# 1歳6か月児の健康診査で、母親から「最近、子どもが何でも口に入れるので心配です」と相談があった。幼児のこの行動の特徴として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369668  
> language: ja  
> subject: 幼児の健康増進のための看護

## 問題

1歳6か月児の健康診査で、母親から「最近、子どもが何でも口に入れるので心配です」と相談があった。幼児のこの行動の特徴として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 鉄欠乏性貧血の症状である可能性がある。
2. 口腔期と呼ばれる発達段階にある。 **✔ 正解**
3. 注意力が散漫であることを示している。
4. 親の関心を引くための行動である。
5. 歯の萌出に伴う生理的な現象である。

**正解: 2**

## 解説

生後1歳頃から2歳頃の幼児は、口唇期から口腔期にあり、口を使って物の形や硬さ、味を確かめる発達行動として「何でも口に入れる」行動が見られる。これは生理的・発達的に正常な行動であり、病的なものではない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、幼児期 (Toddler Period) における発達心理学と、子どもの生理的行動の理解を問うています。1歳6か月児が「何でも口に入れる」行動は、口腔期 (Oral Stage) と呼ばれる発達段階の正常な探索行動であり、病的なものではありません。

**核心概念の分析 (Key Concept)**: この問題は フロイト (Sigmund Freud) の心理性的発達理論 と ピアジェ (Jean Piaget) の感覚運動期 (Sensorimotor Stage) の概念を基礎としています。1歳6か月の子どもは、口唇期（0～1歳）から口腔期（1～3歳）へと移行し、口を主要な感覚器官として周囲の環境を探索します。この行動は生理的・発達的に正常であり、子どもの好奇心と学習の一部です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ ②番の「口腔期と呼ばれる発達段階にある」が正解です。1歳から3歳頃の子どもは、フロイトの発達理論において口腔期 (Oral Stage) に相当し、口を使った探索行動（口唇期の吸啜から、口腔期の噛む・舐める行動へ発展）が顕著に見られます。これは正常な発達マイルストーンの一つであり、母親への適切な指導（「この時期にはよく見られる行動です。安全なものを与え、誤飲に注意しながら見守ってあげてください」）が求められます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

混同注意！ ①番「鉄欠乏性貧血の症状である可能性がある」：鉄欠乏性貧血 (Iron Deficiency Anemia) では異食症 (Pica) が出現することがありますが、これは主に土や氷、でんぷんなど異常なものを食べる行動です。単に「何でも口に入れる」という幼児期の探索行動とは区別が必要です。

③番「注意力が散漫であることを示している」：この年齢の子どもは注意力が持続しないのが正常ですが、「何でも口に入れる」行動は注意力の問題ではなく、発達段階に基づく積極的な探索行動です。

④番「親の関心を引くための行動である」：親の関心を引く行動（注意要求行動）は、主にイヤイヤ期や反抗期に見られることがありますが、この年齢では口を使った探索が優位であり、必ずしも関心獲得が目的ではありません。

⑤番「歯の萌出に伴う生理的な現象である」：歯の萌出（Teething）に伴い、子どもは歯茎の不快感を和らげるために物を噛む行動が増えますが、「何でも口に入れる」行動のすべてを歯の萌出だけで説明するのは不十分です。口腔期の探索行動が主であり、歯の萌出は関連する要因の一つに過ぎません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**: 幼児期の安全確保（誤飲・窒息予防）と発達支援は小児看護の基本です。この行動を発達の正常なプロセスと理解した上で、母親には「危険なもの（タバコ、ボタン電池、小さなおもちゃなど）を子どもの手の届かない場所に置く」「安全な歯固めやおもちゃを提供する」などの具体的な指導を行います。また、ピアジェの感覚運動期（0～2歳）では、子どもは感覚と運動を通じて世界を理解するため、口に入れる行動は認知発達の重要な一部です。

概念整理: **口腔期 (Oral Stage)** はフロイトの心理性的発達理論の第2段階（1～3歳）。口を使った探索（噛む、舐める、口に入れる）が特徴。正常な発達行動であり、小児看護では「誤飲予防」と「安全な探索環境の提供」が看護介入のポイント。

一目で比較！:

| 行動 | 発達段階（正常） | 病的・注意すべき状態 |
| --- | --- | --- |
| 何でも口に入れる | 口腔期（1～3歳） | 異食症（Pica）：鉄欠乏性貧血などに伴う、土・石・紙など異常なものの持続的摂取。2歳以降も続く場合は評価が必要。 |
| 物を噛む | 歯の萌出期（生後6か月～2歳） | 歯肉炎や口腔内の痛みを伴う場合 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：子どもの月齢・発達段階を確認。家庭内の安全環境（誤飲リスクの有無）を評価。**看護診断**：『発達促進の準備状態 (Readiness for Enhanced Development)』または『転倒外傷リスク (Risk for Injury)』**介入**：母親への発達行動の説明と安全指導（誤飲防止の具体策）。**評価**：母親の理解度と家庭環境の改善状況を確認。

暗記のコツ: 「口腔期＝お口で探検！1～3歳の探検隊」と覚えましょう。子どもの「口に入れる」は「探索行動」＝正常！と結びつけてください。

国試頻出ポイント: フロイトの心理性的発達理論の各段階（口唇期・口腔期・肛門期・男根期・潜伏期・性器期）と年齢の対応は頻出。また、小児の健康診査（1歳6か月児健診・3歳児健診）での発達評価と指導内容もよく問われます。

出題パターン注意！: 単純な理論の知識問題から、事例問題（「1歳児の母親が『何でも口に入れて困る』と相談。看護師の対応として適切なのは？」）に発展します。母親への指導内容（「この時期の正常な行動です」「安全な環境を整えましょう」）を選択肢から選ばせる形式が典型です。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 1歳6か月児健診の場面。母親が「子どもが床に落ちている小さなボタンや、砂利をすぐに口に入れてしまうので、毎日ヒヤヒヤしています。もう2歳近いのに、こんな行動は異常でしょうか？」と不安そうに質問しました。あなたは小児科外来の看護師として、この母親にどのような説明と指導をしますか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1. **観察・アセスメント**: まず、子どもの発達状況（歩行の有無、言葉の理解、手の使い方）を簡潔に評価します。次に、家庭での具体的な状況（どのようなものを口に入れるか、頻度、窒息や誤飲の既往）を母親から聴取します。

2. **報告・説明**: 最重要！ 母親に「この年齢の子どもは、口を使って物の形や味を確かめることがとても大切な発達の一部です。異常な行動ではありませんよ」と安心させます。同時に「危険なもの（タバコ、コイン、ボタン電池、小さなおもちゃの部品、ビー玉など）は子どもの手の届かない場所（高い棚、鍵のかかる引き出し）に保管しましょう。特にボタン電池は食道や胃に留まると重大な損傷を引き起こすので、絶対に注意が必要です」と具体的な安全指導を行います。

3. **介入・評価**: 安全な代替品（歯固め、布絵本、大きなおもちゃ）を提供することを提案し、母親が実践できるか確認します。また、誤飲が発生した場合の緊急対応（気道異物の除去法：背部叩打法・腹部突き上げ法、救急車要請のタイミング）を簡潔に指導します。評価として、母親が理解し、不安が軽減したかを確認します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 重要！誤飲・窒息のリスクが高い物：豆類、ナッツ、グミ、飴、コイン、ボタン電池、マグネット、タバコ、医薬品、洗剤、化粧品。特にボタン電池とマグネットは、誤飲後の緊急性が高く、直ちに受診が必要です。 また、子どもの口の中に指を入れて無理に取り出そうとすると、喉の奥に押し込んでしまうリスクがあるため、正しい異物除去法（背部叩打法）を指導します。

看護プロトコル: **観察項目**：子どもの発達段階、誤飲・窒息のリスクアセスメント、家庭の安全環境。**報告基準（SBAR）**：S「1歳6か月児の母親が子どもの誤飲を心配しています」B「口腔期の発達行動と理解していますが、家庭環境に危険なものが見られます」A「誤飲予防の具体的な指導と安全な代替品の提案が必要です」R「母親への説明と安全指導を実施し、理解を得ました」**記録のポイント**：指導内容、母親の反応・理解度、家庭環境の評価結果を記載。

先輩看護師の一言: 「小児看護で大切なのは、『子どもの発達を正常と理解すること』と『親の不安に寄り添うこと』のバランスです。この時期の『何でも口に入れる』行動は、『正常な発達の証』です。でも、親は心配ですよね。『大丈夫ですよ』と安心させるだけでなく、『具体的に何をしたらいいか』を伝えることで、親の不安はグッと減ります。国試でも、『正常な発達行動』と『病的な状態（異食症など）』の違いをしっかり区別して覚えておいてください！」

## 重要概念

- **口腔期 (Oral Stage)** — フロイトの心理性的発達理論における第2段階（1～3歳）。口を使った探索行動（噛む、舐める、口に入れる）が特徴。正常な発達行動。
- **異食症** — 栄養学的に無価値な物質（土、石、紙、氷など）を1か月以上持続的に摂食する行動。鉄欠乏性貧血や発達障害に伴うことがある。
- **誤飲 (Accidental Ingestion)** — 子どもが意図せず異物を飲み込むこと。特にボタン電池、マグネット、タバコ、医薬品は緊急性が高い。
- **感覚運動期 (Sensorimotor Stage)** — ピアジェの認知発達理論の第1段階（0～2歳）。感覚と運動を通じて世界を理解する。物の永続性（Object Permanence）を獲得する。
- **1歳6か月児健診 (18-month Health Checkup)** — 日本の乳幼児健診の一つ。身体発育、栄養状態、発達（運動・言語・社会性）、歯科、予防接種の確認と、子育て支援・養育環境の評価を行う。

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