# 産科病棟で勤務する看護師が、生後2日の新生児の母親から「赤ちゃんの肌が黄色くなってきた気がする」と相談を受けた。看護師の観察で、児の皮膚と眼球結膜に黄染を認めた。この時点での看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=369615  
> language: ja  
> subject: 新生児の健康増進のための看護

## 問題

産科病棟で勤務する看護師が、生後2日の新生児の母親から「赤ちゃんの肌が黄色くなってきた気がする」と相談を受けた。看護師の観察で、児の皮膚と眼球結膜に黄染を認めた。この時点での看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 遮光のために窓のカーテンを閉める
2. 経皮的ビリルビン値を測定する **✔ 正解**
3. 交換輸血の準備を行う
4. 光線療法を開始する
5. 母乳を中止するよう指示する

**正解: 2**

## 解説

生後2日の新生児に黄疸が出現した場合、生理的黄疸の可能性が高いが病的黄疸の鑑別も必要である。まずは経皮的ビリルビン値を測定し、黄疸の程度を客観的に評価することが第一歩である。光線療法や交換輸血はビリルビン値が治療基準を超えた場合に医師の指示のもとで行われる。母乳を中止する必要はない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、産科病棟における新生児黄疸 (Neonatal Jaundice) の初期対応を問うています。生後2日という時期は、生理的黄疸 (Physiological Jaundice) が出現し始める典型的なタイミングであり、まずは黄疸の程度を客観的に評価する必要があります。最重要！ 看護師の第一歩は、視診による主観的な判断ではなく、経皮的ビリルビン値 (Transcutaneous Bilirubin, TcB) を測定し、重症度を客観的に評価することです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: ②番「経皮的ビリルビン値を測定する」が最も適切な対応です。新生児黄疸の評価は、視診だけでは正確さに欠けます。経皮的ビリルビン測定は非侵襲的で簡便に行え、黄疸の重症度をスクリーニングするための第一選択の方法です。測定値を基に、生理的黄疸の範囲内か、病的黄疸 (Pathological Jaundice) の可能性を疑うべきかを判断し、医師に報告するか、さらなる血液検査（血清総ビリルビン値）が必要かを決定します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
①番「遮光のために窓のカーテンを閉める」は誤りです。光線療法 (Phototherapy) は治療であり、医師の指示が必要です。また、光線療法で使用する光は特殊な波長（青色光）であり、単に日光を遮断しても治療効果はありません。生理的黄疸であれば、光線療法自体が必要ない場合もあります。
③番「交換輸血の準備を行う」は誤りです。交換輸血 (Exchange Transfusion) は、重度の高ビリルビン血症で光線療法が無効な場合や、核黄疸 (Kernicterus) のリスクが高い場合にのみ適応される処置です。まずはTcB値を測定し、その結果に基づいて判断します。混同注意！ 重症例の治療と、初期評価の順序を混同しないでください。
④番「光線療法を開始する」は誤りです。光線療法は医師の指示のもとで開始される治療です。看護師が単独で開始することはできません。TcB値や血清ビリルビン値が治療基準を超えた場合に、医師の指示を受けて開始します。
⑤番「母乳を中止するよう指示する」は誤りです。生理的黄疸の増悪因子として母乳栄養が関与する「母乳性黄疸 (Breast Milk Jaundice)」という病態もありますが、生後2日目で即座に母乳を中止する必要はありません。まずは黄疸の程度を評価し、医師の判断を仰ぎます。多くの場合、母乳栄養は継続されます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**: 新生児黄疸には、生後2～3日目に出現し1～2週間で消退する生理的黄疸と、生後24時間以内に出現する病的黄疸（溶血性疾患、ABO不適合、G6PD欠乏症など）があります。病的黄疸の徴候として、早期出現（生後24時間以内）、進行が速い、ビリルビン値が高値（例：15 mg/dL以上）、濃い尿や淡黄色便などがあります。アセスメントのポイントは、出現時期、重症度（ビリルビン値）、体重減少の程度、哺乳状態、便の色です。

概念整理: 新生児黄疸のアセスメントでは、まず「生理的 vs 病的」の鑑別が重要です。生理的黄疸は、出生後の赤血球崩壊と肝臓のビリルビン抱合能の未熟性により生じます。病的黄疸は、溶血、感染症、胆道閉鎖症などが原因となります。看護師は、視診だけでなく、経皮的ビリルビン値を用いた客観的評価を優先します。

一目で比較！:

| 項目 | 生理的黄疸 | 病的黄疸 |
| --- | --- | --- |
| 出現時期 | 生後2～3日 | 生後24時間以内 |
| 進行速度 | 緩徐 | 急速 |
| 血清ビリルビン値 | 基準範囲内 | 高値（例：15 mg/dL以上） |
| 便の色 | 黄色 | 淡黄色～白っぽい（灰白色便） |
| 主な原因 | 生理的未熟性 | 溶血・感染症・代謝異常 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：黄疸の出現時期と程度（TcB値）、全身状態（哺乳力、体重減少、活動性）、便色の観察。**看護診断**：黄疸に関連する皮膚統合性障害のリスク状態、または高ビリルビン血症に関連する神経障害のリスク状態。**計画・実施**：TcB測定、医師への報告、必要に応じた光線療法の準備とケア（遮光眼帯装着、輸液管理、体温管理）。**評価**：ビリルビン値の推移、光線療法の効果、合併症（核黄疸）の有無。

暗記のコツ: 「混同注意！ 生理的黄疸の出現時期は『産後2～3日で黄色い肌』と『2～3（にさん）』を語呂合わせで覚えましょう。また、病的黄疸の『24時間以内』は『きゅう（9）にっ（2）か（か）ら？』ではなく『にじゅうよん』と覚えてください。」

国試頻出ポイント: 新生児黄疸は毎年出題される必須項目です。特に、「生理的黄疸の出現時期」「病的黄疸の鑑別ポイント」「経皮的ビリルビン測定の意義」「光線療法の適応と看護」が頻出です。事例問題では、黄疸の早期発見と適切な初期対応（評価→報告→治療開始）の流れを問われます。

出題パターン注意！: 単純な知識問題（「生理的黄疸の出現時期は？」）から、状況設定問題（「生後1日の新生児に黄疸が出現。看護師の対応は？」）への発展が典型的です。ビリルビン値の異常値と治療基準（光線療法開始ライン）をセットで覚えておくと、応用問題にも対応できます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 産科病棟で、経腟分娩後2日目の正期産児（体重3000g）を担当しています。母親が「赤ちゃんの顔色が黄色い気がする」と心配そうに声をかけてきました。児を観察すると、顔面から体幹にかけて黄染を認め、眼球結膜にも軽度の黄染があります。児はよく哺乳し、体重減少も生理的範囲内です。この状況で、あなたはどのように行動しますか？
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察**：児の全身状態（バイタルサイン、哺乳状態、活動性、便色・尿色）と黄疸の程度（視診：クレーマーの黄疸スケールで頭部～体幹～四肢～手掌・足底まで広がっているか）を確認します。
2. **アセスメント**：生後2日目で出現した黄疸であり、全身状態が良好なことから生理的黄疸の可能性が高いと推測します。しかし、重症度を確認するため、最重要！ 経皮的ビリルビン値 (TcB) を直ちに測定します。
3. **報告**：TcB値が生理的範囲内（例：生後48時間で12 mg/dL未満が目安）であれば、経過観察とし、母親に「生理的黄疸であり、多くの赤ちゃんに見られる正常な経過であること」を説明し安心させます。基準値を超える場合や急激な上昇が疑われる場合は、医師にSBARで報告します（S: 生後2日児、TcB値xx mg/dL、B: 生理的黄疸の範囲を超える可能性、A: 血液検査と光線療法の適応判断、R: 医師の診察依頼）。
4. **介入**：医師の指示に基づき、必要に応じて光線療法を開始します。光線療法実施中は、児の体温管理、輸液管理（不感蒸泄増加に注意）、遮光眼帯の装着と観察、体位変換、皮膚の観察を行います。
5. **評価**：TcB値や血清ビリルビン値の推移をモニタリングし、治療効果を評価します。核黄疸の徴候（筋緊張低下・異常啼泣・哺乳不良など）の出現に注意します。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 光線療法では、児の体温上昇や脱水に注意が必要です。また、遮光眼帯は確実に装着し、ずれがないか頻回に確認します。外れた場合、網膜損傷のリスクがあります。 母親への精神的サポートも重要です。黄疸に対する不安を軽減し、治療の必要性を分かりやすく説明し、協力を得ます。

看護プロトコル: 新生児黄疸の観察では、クレーマーの黄疸スケール（頭部→体幹→四肢→手掌・足底の順に黄染が広がる）とTcB値を併用します。報告基準は施設のマニュアルに従いますが、一般的にTcB値が14～15 mg/dL以上、または急激な上昇（24時間で5 mg/dL以上）が見られた場合は、速やかに医師へ報告します。記録には、黄疸の出現部位、TcB値、測定時間、児の全身状態、母親への説明内容と反応を記載します。

先輩看護師の一言: 「新生児の黄疸は、看護師が最初に気づける重要なサインの一つです。視診だけで判断せず、必ず経皮的ビリルビン値を測定して客観的なデータを取る習慣をつけましょう。そして、母親の『何か変だな』という直感もとても大事。患者家族の声を軽く見ずに、しっかりアセスメントすることが、安全な看護につながります！」

## 重要概念

- **生理的黄疸** — 出生後の赤血球崩壊と肝臓のビリルビン抱合能未熟により生じる、生後2～3日目に出現する黄疸。多くの正期産児に見られる生理的現象。
- **経皮的ビリルビン値** — TcB (Transcutaneous Bilirubin)。皮膚に光を当てて皮下のビリルビン濃度を非侵襲的に測定する方法。黄疸のスクリーニングに用いられる。
- **病的黄疸** — 生後24時間以内に出現する黄疸や、急速に進行する黄疸。溶血性疾患、感染症、胆道閉鎖症などが原因。早期発見・治療が必要。
- **光線療法** — 特殊な波長の光（青色光）を皮膚に照射し、脂溶性ビリルビンを水溶性に変換して排泄を促進する治療法。高ビリルビン血症の第一選択治療。
- **核黄疸** — 非抱合型ビリルビンが大脳基底核などに沈着し、神経障害を引き起こす状態。重度の高ビリルビン血症の合併症であり、予防が極めて重要。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

