスクがあるため困難です。
3. **報告・相談 (Reporting/Consultation)**: 医師に「患児が塩分制限に強い不満を示している」ことを報告し、制限の範囲内で許可される食品（例：無塩のおせんべい、塩分不使用の果物缶詰など）の確認を取ります。必要に応じて、管理栄養士にも相談します。
4. **介入 (Intervention)**: 患児のそばに座り、目線を合わせて「おやつが食べられなくて悲しいよね。家に帰りたくて辛いんだね」と気持ちを代弁し、受容します。「今は病気を治すためにちょっとだけルールがあるんだよ。でもね、食べても大丈夫なおやつを一緒に考えてみない？」と提案し、選択肢を提示します。例えば、「無塩のクラッカーに好きなジャムを塗る、りんごやバナナなどの果物、塩分の少ない蒸しパン」などを一緒に選びます。
5. **評価 (Evaluation)**: 患児が「それなら食べてみる」と前向きな反応を示したか、ストレスが軽減されたかを観察します。また、母親にも、制限内で工夫できる食事のアイデアを伝え、安心してもらいます。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:

- 最重要！ 塩分制限の緩和は、必ず医師の指示を仰ぐこと。看護師の判断で許可してはいけません。
- 食品の塩分表示を必ず確認し、高塩分食品（スナック菓子、インスタント食品、ハム・ソーセージなど）は絶対に与えない。
- 患児の浮腫や血圧の変動に注意し、制限による栄養不足（低栄養）が生じていないかも観察します。

看護プロトコル: 入院中の小児の食事制限に関するケア計画には、**観察項目**（体重、尿量、血圧、浮腫の程度）、**報告基準**（体重が急増した、血圧が上昇した、患児が食事を全く摂取しないなど）、**記録のポイント**（患児の訴え、提供した食事・おやつの内容と量、患児の反応、両親への指導内容）を含めます。

先輩看護師の一言: 「小児病棟で働いていると、『どうしてダメなの！』と怒る子どもにたくさん出会います。そんな時、『ダメなものはダメ』で終わらせるのではなく、『どうしたら一緒に乗り越えられるか』を考えるのが、小児看護の面白いところです。国試の勉強でも、『患者さんの気持ちをくみ取る』という視点を忘れずにいてくださいね！」

## 重要概念

- **急性腎炎症候群** — 溶連菌感染などが原因で発症する糸球体疾患。血尿、浮腫、高血圧、乏尿が主症状。治療は安静と塩分・水分制限が基本。
- **プレパレーション** — 子どもが治療や検査を受ける前に、その内容を年齢や発達に応じてわかりやすく説明し、心の準備を支援する看護技術。
- **主体性の尊重** — 子ども自身が治療やケアの選択に参加し、自己決定できる機会を提供する看護の基本原則。子どもの協力意欲を高める。
- **受容** — 患者の感情や考えを評価や批判をせずに、そのまま受け入れる態度。看護における基本的なコミュニケーション技法の一つ。
- **退行** — ストレスや不安に対して、より幼い時期の発達段階に戻ったような行動（例：指しゃぶり、わがまま）を示す防衛機制。小児入院時に見られる。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

