# 3歳の幼児が母親と一緒に病院のプレイルームで遊んでいる。別の患児が使っていたおもちゃを取ってしまった。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369678  
> language: ja  
> subject: 幼児の健康増進のための看護

## 問題

3歳の幼児が母親と一緒に病院のプレイルームで遊んでいる。別の患児が使っていたおもちゃを取ってしまった。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 順番を待つように言葉で説明する
2. 母親に注意してもらう
3. 他のおもちゃを勧めて気をそらす **✔ 正解**
4. すぐにそのおもちゃを取り上げる
5. しばらく様子を見守る

**正解: 3**

## 解説

3歳児はまだ他者の気持ちを理解することが難しく、言葉での説明だけでは対応が困難な場合がある。気をそらすことでトラブルを回避し、子どもが遊びを継続できるように支援することが適切である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、幼児期 (Early Childhood / Toddler-Preschooler) 特に3歳児の発達段階に応じた効果的な看護介入を問うています。3歳児は エリクソンの発達段階 (Erikson's Psychosocial Development) における「自律性 vs 恥・疑惑 (Autonomy vs Shame and Doubt)」から「自発性 vs 罪悪感 (Initiative vs Guilt)」への移行期にあり、自己主張が強くなる一方で、他者の視点を理解する 脱中心化 (Decentration) や 心の理論 (Theory of Mind) はまだ未発達です。したがって、言語的な説明だけでは衝動を制御することが難しく、遊びを通した関わりが最も効果的です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 3歳児はまだ 因果関係の論理的思考 (Logical Causality) が未熟で、「順番を待つ」という社会的ルールを理解しても、衝動をコントロールできません。また、トラブルを起こしたことへの罪悪感を強く与えすぎると、自発性の発達を阻害する恐れがあります。正解の③「他のおもちゃを勧めて気をそらす」は、注意転換 (Distraction / Redirection) という発達段階に応じた有効な技法です。子どもの関心を別の対象にスムーズに移行させることで、トラブルを回避し、子どもが遊びを継続できるよう支援します。これは、認知発達理論 (Piaget) の前操作期 (Preoperational Stage: 2~7歳) の特徴である自己中心性 (Egocentrism) を考慮した介入です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！ ①「順番を待つように言葉で説明する」は、言語発達が進む学童期（6歳以降）には有効ですが、3歳児の認知レベルでは抽象的ルールの理解と衝動制御が困難です。
②「母親に注意してもらう」は、母親の負担を増やすだけでなく、子どもが「母親に見捨てられた」という不安を感じる可能性もあります。看護師自身が主体的に関わることが基本です。
④「すぐにそのおもちゃを取り上げる」は、子どもに強い罪悪感や怒りを与え、自発性の発達を阻害します。また、遊びの場から排除する感覚を与え、治療的遊びの機会を奪います。
⑤「しばらく様子を見守る」は、子どもの自己解決を促す方法ですが、3歳児の自己中心性が強い時期では、トラブルが激化し、相手の子どもが泣いたり、ケガに発展するリスクがあります。安全な環境調整が優先されます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
- 発達段階別の遊びの特徴: 幼児期は「平行遊び (Parallel Play)」から「連合遊び (Associative Play)」へ移行します。所有権の認識は強いが、共有の概念は未熟です。
- 治療的遊び (Therapeutic Play): 病院という非日常的な環境で、遊びは子どもにとっての重要なストレス対処法です。看護師は遊びを通して子どもとの信頼関係を構築します。

概念整理: 3歳児の認知発達（前操作期）の特徴：自己中心性、思考の具体性、注意の持続時間の短さ。これらの特徴から、言語説明よりも注意転換や遊びを通した介入が効果的。

一目で比較！:

| 発達段階 | 対処法の例 | 理由 |
| --- | --- | --- |
| 乳児期 (0~1歳) | 身体接触・なだめる声かけ | 愛着形成と安心感の提供が最優先 |
| 幼児期 (1~3歳) | 注意転換・別の遊びを提案 | 自己中心性が強く、言語による説得は困難 |
| 学童期 (6~12歳) | ルールの説明・話し合い | 論理的思考が発達し、ルールの理解が可能 |

看護過程ポイント:
- アセスメント: 子どもの発達段階、遊びの種類、周囲の環境、保護者の関与度
- 看護診断: 対処行動の非効果的 (Ineffective Coping)、または 暴力リスク状態 (Risk for Other-Directed Violence)
- 介入: 注意転換、環境調整（同じ種類のおもちゃを複数用意する）、ポジティブな強化（良い行動を認める）
- 評価: 子どもが新しい遊びに集中できているか、トラブルの再発がないか

暗記のコツ: 「3歳児＝自己中心性が強い＝言語説明は不十分＝注意転換（Distraction）が有効」と覚えましょう。「言葉より行動、ルールより遊び」が幼児期看護の基本です。

国試頻出ポイント: 発達段階別の看護介入は毎年必ず出題されます。特に「幼児期は注意転換」「学童期は説明と話し合い」の対比が頻出です。

出題パターン注意！: 「この発達段階で、看護師の対応として適切なのはどれか」というシンプルな知識問題から、「3歳の男児が点滴を嫌がって抜こうとしている。看護師の対応として最も適切なのはどれか」といった具体的な場面設定問題へ発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
小児病棟のプレイルームで、実際にこのような場面に遭遇した場合を想定します。

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
「3歳のAくんが、車のおもちゃで遊んでいたBくんから、そのおもちゃを奪い取りました。Bくんは泣き出し、Aくんはおもちゃを離そうとしません。Aくんの母親は困った表情で見守っています。看護師としてどう対応しますか？」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
1. **観察 (Observation)**: 両方の子どもの表情、行動、ケガの有無、周囲の遊び道具の状況を素早く確認。
2. **アセスメント (Assessment)**: 3歳児の自己中心性による典型的な行動であり、悪意はないと判断。Bくんの泣きは驚きと悲しみによるものとアセスメント。
3. **介入 (Intervention)**:
- まずBくんに「Bくん、びっくりしたね。大丈夫だよ」と声をかけ、短時間の気持ちの受容を行いながら、看護師が別の似たおもちゃをBくんに手渡し、注意をそらす。
- 同時にAくんには「Aくん、その車、かっこいいね！でもこっちに、もっと大きい車があるよ！見てみる？」と、注意転換 (Distraction) を用いて別の魅力的なおもちゃを提示する。
- 両方の子どもが新しい遊びに移行したら、その行動を認める「一緒に遊べて楽しいね！」と声かけ。
4. **評価 (Evaluation)**: 両方の子どもが落ち着いて遊べているか確認。もし再度トラブルがあれば、プレイルームの環境調整（おもちゃの種類や数の見直し）を検討。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**
最重要！ おもちゃの取り合いから、引っかき傷や噛みつきなどのケガに発展するリスクがあります。看護師は常にプレイルームの状況を把握し、トラブルの予兆（声が大きくなる、身体が近づくなど）を見逃さないようにします。また、おもちゃの角が尖っていないか、小さな部品がないかなど、安全面のチェックも重要です。保護者には「この時期はよくあること」と伝え、過度に叱らないようにアドバイスします。

看護プロトコル:
- 観察項目: 遊びの種類、子どもの人数、関わり方、保護者の有無と関与
- 報告基準 (SBAR): 状況（S）「プレイルームでおもちゃの取り合いがありました」→ 背景（B）「3歳児同士で、発達段階に応じた行動です」→ アセスメント（A）「ケガはなく、注意転換で落ち着きました」→ 提案（R）「プレイルームの巡回頻度を上げ、おもちゃの種類を増やすことを提案します」
- 記録のポイント: トラブルの内容、行った介入（注意転換）、子どもの反応、保護者への説明内容
- 家族への説明: 「3歳くらいのお子さんは、自分の欲しいものを我慢するのがまだ難しい時期です。無理に叱るよりも、気をそらしてあげる方法が効果的です。お母さんも大変ですが、一緒に見守っていきましょう。」

先輩看護師の一言
「小児看護で大切なのは、『子どもの行動は発達の証』と理解することです。この時期の『イヤ！』『ほしい！』は、ちゃんと成長している証拠。叱るのではなく、子どもの世界に寄り添って、安全に遊べるように導いてあげましょう。保護者も不安ですから、『こういう時はこうすると上手くいきますよ』と具体的なアドバイスをしてあげると、すごく喜ばれますよ！」

## 重要概念

- **自己中心性** — ピアジェの前操作期に見られる特徴で、他者の視点に立って物事を考えられず、自分の視点だけが絶対であると認識する傾向。3歳児では特に顕著であり、おもちゃの取り合いの背景にある。
- **注意転換 (Distraction / Redirection)** — 幼児期の子どもに対して用いる効果的な対応技法。問題行動を起こしている子どもの関心を、別の魅力的な対象や活動に穏やかに移行させることで、衝突や危険を回避する。
- **平行遊び (Parallel Play)** — 幼児期前半（2~3歳）に多く見られる遊びの形態。同じ場所で遊んでいても、それぞれが自分の遊びに没頭しており、互いに関わり合おうとはしない。
- **連合遊び (Associative Play)** — 幼児期後半（3~4歳頃）から見られる遊びの形態。同じ遊びを共有し、おもちゃの貸し借りや簡単なやり取りが発生するようになるが、まだ共同の目標はない。
- **治療的遊び (Therapeutic Play)** — 入院や処置などのストレス体験を、遊びを通して表現し、対処できるように支援する看護介入。子どもの情緒安定や主体性の回復に役立つ。

## 同じテーマの問題

- [3歳の男児が母親と一緒に健康診査のために来院した。看護師が発達評価を行う際の対応として適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369673)
- [2歳の幼児が母親に抱かれて予防接種に来院した。注射時に泣き叫んでいる。この時期の子どもに対する対応で適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369674)
- [3歳の幼児が肺炎で入院した。母親は「家に上の子がいるので面会に行けません」と話す。看護師の対応で最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369675)
- [1歳6か月児健康診査で、喃語はあるが意味のある単語を話さない幼児について、看護師が母親に行うアドバイスとして適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369676)
- [2歳の幼児が母親と一緒にトイレトレーニングを開始した。看護師が母親に指導する内容で適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369677)
- [2歳6か月の幼児が気管支喘息で入院した。夜間に母親が付き添えない状況で、子どもの不安を軽減するための看護師の対応として最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369679)
- [1歳の幼児が母親に抱かれて診察室に入ってきた。看護師が行うフィジカルアセスメントの方法で適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369680)
- [3歳の幼児が母親と一緒に小児科外来を受診した。看護師が発達を評価する際に、幼児の協力を得るための方法として最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369681)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

