# 4歳の男児が肺炎で入院中である。主治医が腰椎穿刺を指示した。母親は「頭に針を刺すなんて怖い。本当に必要な検査なのですか」と不安を訴えている。看護師の対応として最も適切なのはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369757  
> language: ja  
> subject: 病気や入院が小児と家族に与える影響とその看護

## 問題

4歳の男児が肺炎で入院中である。主治医が腰椎穿刺を指示した。母親は「頭に針を刺すなんて怖い。本当に必要な検査なのですか」と不安を訴えている。看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 「腰椎穿刺は安全な検査なので、心配しなくて大丈夫です」と伝える。
2. 「この検査は髄膜炎の有無を調べるためにとても重要な検査です」と説明する。
3. 「お母さんが不安なら検査をやめてもらいましょうか」と伝える。
4. 「医師から説明があったはずです。もう一度医師に聞いてください」と伝える。
5. 母親の不安は理解できるが、検査の必要性を医師から改めて説明してもらうよう調整する。 **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

母親の不安は医学的に妥当なものであり、その気持ちを受け止めた上で、医師から再度説明を受ける機会を設けることが適切である。看護師が検査の重要性を説明することもできるが、最終的な説明責任は医師にある。母親の不安を軽減し、納得した上で検査を受けられるように支援することが倫理的に重要である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、小児看護学 (Pediatric Nursing) における 侵襲的処置を受ける子どもと家族への看護 (Nursing Care for Children and Families Undergoing Invasive Procedures)、特に インフォームド・コンセント (Informed Consent) と 看護師の役割 (Role of the Nurse) を問うています。小児の侵襲的処置においては、子どもの権利擁護と家族の心理的支援が看護師の重要な役割です。特に腰椎穿刺 (Lumbar Puncture) は、髄膜炎 (Meningitis) の診断に必須の検査であり、子どもにとっては恐怖を伴う処置であるため、親の不安を軽減し、同意が真に納得できるものであるよう支援する必要があります。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: この問題の核心は「医療者-患者・家族間のコミュニケーション」と「説明と同意 (Informed Consent) のプロセスにおける看護師の調整役割」です。医師の説明は法律上必須ですが、家族がその内容を十分に理解し、安心して同意できる状態にあるとは限りません。看護師は、家族の不安や疑問を汲み取り、医師との橋渡しをするコーディネーターの役割を担います。最重要！ 看護師が自ら検査の詳細を全て説明するのではなく、医師による再説明の場をセッティングし、家族が納得できるよう支援することが倫理的かつ専門的な対応です。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 選択肢⑤が最も適切です。母親の不安を「理解できる」と受容し、その上で、説明責任を持つ医師に再度説明を依頼するという調整行動は、看護師の倫理規定 (Code of Ethics for Nurses) や 患者の権利 (Patient's Rights) を尊重した対応です。母親は専門的な知識がないため、検査のリスクとベネフィットを十分に理解できず不安になっています。医師が改めて丁寧に説明することで、母親の理解が深まり、不安が軽減され、納得した上での検査実施が可能になります。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
- 混同注意！ ①番：「安全な検査」と一方的に伝えるのは、母親の不安を軽視し、情緒的受容を欠いた対応です。医療者は「安全だ」と認識していても、家族の不安は否定されるべきではありません。
- ②番：看護師が検査の重要性を説明すること自体は間違いではありませんが、本来の説明責任を負う医師の役割を看護師が代行する形になり、また母親の「怖い」という感情に寄り添っていないため、最も適切とは言えません。
- ③番：母親の不安を理由に検査を中止する提案は、子どもの最善の利益を考慮しておらず、医療者の判断を放棄する行為です。検査の必要性を丁寧に説明し、同意を得るプロセスが重要です。
- ④番：「医師に聞いてください」と突き放すような対応は、母親の不安を軽視し、看護師としての責任を放棄しています。看護師は医療チームの一員として、家族と医師の間を取り持つ役割があります。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: 小児看護における侵襲的処置では、プレパレーション (Preparation) やディストラクション (Distraction) など、子どもの発達段階に応じた準備と支援が重要です。また、親の付き添い (Parental Presence) の有無も、処置中の子どもと親のストレスに影響するため、ケアに組み込む必要があります。

概念整理: インフォームド・コンセント (Informed Consent) のプロセスは、医師の説明義務（法律）と、患者・家族の理解と同意（倫理）から成り立つ。看護師は、家族の理解度をアセスメントし、医師と家族の間を調整する「橋渡し役 (Liaison)」としての役割が極めて重要。

一目で比較！:

| 対応 | 評価 | 理由 |
| --- | --- | --- |
| 看護師が自ら説明する | 不完全 | 看護師の役割範囲を超える可能性があり、医師の説明責任を代行してしまう。法律上の同意取得は医師の責務。 |
| 医師に説明を依頼する | 適切 | 説明責任者である医師が改めて説明することで、家族の疑問が解消され、真の同意が得られる。 |
| 検査を中止する | 不適切 | 子どもの診断・治療を遅らせ、最善の利益を損なう可能性がある。 |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 母親の不安の程度、知識不足、医師の説明内容の理解度。子ども自身の年齢・発達に応じた理解度と恐怖の程度。**計画・実施**: 医師への再説明依頼、母親が質問したいことを整理する支援、子どもへのプレパレーションの準備。処置中の母親の役割（例：子どものそばにいる/いない）を話し合う。**評価**: 母親の不安が軽減し、検査に同意したか。子どもが安全に処置を受けられたか。

暗記のコツ: 「説明責任は医師、理解促進と調整は看護師」と覚えましょう。看護師の役割は「伝える」ことよりも「つなぐ（調整する）」ことです。

国試頻出ポイント: 小児看護に限らず、侵襲的処置や手術前の家族への説明場面で、看護師の調整役割を問う問題は頻出です。「説明不足」「不安」を訴える家族への対応として、医師への再説明依頼 が適切な選択肢になるケースが非常に多いです。

出題パターン注意！: 単純に「医師に説明してもらう」という選択肢が正解になるパターンだけでなく、事例問題の中で「母親が医師の説明を理解していないと判断した場合、看護師の最初の行動は何か」といった形で、アセスメント→行動の優先順位を問う形でも出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 4歳の男児が発熱、咳、呼吸苦で小児科病棟に入院。肺炎と診断され抗生剤治療中。しかし、解熱せず、項部硬直 (Nuchal Rigidity) が疑われ、髄膜炎の鑑別のために腰椎穿刺が医師よりオーダーされました。母親は病室で泣きながら「頭に針を刺すなんて怖すぎる」とナースステーションにいる看護師に訴えています。
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まず母親の感情を一旦受け止めます。「そうですよね、お母様。お子さんの頭に針を刺すと聞くと、とても怖いですよね。そのお気持ち、よくわかります」と共感を示すことから始めます。次に「医師は先ほど、この検査の大切さについてお話しされましたか？もし不安な点や、もう一度聞いてみたいことがあれば、私から医師に伝えて、お部屋に来てもらうようにしますが、いかがですか？」と提案します。母親が同意したら、医師にSBARで状況を報告します（S: 母親が腰椎穿刺に強い不安を感じている、B: 医師が説明したが、母親は『怖い』と繰り返している、A: 検査の必要性とリスクについて再説明が必要、R: 至急、病室で再説明を行ってほしい）。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 母親の不安が強いまま処置を強行すると、母親が処置中に取り乱したり、子どもが強い恐怖を感じて暴れてしまうリスクがあります。これは処置の安全を脅かす可能性があるため、母親の心理的準備が整うまで待つことは、結果的に安全な処置実施につながります。また、看護師が自己流で検査のリスクや手順を説明してしまうと、法的な問題や医療過誤のリスクが生じる可能性があるため、説明は必ず医師が行うよう調整します。

看護プロトコル: **観察項目**: 母親の表情、発言、泣き声の程度、身体の緊張。子どもの様子（発熱の程度、意識レベル、項部硬直の有無）。**報告基準（SBAR）**: Situation（状況）、Background（背景）、Assessment（アセスメント）、Recommendation（提案）。**記録のポイント**: 母親が不安を訴えた時刻と内容、看護師の対応（共感、医師への報告）、医師が再説明を行った時刻、母親の反応（同意したか、理解したか）。

先輩看護師の一言: 「『医師から聞いてください』で終わらせてはいけませんよ。『聞いてください』と言うだけなら、誰でもできます。本当に必要なのは、『お母さんが聞きたいことを整理するのを手伝う』『医師にどう伝えればいいか一緒に考える』という一歩踏み込んだ調整です。家族の不安を医師に正確に伝え、スムーズなコミュニケーションを支援することが、私たち看護師の腕の見せどころです！」

## 重要概念

- **インフォームド・コンセント** — 患者・家族が医療行為の内容、リスク、代替手段などを理解し、自由意思に基づいて同意すること。小児の場合、保護者の同意が必要。
- **プレパレーション** — 子どもが検査や処置を受ける前に、その内容を年齢や発達に応じて説明し、心理的準備を整えること。
- **腰椎穿刺** — 脊柱管に針を刺し、脳脊髄液を採取する検査。髄膜炎などの診断に不可欠。
- **看護倫理** — 看護実践における倫理的判断の枠組み。患者の権利擁護、善行、無害、正義、誠実などの原則に基づく。
- **SBAR** — 医療現場での報告・連絡・相談を円滑に行うためのコミュニケーションツール。Situation, Background, Assessment, Recommendationの頭文字。

## 同じテーマの問題

- [5歳の男児が急性リンパ性白血病の治療のため入院している。化学療法の副作用で脱毛が進行し、男児は「髪が抜けて変だよ。みんなに笑われる」と泣きながら訴えた。このときの看護師の対応として…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369751)
- [生後2か月の乳児に三種混合ワクチンの接種が予定されている。母親が「まだ小さいから、もう少し大きくなってから接種したい」と希望している。看護師の説明として最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369752)
- [12歳の女児が虫垂炎の手術を受けることになった。手術の説明と同意について、看護師が確認すべきこととして最も重要なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369753)
- [3歳の男児が気管支喘息の治療で入院中である。夜間に喘鳴が出現し、酸素飽和度が92%に低下した。医師は「ステロイドの点滴を開始する」と指示を出した。母親が「ステロイドは怖いです。使わ…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369754)
- [7歳の男児がてんかん発作の精査のため、長時間ビデオ脳波モニタリングを実施することになった。男児は「頭にいっぱい機械をつけるのは嫌だ」と拒否している。看護師の対応として最も適切なのは…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369755)
- [10歳の女児が1型糖尿病で入院している。血糖コントロールが安定し、退院に向けてインスリン自己注射の練習を始めた。女児は「注射は怖い。自分でできない」と泣いている。看護師の対応として…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369756)
- [8歳の女児が急性腎炎症候群で入院中である。医師から「安静と塩分制限が必要」と説明があった。女児は「おやつが食べられないのは嫌だ。家に帰りたい」と訴えている。看護師の対応として最も適…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369758)
- [6歳の男児が鼠径ヘルニアの手術を受けることになった。手術室に入る前に、男児が「ママと一緒じゃないと嫌だ」と泣き出した。看護師の対応として最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369759)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

