# 17歳の男子高校生が、交通事故で入院した。回復期になり、退院後の生活について看護師が指導する場面で、最も適切なのはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369745  
> language: ja  
> subject: 思春期の小児の健康増進のための看護

## 問題

17歳の男子高校生が、交通事故で入院した。回復期になり、退院後の生活について看護師が指導する場面で、最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 友人からの影響を避けるよう指導する。
2. 母親に退院後の生活の全てを計画してもらう。
3. 退院後の生活については医師に任せる。
4. 退院後の制限事項を一方的に伝える。
5. 本人に自己管理の方法を説明し、自主性を促す。 **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

思春期後期の青年は、自己管理能力や将来の計画性が発達しており、退院後の生活においても主体性を持って取り組むことができる。看護師は、必要な情報を提供し、本人が自己管理できるよう支援することが重要である。親に全て任せたり、一方的に指示するのは適切ではない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、青年期（Adolescence）、特に思春期後期（Late Adolescence）の発達段階を理解した上での看護介入を問うています。17歳の男子高校生は、自我同一性（アイデンティティ）の確立と自律性（Autonomy）の発達が重要な課題となる時期です。この時期の患者に対しては、医療者からの一方的な指示ではなく、患者自身の自己決定権（Self-Determination）と主体性を尊重する関わりが看護の基本となります。

1. ****核心概念の分析 (Key Concept)****: この問題の核心は、青年期の発達課題と看護における患者の主体性の尊重です。青年期後期は、将来の職業や人生設計について具体的に考え始め、自己管理能力も十分に発達している段階です。したがって、退院指導においても「患者を一方的に管理する対象」ではなく、「自らの健康を管理できる主体」として関わることが求められます。

2. ****正解の根拠 (Answer Rationale)****: 最重要！ ⑤「本人に自己管理の方法を説明し、自主性を促す」が最も適切です。青年期後期の患者は、成人に近い認知能力と判断力を持っており、退院後の生活においても自ら計画を立て、実行する能力があります。看護師は、必要な知識（服薬管理、活動制限、定期受診の重要性など）を分かりやすく説明し、患者自身が納得して自己管理できるよう支援する役割を担います。これは、患者の自律性を促進し、アドヒアランス（Adherence）の向上にもつながります。

3. ****誤答の分析 (Distractor Analysis)****:
- ①「友人からの影響を避けるよう指導する」: 混同注意！ 青年期において、友人（同輩集団）の存在は発達上非常に重要です。友人からの影響を一律に避けることは非現実的であり、むしろ健全な仲間関係の中で自己管理を促す方が適切です。友人を悪影響と決めつける指導は、患者との信頼関係を損なう恐れがあります。
- ②「母親に退院後の生活の全てを計画してもらう」: これは患者の主体性を無視し、親への過度な依存を促すことになります。思春期後期の患者には、親から自立するプロセスが重要であり、親が全てを管理することは発達を阻害します。
- ③「退院後の生活については医師に任せる」: 看護師は医師の指示を待つだけでなく、専門的な視点から患者教育や生活指導を行う責任があります。患者の日常生活に密着した指導は、看護師の重要な役割です。
- ④「退院後の制限事項を一方的に伝える」: 一方的な指示は、患者の納得を得られず、自己管理の意欲を低下させます。特に思春期の患者は、強制的な指示に反抗したり、指示を無視するリスクが高まります。

4. ****関連概念の整理 (Related Concepts)****: エリクソンの発達段階説では、青年期の課題は「自我同一性 vs 同一性拡散」です。この時期に、看護師は患者の自律性を支援し、自己決定を尊重する関わりが重要です。また、退院指導の場面では、患者の理解度や生活背景をアセスメントし、個別性に応じた指導計画を立てる看護過程（Nursing Process）の思考が必要です。

概念整理: 青年期（思春期後期）の発達特徴と看護の役割
- 発達課題: 自我同一性の確立、自律性の発達、親からの分離・自立
- 看護の役割: 患者を健康管理の主体と捉え、自己決定を支援する。一方的な指示ではなく、対話を通じて共に計画を立てる。

一目で比較！: 発達段階と看護介入のポイント

| 発達段階 | 特徴 | 適切な看護介入 |
| --- | --- | --- |
| 幼児期 | 親への依存が強い | 親への指導と支援が中心 |
| 学童期 | 社会性が発達し、簡単な自己管理が可能 | 子どもにも説明し、親と協力 |
| 思春期 | 自立心が芽生え、親の干渉を嫌う | 患者本人への説明と自律性の尊重 |
| 成人期 | 完全な自己決定能力を持つ | 情報提供と意思決定の支援 |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 患者の発達段階、認知能力、家族関係、自己管理への意欲を評価する。
- **看護診断**: 「退院後のセルフケア不足」「非効果的健康管理」などが考えられるが、患者の主体性を引き出す看護診断の視点が重要。
- **計画・実施**: 患者の生活リズムや趣味、学校生活を考慮した具体的な計画を、患者と一緒に作成する。
- **評価**: 患者が自ら管理できているか、疑問があれば質問できる関係性を築けているかを評価する。

暗記のコツ: 青年期の看護は「対等なパートナーシップ」を意識しよう。看護師は「教える人」ではなく「一緒に考えるパートナー」です。

国試頻出ポイント: 青年期の患者への看護は、母性看護学や小児看護学の分野でも頻出です。特に「親への指導」と「患者本人への指導」のバランスを問う問題がよく出題されます。常に「患者の主体性」を第一に考えるクセをつけましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- ****臨床シナリオ (Clinical Scenario)****: 17歳の男子高校生が大腿骨骨折で手術後、リハビリを経て退院が近づいています。看護師が退院指導を行う場面で、患者は「学校に早く戻りたいけど、松葉杖があるから体育の授業とかどうなるんだろう…」と不安を漏らしています。母親は「全部私が管理しますから、ちゃんと指示をください」と言います。看護師として、どのように患者と母親に関わりますか？
- ****看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)****: 最重要！ まずは患者の不安を傾聴し、「松葉杖での移動距離」「階段の昇降」「体育の見学時の注意点」など、具体的な疑問に対して情報を提供します。その上で、「学校の先生と連絡を取って相談する」「自分でできることは何か」を患者と一緒に考えます。母親に対しては、「お母様のサポートもとても大切ですが、まずはご本人がどうしたいか、何が不安かを聞いてみましょう」と伝え、患者の主体性を尊重する姿勢を示します。必要に応じて、学校の養護教諭との連携も提案します。
- ****患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)****: 思春期の患者は「大丈夫」と言いながら無理をしたり、指示を守らないリスクがあります。転倒予防の具体的な指導（松葉杖の正しい使い方、滑りやすい場所の回避など）は、患者が納得できるように丁寧に行います。また、自己管理を促すあまり、必要な制限を軽視しないように注意が必要です。患者が自ら「こうやって工夫する」と発言した内容を、看護記録にしっかり残すことが、安全な退院につながります。

先輩看護師の一言: 「思春期の患者さんは、『子ども扱いされること』が一番嫌いです。『ちゃんと言うことを聞きなさい』ではなく、『君はどうしたい？どんな方法があると思う？』と問いかけてみてください。患者さん自身が答えを見つけるお手伝いをするのが、私たち看護師の役目ですよ。国試でも、患者の自主性を奪うような選択肢は、まず間違いだと考えてOKです！」

## 重要概念

- **自我同一性** — 自分とは何か、社会の中でどう生きるかという一貫した自己イメージ。青年期に確立される。
- **自律性** — 他者に依存せず、自ら考え、行動し、責任を持つ能力。
- **アドヒアランス** — 患者が治療や指導内容を理解し、積極的に治療計画に参加し、実行すること。
- **セルフケア** — 自分自身の健康状態を管理し、必要なケアを自ら行うこと。
- **思春期後期** — 15～18歳頃。身体的な成長はほぼ完了し、心理的な自立と将来設計が課題となる時期。

## 同じテーマの問題

- [思春期の小児の健康増進を目的とした看護で、最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369736)
- [14歳の女子中学生が、学校検診で貧血を指摘され来院した。食事内容を確認したところ、朝食は菓子パンのみ、昼食は給食を食べるが夕食はほとんど食べないと話した。看護師の対応で最も適切なの…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369737)
- [13歳の男児が、肥満を主訴に来院した。両親は「食事制限をさせたいが、反抗して言うことを聞かない」と話す。看護師の対応で最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369738)
- [15歳の女子高校生が、腹痛と嘔吐を主訴に救急外来を受診した。問診で、最近体重が減少していることがわかった。看護師が行うべき対応で最も優先度が高いのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369739)
- [思春期の小児の健康増進において、看護師が家族に対して行う支援で適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369740)
- [12歳の男児が、学校で喫煙していることが見つかり、養護教諭から受診を勧められた。外来で男児は「タバコはかっこいいから吸っている」と話す。看護師の対応で最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369741)
- [16歳の女子高校生が、月経痛が強く学校を休みがちであることを相談に来た。看護師の対応で最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369742)
- [14歳の男子中学生が、身長が伸びないことを心配して来院した。問診で、両親の身長は平均的であり、本人の思春期発育スパートはまだ始まっていないことがわかった。看護師の説明で適切なのはど…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369743)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

