# 学童期の子どもをもつ両親が「子どもが嘘をつくようになった」と相談に来た。この時期の子どもの嘘に対する看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369714  
> language: ja  
> subject: 学童の健康増進のための看護

## 問題

学童期の子どもをもつ両親が「子どもが嘘をつくようになった」と相談に来た。この時期の子どもの嘘に対する看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 嘘をつくことは悪いことだと厳しく叱るよう指導する
2. 子どもの嘘の内容をすべて親に報告するよう求める
3. 嘘をついたら罰を与えるよう助言する
4. 子どもの言うことをすべて信じるよう伝える
5. 子どもが嘘をつく背景や理由を理解しようとする姿勢が大切だと伝える **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

学童期の子どもが嘘をつく背景には、罰を恐れる気持ち、注目を集めたい気持ち、空想と現実の区別が未熟なことなど様々な理由がある。まずは子どもの気持ちを理解し、なぜ嘘をついたのかを一緒に考える姿勢が重要である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、学童期 (School-age Children) の子どもの発達と心理を理解した上での、看護師の健康相談・育児支援 (Health Counseling & Parenting Support) における対応を問うています。学童期（6歳～12歳頃）の子どもは、認知発達の面で 具体的操作期 (Concrete Operational Stage) にあり、論理的思考が発達し始めますが、まだ空想と現実の境界が曖昧な場合があります。子どもが「嘘」をつく背景には、叱られることへの恐怖、注目を集めたい欲求、友達関係での葛藤、あるいは単に空想の世界を楽しんでいることなど、複数の理由が考えられます。したがって、看護師の対応として最も重要なのは、最重要！ 子どもを一方的に否定したり罰したりするのではなく、子どもの行動の背景にある気持ちや理由を理解しようとする共感的態度 (Empathetic Attitude) を持つことです。これにより、親子関係の健全な発達を促進し、子どもの自己肯定感を育む支援ができます。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

⑤番が最も適切です。学童期の子どもの嘘は、発達過程の一部であることが多く、罰や叱責よりも、「なぜ嘘をついたのか」「どんな気持ちだったのか」 を子ども自身が振り返り、親が受け止めることで、子どもの健全な 超自我 (Superego) の発達や 道徳性 (Morality) の獲得を促すことができます。看護師は、親に対して子どもの気持ちに寄り添う視点を提供することが大切です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ①番の「厳しく叱る」指導は、子どもの恐怖心を強め、親子の信頼関係を損なう可能性があり、むしろ嘘を繰り返す原因になりかねません。

②番の「すべて報告」は、子どものプライバシーを尊重せず、親子間の過干渉を助長するため不適切です。子どもの自己決定や自律性の発達を阻害します。

③番の「罰を与える」も、行動の背景を無視した外的統制であり、内発的な道徳性の発達にはつながりません。

④番の「すべて信じる」は、現実検討能力を育てる機会を逃し、非現実的な対応です。子どもが現実と空想の区別を学ぶためのガイダンスが必要です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

混同注意！ 幼児期（3～5歳）の「作り話」は、空想と現実の未分化によるものが多く、学童期の「嘘」とは発達的な意味合いが異なります。また、青年期の嘘は、親からの自立や仲間との関係性が背景にあることが多いです。学童期は 勤勉性 vs 劣等感 (Industry vs Inferiority) の発達課題の時期であり、嘘を通じて自己防衛や対人関係の調整を学んでいる側面もあります。看護師は、発達段階に応じた子どもの行動理解と親支援が求められます。

概念整理: 学童期の嘘の背景には、罰への恐怖、注目欲求、空想の楽しさ、対人関係の葛藤など、複数の発達的・心理的要因がある。罰や叱責は逆効果であり、子どもの気持ちを理解し、共に考える姿勢が親支援の基本である。発達課題「勤勉性 vs 劣等感」の観点も重要。

一目で比較！:

| 発達段階 | 嘘/作り話の特徴 | 看護師の対応のポイント |
| --- | --- | --- |
| 幼児期 (3-5歳) | 空想と現実の未分化。作り話を楽しむ。 | 創造性を認めつつ、現実との違いを優しく伝える。 |
| 学童期 (6-12歳) | 罰を回避、注目獲得、対人関係調整のための嘘。 | 背景を理解し、共感的に受け止め、一緒に考える。 |
| 青年期 (13-18歳) | 親からの自立や自己防衛、仲間関係維持のための嘘。 | 自律性を尊重しつつ、結果責任について話し合う。 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：子どもの発達段階、嘘の頻度や内容、親子関係、学校での状況。 **看護診断**：非効果的対処、親役割葛藤、育児困難リスクなど。 **計画・実施**：親への発達理解の教育、子どもの気持ちを聴くロールモデリング、必要に応じて学校や専門家への相談支援。 **評価**：親子のコミュニケーション改善、子どもの自己表現の変化。

暗記のコツ: 「学童の嘘＝叱る前に『なぜ？』と考える姿勢！」と覚えましょう。罰や叱責は「行動の抑制」にはなっても「心の成長」にはつながらない、という原理をイメージすると良いです。

国試頻出ポイント: 小児看護学の発達段階の理解（エリクソン、ピアジェ）と、それに基づいた親支援・子育て相談の対応が頻出です。特に「罰」「叱責」「無視」といったネガティブな対応は誤答となるパターンが非常に多いため、注意しましょう。

出題パターン注意！: 単純な知識問題として「学童期の発達課題は？」と聞かれるだけでなく、事例問題として「母親が子どもの嘘について悩んでいる。看護師の対応は？」という形で、具体的な声かけや指導内容を選ばせる問題に発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
実際の母子保健相談や小児科外来、学校保健の場面で、この知識をどう活かすか見てみましょう。

- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 小学3年生の男の子を持つ母親が、3歳の妹を妊娠中です。母親は「最近、長男が『宿題をやった』と言うのに実際はやっておらず、嘘をつくようになった。赤ちゃんが生まれるから寂しいのかもしれないが、どう対応したらいいかわからない」と相談に来ました。
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まず母親の不安や困惑を傾聴し、共感します。その上で、「お兄ちゃんになったプレッシャーや、ママの注意を引きたい気持ちが背景にあるかもしれないですね」と、子どもの気持ちを代弁する形で理解を促します。「嘘を責めるのではなく、『宿題は大変だった？』『一緒にやろうか？』と、まずは子どもの話を聞く姿勢が大切ですよ」と具体的な声かけの例を示します。また、子どもと1対1で過ごす時間 を意識的に作るようアドバイスすることも有効です。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 子どもの嘘が頻回で、学校でのトラブルや盗みなど反社会的行動を伴う場合は、適応障害や行為障害の可能性 も考慮し、心理専門職や小児精神科への紹介を検討する必要があります。また、親が過度に厳格であったり、子どもを情緒的に無視している場合は、児童虐待 (Child Abuse) のサインである可能性もあるため、慎重なアセスメントが必要です。

先輩看護師の一言: 「子どもの『嘘』って聞くと、つい『悪いこと』と思っちゃいますよね。でも、発達の過程で、子どもなりの『生きる知恵』として出てくる行動なんです。大切なのは、『嘘をどうやって見破るか』ではなく、『なぜその嘘が必要だったのか』という背景に目を向けること。親御さんに寄り添いながら、子どもを丸ごと受け止める視点を一緒に育てていくのが、私たち看護師の役目ですよ！」

## 重要概念

- **学童期** — 小学校就学から12歳頃までの時期。具体的操作期にあたり、論理的思考が発達し始める。
- **勤勉性 vs 劣等感** — エリクソンの発達課題の一つ。学童期に該当し、成功体験を通じて有能感を獲得する。
- **超自我** — 精神分析理論における人格構造の一部。道徳的規範や良心を司る。
- **共感** — 相手の感情や立場を理解し、寄り添う態度。看護における基本的なコミュニケーション技術。
- **児童虐待** — 保護者による子どもへの身体的・心理的・性的虐待やネグレクト。早期発見と介入が重要。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

