# 学童期の子どもが、両親の離婚を経験した。この子どもに対する看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> language: ja  
> subject: 学童の健康増進のための看護

## 問題

学童期の子どもが、両親の離婚を経験した。この子どもに対する看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 子どもには離婚のことを考えないように言い聞かせる
2. 両親の離婚について子どもに詳しく説明するよう求める
3. 子どもの気持ちを否定せずに受け止め、安心できる環境を提供する **✔ 正解**
4. 新しい家族関係についてすぐに適応するよう促す
5. 両親の離婚は子どものせいではないと繰り返し伝える

**正解: 3**

## 解説

両親の離婚は子どもにとって大きなストレスとなる。看護師は子どもの不安や悲しみなどの感情を否定せずに受け止め、安心して気持ちを表現できる環境を提供することが重要である。子どもが自分のペースで適応できるよう見守る姿勢が求められる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、学童期 (School-age Child) の子どもが両親の離婚という 心理社会的ストレス (Psychosocial Stress) に直面した際の、看護師の対応の原則を問うています。学童期（6～12歳）は、エリクソンの発達段階 (Erikson's Psychosocial Development) において「勤勉性 vs 劣等感 (Industry vs. Inferiority)」の時期であり、家族関係の変化は子どもの発達や自己概念に深く影響します。離婚は子どもにとって「喪失体験 (Loss Experience)」であり、悲しみ、怒り、不安、罪悪感など複雑な感情を引き起こします。看護師の役割は、子どもの 最重要！ 情緒的サポート (Emotional Support) と 安全・安心の確保 (Ensuring Safety and Security) です。子どもの感情を否定せず、受容的・共感的な態度で接し、子どもが自分のペースで気持ちを表現し、適応できるよう見守ることが求められます。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

③「子どもの気持ちを否定せずに受け止め、安心できる環境を提供する」が最も適切です。

これは、クライエント中心療法 (Client-Centered Therapy) の基本姿勢である 無条件の肯定的関心 (Unconditional Positive Regard) と 共感的理解 (Empathic Understanding) に基づきます。離婚という出来事自体を変えることはできませんが、看護師は子どもの感情をありのままに受け止め（受容）、「ここではどんな気持ちも話していいんだよ」という安心感を提供することで、子どもの心理的な安定を支えます。これは プレイセラピー (Play Therapy) などの手法にも通じる、子どもへの基本的な看護介入です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

①「子どもには離婚のことを考えないように言い聞かせる」

混同注意！ 感情を抑圧させる対応は、子どものストレスを悪化させ、適応障害 (Adjustment Disorder) や 抑うつ (Depression) のリスクを高めます。子どもの気持ちを否定することは、看護における 禁忌対応 です。

②「両親の離婚について子どもに詳しく説明するよう求める」

これは、子どもの意向を無視した対応です。子どもが話したくない時に無理に説明を求めることは、かえって心理的負担を強います。看護師は子どもが話す準備ができるまで待つ 待つ姿勢 (Patience) が重要です。

④「新しい家族関係についてすぐに適応するよう促す」

混同注意！ 適応には個人差があり、時間がかかるものです。「すぐに適応するよう促す」ことは、子どもの感情を無視し、レジリエンス (Resilience) の発揮を妨げます。子どものペースを尊重することが原則です。

⑤「両親の離婚は子どものせいではないと繰り返し伝える」

これは一見正しそうに思えますが、混同注意！ 学童期の子どもは「自分のせいで離婚した」という 罪悪感 (Guilt) を持ちやすいため、この点を伝えることは重要です。しかし、「繰り返し伝える」というのは、子どもがまだその話を受け入れられない段階では逆効果です。まずは子どもの感情を受け止め、子どもが罪悪感を表出した時など、適切なタイミング で伝えることが大切であり、「最も適切な対応」としては③の方が優先されます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

- **家族機能の変化 (Family Function Change)**: 離婚後の親子関係、面会交流、経済的変化など、子どもの環境全体をアセスメントする視点。
- **小児のストレス対処 (Children's Stress Coping)**: 遊び、絵画、日記など、子ども特有の対処法を理解し、支援する。
- **レジリエンス (Resilience)**: 逆境に負けない力。看護師は、子ども自身の強みや周囲のサポート資源（祖父母、学校の先生、友人など）を見つけ、強化する支援を行う。

概念整理

| 年齢 | 発達課題 (Erikson) | 離婚への影響 |
| --- | --- | --- |
| 幼児期 (1-3歳) | 自律性 vs 恥・疑惑 | 分離不安、退行行動 |
| 遊戯期 (3-6歳) | 積極性 vs 罪悪感 | 両親を自分のせいで失ったと考える罪悪感 |
| 学童期 (6-12歳) | 勤勉性 vs 劣等感 | 悲しみ、怒り、学校での問題行動、学業不振 |
| 青年期 (12-18歳) | 同一性 vs 同一性拡散 | 親への不信、将来の人間関係への不安 |

一目で比較！

- **受容 vs 指示**: ③は「受容」、①④は「指示・命令」であり、子ども主体の看護とは対極。
- **タイミングの重要性**: ⑤の内容は正しいが「繰り返し伝える」という強引さが問題。③の「受け止める」がまず優先される態度。

看護過程ポイント

- **アセスメント**: 子どもの年齢・発達段階、両親との関係性、子どもの感情（悲しみ・怒り・罪悪感・不安）、行動の変化（不眠、食欲低下、攻撃性、退行）、学校での適応状況。
- **看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 非効果的対処 (Ineffective Coping)、悲嘆 (Grieving)、家族プロセス変調 (Interrupted Family Processes) などが考えられる。
- **計画・実施**: 子どもが安心して感情を表現できるプレイルームの確保、傾聴、遊びを通した感情表出の促進、必要に応じて心理専門職（臨床心理士、精神科医）や学校との連携。
- **評価**: 子どもが自分の気持ちを言葉や遊びで表現できるようになったか、罪悪感や不安の軽減が見られるか。

暗記のコツ

「子どもの心のケアは **『受容・共感・安心』** の3つ！」と覚えましょう。問題文で「～するよう促す」「～するよう言い聞かせる」という能動的・指示的な選択肢は、まず疑ってかかりましょう。看護師の役割は「指導者」ではなく「**伴走者 (Companion)**」です。

国試頻出ポイント

- 小児看護分野で、発達段階に応じた心理社会的ケアは毎年出題されます。
- 離婚に限らず、家族の死、病気、転校など、子どもの喪失体験全般に応用できる原則です。
- 「最も適切な対応」を選ぶ問題では、受容的態度が必ず優先されます。

出題パターン注意！

単純な知識問題（例：離婚後の子どもの情緒的反応として正しいのはどれか）から、事例問題（例：8歳の男児、両親の離婚後、登校しぶりが続いている。看護師の対応として最も適切なのはどれか）に発展します。事例問題では、状況を具体的にイメージし、看護過程の優先順位を考えましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

入院中の10歳の女児。面会に来た両親が別々に来院することに気づき、「パパとママ、もう一緒に来ないんだよね。僕のせい？」と看護師に打ち明けました。あなたはどのように対応しますか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察**: 子どもの表情、声のトーン、体の緊張度、視線の動きを観察。最重要！ まずは その場でできる範囲で安全な環境を作る。
2. **アセスメント**: 子どもは「自分のせい」という罪悪感を抱いている可能性が高い。無理に話を聞き出そうとせず、子どものペースを尊重する。
3. **報告**: 必要に応じて、担当医や小児科の心理士、病棟師長に情報共有（個人情報に配慮）。
4. **介入**: 「そう思ったんだね。教えてくれてありがとう。あなたのせいじゃないんだよ。」 と、優しく、落ち着いた口調で伝える。その後は、無理に続けず、子どもが望めば遊び（折り紙、お絵かきなど）を一緒に行う。
5. **評価**: 子どもがリラックスした表情を見せたか、別の話題を話し始めたかなど、非言語的サインも含めて評価する。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 絶対に避けるべき対応: 両親の離婚原因を詮索する、子どもに「お父さん・お母さんのどちらが好き？」と尋ねる、看護師の個人的な価値観を押し付ける。
- 守秘義務 (Confidentiality): 子どもから聞いた話は、子どもの同意なしに親に詳細を伝えない（虐待や自傷他害のリスクがある場合は除く）。

看護プロトコル

- **観察項目**: バイタルサイン（特に睡眠パターン）、食事摂取量、遊びの様子（攻撃的か、引きこもりがちか）、他患との交流、退行行動の有無。
- **報告基準 (SBAR)**: Situation「A君が両親の離婚について話をしてきました」、Background「両親は先月離婚」、Assessment「罪悪感を抱いている様子」、Recommendation「プレイルームでの遊びを通したケアを継続し、心理士へのコンサルテーションを検討したい」。
- **記録のポイント**: 子どもの発言（逐語録に近い形）、その時の表情・行動、看護師の対応、子どもの反応を客観的に記録。

先輩看護師の一言

「子どもは、大人が思っている以上に、家庭の変化を敏感に感じ取り、そして自分のせいだと思い込みやすいんです。看護師にできることは、『あなたは悪くないよ』と伝えることだけではありません。何より、『ここではあなたの気持ちを話していいんだよ』という安心感を、笑顔と穏やかな態度で伝えること。それが、子どもが自分の力で立ち直る力、レジリエンスを育む一番の支えになります。国試では『最も適切な対応』を選ぶ問題が多いですが、現場では『その子にとって最も適切な対応』を、その場その場で考え続けることが求められますよ！」

## 重要概念

- **レジリエンス** — 逆境や困難に直面したときに、それを乗り越え、回復し、成長する力。子どもへの支援においては、この力を育む環境を提供することが重要。
- **無条件の肯定的関心** — 相手の行動や感情を評価・判断せず、その人を一人の人間として尊重し、無条件に受け入れる姿勢。ロジャーズ（Carl Rogers）の来談者中心療法の核概念。
- **罪悪感** — 自分の行為や考えが道徳的に間違っていたと感じ、自責の念を抱く感情。学童期の子どもは、両親の離婚を自分のせいだと誤って認識しやすい。
- **家族プロセス変調** — 家族の機能や人間関係に変化が生じ、健康な家族プロセスが中断されている状態。看護診断の一つで、離婚や死別などの際に該当する。
- **非効果的対処** — ストレス要因に対して、個人の資源や能力が不足しており、問題解決や感情調整がうまくいかない状態。看護診断の一つ。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

