# 新生児のビタミンK欠乏性出血症の予防として行われるのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369616  
> language: ja  
> subject: 新生児の健康増進のための看護

## 問題

新生児のビタミンK欠乏性出血症の予防として行われるのはどれか。

## 選択肢

1. 出生直後のビタミンK2シロップの経口投与 **✔ 正解**
2. 鉄剤の予防的投与
3. 母親への妊娠中のビタミンK注射
4. ビタミンKを多く含む食品の摂取
5. 出生後のビタミンD投与

**正解: 1**

## 解説

新生児ビタミンK欠乏性出血症の予防として、出生直後にビタミンK2シロップを経口投与するか、ビタミンK2を筋肉内注射することが標準的に行われている。新生児は腸内細菌叢が未熟でビタミンKの産生が不十分であり、母乳中のビタミンK含有量も少ないため予防投与が必要である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、新生児期に特有の出血性疾患であるビタミンK欠乏性出血症 (Vitamin K Deficiency Bleeding, VKDB)の予防法を問うています。新生児は腸内細菌叢が未熟でビタミンKを十分に産生できず、また母乳中のビタミンK含有量が少ないため、出生後すぐにビタミンKを補充することが世界的な標準予防策となっています。
**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ 新生児VKDBの予防として、ビタミンK2シロップの経口投与またはビタミンK2の筋肉内注射が出生直後に行われます。日本では、出生後早期（生後4時間以内が目安）にビタミンK2シロップを3回（出生時、生後1週間、生後1ヶ月）経口投与する方法と、出生直後に1回のみ筋肉内注射する方法が主に用いられます。この予防策により、頭蓋内出血などの重篤な出血を防ぎます。
**誤答の分析 (Distractor Analysis)**: 混同注意！
① ②番（鉄剤の予防的投与）は、新生児期ではなく、主に乳幼児期の鉄欠乏性貧血予防に行われます。出生直後には適応となりません。
③ ③番（母親への妊娠中のビタミンK注射）は、胎盤通過性が低く、胎児のビタミンK貯蔵を効果的に増やせないため、予防効果が不十分です。
④ ④番（ビタミンKを多く含む食品の摂取）は、母乳栄養児の場合、母親の摂取量を増やしても母乳中のビタミンK濃度はあまり上昇せず、予防効果が期待できません。
⑤ ⑤番（出生後のビタミンD投与）は、くる病 (Rickets)の予防として行われます。ビタミンK欠乏性出血症とは全く異なる目的です。
**関連概念の整理 (Related Concepts)**: 新生児の生理的出血傾向とVKDBの違いを理解しましょう。生理的出血傾向はビタミンK依存性凝固因子の生理的低値によるものですが、VKDBはさらに重症化し、頭蓋内出血や消化管出血をきたします。予防投与のスケジュールも併せて覚えましょう（生後4時間以内、生後1週間、生後1ヶ月の3回経口投与が代表的）。

概念整理: 新生児VKDB予防＝出生直後のビタミンK2投与（経口 or 筋肉内）。腸内細菌叢未熟と母乳中ビタミンK低値が原因。

一目で比較！:

| 疾患 | 予防方法 | 投与時期 |
| --- | --- | --- |
| ビタミンK欠乏性出血症 | ビタミンK2シロップ経口 or 筋肉内注射 | 出生直後 |
| 鉄欠乏性貧血 | 鉄剤予防投与 | 乳幼児期（特に離乳期以降） |
| くる病 | ビタミンD投与 | 出生後早期（生後数日〜数週間） |

看護過程ポイント: **アセスメント**：出生時の在胎週数、分娩方法、ビタミンK投与の有無と投与経路を確認。**計画・実施**：医師の指示に基づき、出生後速やかにビタミンK2シロップを経口投与する。哺乳開始前の投与が基本。投与後は誤嚥に注意し、嘔吐がないか観察する。**評価**：出血徴候（頭血腫の増大、吐血、下血、皮下出血）の有無を観察する。

暗記のコツ: 「K」は「出血予防のK（ケア）」と覚えましょう！新生児は「お腹のバイ菌（腸内細菌）がいないから、ビタミンKが足りない → 外から補充が必要」というストーリーで記憶すると忘れにくいです。

国試頻出ポイント: 新生児VKDB予防は毎年と言っていいほど頻出です。特に「なぜ新生児にビタミンKが必要か（腸内細菌叢未熟）」「予防投与の方法（経口 or 筋注）」「投与スケジュール」が問われます。他のビタミン欠乏症（ビタミンD欠乏＝くる病、ビタミンC欠乏＝壊血病）と混同しないようにしましょう。

出題パターン注意！: 単純な「予防法はどれか」という知識問題に加え、事例問題（「生後2日の男児。哺乳後、顔面に点状の出血斑を認めた。予防的に行われている処置はどれか。」）としても出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
新生児室や産科病棟で働く看護師は、出生直後のビタミンK2シロップ投与を確実に実施し、記録することが求められます。
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 正期産で出生した健常新生児（体重3200g）に、看護師がビタミンK2シロップを経口投与しようとしています。新生児はまだ哺乳を開始しておらず、活気があります。投与の手順と観察事項を説明してください。
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ ① 医師の指示を確認（投与量、投与経路）。② 新生児の状態（呼吸状態、活気、顔色）を確認。③ 哺乳開始前に投与（ミルクと混ぜない）。④ 新生児をやや頭部高位にし、スポイトで頬の内側にゆっくりとシロップを注入。⑤ 誤嚥を防ぐため、一度に全量を注入せず、新生児の嚥下を確認しながら少しずつ投与。⑥ 投与後はしばらく新生児の状態を観察（嘔吐、チアノーゼの有無）。⑦ 投与記録（投与日時、投与量、投与者、新生児の反応）を電子カルテまたは看護記録に正確に記載。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: ① 誤嚥予防：新生児の頭部をしっかり支え、無理に開口させない。② アレルギー：ビタミンK2製剤の成分に対するアレルギー歴がないか確認（初回投与では特に注意）。③ 投与忘れ防止：出生後すぐに投与リストを作成し、ダブルチェック体制をとる。④ 筋肉内注射の場合：大腿部前外側（外側広筋）に注射する。神経損傷を避けるため、解剖学的位置を正確に把握する。

看護プロトコル: **観察項目**：投与前後のバイタルサイン、出血徴候（皮下出血、血便、吐血）、哺乳状況、嘔吐の有無。**報告基準（SBAR）**：S（状況）「出生後◯時間、ビタミンKシロップ投与後、新生児に嘔吐が認められました」→ B（背景）「投与量は◯mL、経口投与」→ A（アセスメント）「投与後5分でミルク様の嘔吐があり、一部薬剤が吐き出された可能性があります」→ R（提案）「再投与の指示を仰ぎたいです」。**記録のポイント**：投与時刻、投与量、投与経路、新生児の反応（飲み込みの状態、嘔吐の有無）、実施者の署名。

先輩看護師の一言: 「新生児への投与は、『ただ薬を飲ませる』ではなく、『この子の命を守る初めての予防接種』という意識を持ってください。ビタミンKを打つか打たないかで、頭蓋内出血という重大な合併症を防げるんです。シロップを吐き出してしまった場合は、すぐに医師に報告し、再投与の判断を仰ぎましょう。そして、保護者の方にも『このお薬で赤ちゃんの出血を予防しますね』と一言説明することで、安心してもらえますよ！」

## 重要概念

- **ビタミンK欠乏性出血症** — 新生児期にビタミンK不足により起こる出血性疾患。頭蓋内出血をきたすことがあり、予防的投与が必須。
- **ビタミンK2シロップ** — 新生児VKDB予防に用いる経口薬。出生直後、生後1週間、生後1ヶ月の計3回投与が標準的。
- **腸内細菌叢** — 新生児は無菌状態で生まれ、徐々に腸内細菌が定着する。この未熟さがビタミンK産生不足の原因。
- **母乳** — ビタミンK含有量が少なく、母乳栄養児はVKDBリスクが高い。そのため予防投与が必要。
- **筋肉内注射** — ビタミンK2の投与経路の一つ。経口投与が困難な場合や、確実な効果を期待する場合に用いる。

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