# 13歳の女児が、学校でいじめに遭い、不登校になっている。母親が相談に来た。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369744  
> language: ja  
> subject: 思春期の小児の健康増進のための看護

## 問題

13歳の女児が、学校でいじめに遭い、不登校になっている。母親が相談に来た。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 母親に対して、子どもを学校に無理やり行かせるよう助言する。
2. 女児本人と面談し、気持ちを聴く機会を設ける。 **✔ 正解**
3. すぐにカウンセリングを紹介する。
4. 転校を勧める。
5. 学校に連絡し、いじめを止めさせるよう依頼する。

**正解: 2**

## 解説

思春期の不登校では、まず本人の気持ちや状況を理解することが重要である。母親のみの相談では、女児本人の思いが反映されない可能性がある。本人と直接面談し、安心して話せる環境を提供することで、問題の本質を把握し、適切な支援につなげることができる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、思春期 (Adolescence) の子どもの 不登校 (School Refusal) における、看護師の初期対応の優先順位を問うています。不登校の背景には、いじめや友人関係のトラブル、学業不振、家庭環境など複合的な要因が存在します。特に、いじめが原因の場合は、子どもの自尊心が低下し、周囲の大人への信頼感も損なわれている可能性が高いため、最も重要なのは「子どもの声に耳を傾けること」です。最重要！ 思春期の子どもは、親や教師など「大人」の介入が問題を悪化させると感じることがあります。まずは、子どもが安全で安心できる環境で、自分の気持ちを吐露できる機会を、看護師が中立な立場で設けることが、全ての支援の第一歩となります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ 思春期の子どもは親とは異なる価値観や考え方を持ち始め、親に全てを話したがらないことが多いです。看護師は母親から情報を得るだけでなく、女児本人との直接面談を行い、彼女自身の 主観的な体験と感情 (Subjective Experience and Feelings) を聴くことで、問題の本質を正確にアセスメントできます。これは、子どもの アドボカシー (Advocacy: 権利擁護) の観点からも極めて重要です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
① 混同注意！ 「無理やり行かせる」ことは、子どもの心理的負担を増大させ、不登校を長期化・悪化させる可能性があります。子ども本人の意思を無視した対応は禁忌です。
③ カウンセリング紹介は有効な手段の一つですが、**まず**看護師が女児との関係を構築し、問題をアセスメントした上で、必要に応じて行うべきです。初期対応としては「話を聴く」ことが優先されます。
④ 転校は問題の根本的解決にはならず、新しい環境への適応困難を生む可能性があります。子どもの気持ちを聴かずに転校を勧めるのは不適切です。
⑤ 学校への直接的な介入は、本人の了承なく行うと、いじめが陰湿化したり、本人の立場がさらに悪くなるリスクがあります。まずは本人の意向を確認することが不可欠です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:
混同注意！ 「不登校」と「学校恐怖症」は区別が必要です。不登校は様々な要因による結果であり、いじめはその代表的な原因です。また、思春期のメンタルヘルスにおいては、身体症状（頭痛、腹痛）として不調を訴えることも多いため（身体化: Somatization）、丁寧な傾聴と観察が必要です。

概念整理: この問題の核心は、思春期の子どもに対する看護の基本姿勢です。患者（この場合は女児）を主体としたケア、つまり患者中心のケア (Patient-Centered Care) が最も重要です。看護師は、親や学校ではなく、まず子どもの味方であり、子どもの声を聴く最初の大人になるべきです。

一目で比較！:

| 対応の優先順位 | 理由 | 誤った対応のリスク |
| --- | --- | --- |
| 1. 本人との面談（傾聴） | 本人の状況把握、信頼関係構築、アドボカシー | 状況を誤認し、支援が的外れになる |
| 2. 母親への情報提供と支援 | 母親の不安を軽減し、子どもへの適切な接し方を助言 | 母親のみへの対応では、子どもが取り残される |
| 3. 関係機関との連携 | 学校、カウンセラー、医療機関と情報共有、支援体制の構築 | 本人の意向を無視すると問題が悪化する |

看護過程ポイント:
- **アセスメント (Assessment)**: 女児の表情、態度、言語的・非言語的コミュニケーションから心理状態を評価。いじめの内容、期間、頻度、現在の学校との関わり（連絡の有無など）を情報収集。
- **看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 【非効果的対処 (Ineffective Coping)】【自尊感情低下のリスク (Risk for Low Self-Esteem)】【社会的交流の回避 (Social Isolation)】
- **計画 (Planning)**: 安全でプライバシーが保たれた環境を設定し、女児が話したい時にいつでも話せる関係を築く。
- **評価 (Evaluation)**: 女児が自分の気持ちを少しでも言葉にできたか、表情が和らいだか、次の面談の約束ができたか。

暗記のコツ: 「**子どもケアの鉄則！『話を聴く』が最優先！『大人の都合』で動かない！」** このフレーズを覚えておくと、類似問題で迷いません。思春期の子どもの問題では、親や教師よりも「子どもの声」が最も重要な情報源です。

国試頻出ポイント: 看護師国家試験では、不登校の事例問題が出題された場合、必ず「**本人の意思を尊重した関わり**」が正解となります。選択肢に「学校に連絡する」「親に説得を促す」など、大人の視点で解決しようとするものがあれば、それは誤答です。

出題パターン注意！: 「母親が『子どもが学校に行きたがらない』と相談に来た」という状況で、混同注意！ 「母親のストレスを軽減する」という選択肢に引かれないように。「母親の不安を受け止める」ことは大切ですが、看護の対象はあくまで「子ども」であり、まずは子どもに焦点を当てることが優先されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: ある日、保健センターに、13歳の娘さんを持つ母親が来所。「娘が学校でいじめられていて、最近全く学校に行かなくなりました。どうしたらいいでしょうか」と泣きながら相談してきました。娘さんは来所していません。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **まずは母親の傾聴**: 母親の不安や悲しみを十分に受け止めます。「お母様もとてもお辛いですよね。一緒に考えていきましょう。」と伝える。
2. **女児本人との面談の必要性を説明**: 「お母様からお話を伺うことも大切ですが、まずは○○さんご本人が今どんな気持ちでいるのか、私がお話を聴くお手伝いをしても良いですか？」と、母親に本人面談の意義を丁寧に説明し、同意を得る。
3. **安全な面談環境の設定**: 女児がリラックスできる個室を準備。時間は30分程度とし、「話したくないことは話さなくて良い」「ここでの話はお母さんにもあなたの許可なく伝えない」と、秘密保持の範囲を明確に伝える。
4. **傾聴とアセスメント**: 無理に質問攻めにせず、沈黙も受け入れながら、彼女が話し始めるのを待つ。「どんなことがあって、どんな風に感じているのか、よかったら教えてくれる？」とオープンクエスチョンで促す。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 最重要安全注意！ いじめが原因で、自殺念慮（Suicidal Ideation）を抱いている可能性も考慮する。面談の中で「死にたい」などの自殺関連の言及があれば、直ちに安全確保（親への情報共有、精神科医へのコンサルテーション）を行う。また、いじめの内容が犯罪に該当する場合（恐喝、暴行など）は、関係機関（警察、児童相談所）との連携も視野に入れるが、本人の同意を得ることが大原則。

看護プロトコル: 観察項目：表情、視線、声のトーン、身体の緊張度、話題の避け方。報告基準（SBAR）：S（状況）「13歳女児、不登校の相談で来所。本人面談を実施。」B（背景）「学校でのいじめが原因。自殺念慮の有無は確認中。」A（アセスメント）「本人は強い不安と無力感を抱いている。」R（提案）「心理的安全の確保を最優先に、継続的な面談と学校との連携調整を検討。」

先輩看護師の一言: 「この問題は『看護の基本』が詰まっています。正解を『本人と面談』と覚えるだけでなく、『なぜ本人と面談するのか』を考えてみてください。子どもは大人の言うことを聞く存在ではなく、一人の人格を持ったクライエントです。その人の視点に立たない看護は、看護じゃありません。この姿勢は、どんな分野の看護でも必ず活きてきますよ！」

## 重要概念

- **思春期** — 身体・精神的に大人へと移行する時期。自我の発達と親からの自立が課題となる一方、不安定で周囲の影響を受けやすい。
- **不登校 (School Refusal)** — 何らかの心理的・社会的要因により、登校できない、あるいは登校しない状態。いじめ、学業不振、親子関係など原因は多様。
- **アドボカシー** — 権利擁護。看護師が、患者の代弁者として、その人の意思や権利を尊重し、守る役割を果たすこと。
- **傾聴 (Active Listening)** — 相手の話を遮らず、共感的に理解しようとしながら聴くコミュニケーション技法。信頼関係構築の基本。
- **身体化** — 心理的ストレスが、頭痛や腹痛などの身体症状として表現されること。子どもに多い。

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