# 5歳の男児。身長105cm、体重17kg。この児の発育評価として適切なのはどれか。ただし、標準的な5歳児の身長は約110cm、体重は約18kgとする。

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> language: ja  
> subject: 小児の成長と発達

## 問題

5歳の男児。身長105cm、体重17kg。この児の発育評価として適切なのはどれか。ただし、標準的な5歳児の身長は約110cm、体重は約18kgとする。

## 選択肢

1. 身長は標準範囲であるが、体重が軽い
2. 身長、体重ともに低値である
3. 身長は低いが、体重は標準範囲である
4. 身長に比べて体重が重い
5. 身長、体重ともに標準範囲である **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

標準的な5歳児の身長110cm、体重18kgに対し、この児は身長105cm、体重17kgである。標準値からの乖離は5%未満であり、発育の個人差の範囲内と考えられる。標準範囲と判断してよい。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、小児看護学における 小児の発育評価 (Growth Assessment in Children) の基礎を問うものです。成長曲線 (Growth Curve) や標準値からの乖離率を正しく理解 しているかが鍵となります。特に、発育には個人差が大きく、単純な数値の大小ではなく、標準範囲内（通常±2SD以内、あるいはパーセンタイルで3~97パーセンタイル）に収まるかを評価する必要があります。

本症例の男児（身長105cm、体重17kg）は、標準的な5歳児（身長約110cm、体重約18kg）と比較して、身長は約5cm（約4.5%の乖離）、体重は約1kg（約5.6%の乖離）低い値です。最重要！ 小児の発育評価において、標準値からの乖離が5%程度であれば、生理的な個人差の範囲内であり、「低値」「異常」とは判断しません。したがって、身長、体重ともに標準範囲内と評価するのが適切です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

標準的な発育値と比較して、身長は-5cm（-4.5%）、体重は-1kg（-5.6%）の差です。この程度の差は、小児の生理的な発育のばらつきの範囲内であり、発育障害（低身長、低体重）と診断する基準（通常-2SD以上、あるいは標準値からの乖離が10%を超える場合など）には該当しません。従って、身長、体重ともに「標準範囲」と評価するのが正解です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ①「身長は標準範囲であるが、体重が軽い」：身長も体重も同程度に標準値より低いため、一方のみを問題とするのは不適切です。また、体重の軽さも標準範囲内です。

②「身長、体重ともに低値である」：数値は標準値よりやや低いですが、発育障害と判断するほどの乖離ではなく、「低値」と評価するのは誤りです。

③「身長は低いが、体重は標準範囲である」：身長も体重も同程度の乖離であり、一方のみを「低い」と判断する根拠はありません。

④「身長に比べて体重が重い」：身長と体重のバランスが崩れている（例：肥満傾向）場合に用いる表現ですが、本症例ではそのような所見はありません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

小児の発育評価では、成長曲線 (Growth Curve) の継続的な記録が最も重要です。単回の測定値だけで判断せず、過去のデータと比較して「成長速度 (Growth Velocity)」が保たれているかを評価します。また、カウプ指数 (Kaup Index) や BMI を用いた体型評価も併用します。

概念整理: 小児の発育評価では、標準値との単純比較だけでなく、成長曲線 に基づく継時的な評価と、パーセンタイル値（3~97パーセンタイルが標準範囲） を理解することが重要です。

一目で比較！:

| 評価指標 | 本症例（5歳男児 身長105cm 体重17kg） | 標準値からの乖離率 | 判断 |
| --- | --- | --- | --- |
| 身長 | 105cm | 約4.5%低い | 標準範囲内 |
| 体重 | 17kg | 約5.6%低い | 標準範囲内 |

看護過程ポイント: アセスメント：標準値からの乖離率と成長曲線上の位置を確認する。看護診断：「発育遅延のリスク」などは乖離が大きく、成長曲線が下降している場合に検討する。計画・実施：成長曲線の継続記録、栄養状態の評価、必要に応じて医師へ報告する。評価：定期的な測定と成長曲線の推移で評価する。

暗記のコツ: 小児の発育評価で「異常」と判断する目安は、標準値から10%以上乖離 または 成長曲線が2つの主要パーセンタイル線をまたいで下降 した場合と覚えましょう。5%程度の乖離は「生理的個人差」です。

国試頻出ポイント: 小児の発育評価は、母性・小児看護学の頻出分野です。標準値（身長・体重・頭囲・胸囲）を暗記するだけでなく、「成長曲線の見方」「標準範囲の概念」「低身長/低体重の定義（-2SD以下、3パーセンタイル未満など）」を理解しておく必要があります。

出題パターン注意！: 単純な数値比較問題から、成長曲線グラフを読ませる問題、疾患（低身長症、甲状腺機能低下症、栄養障害など）と関連付けた状況設定問題 へ発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは5歳の男児の母親から「うちの子、同じ年の子より小さい気がするんですが、大丈夫でしょうか？」と相談を受けました。身長105cm、体重17kgで、これまでの成長曲線は標準範囲内を緩やかに推移しています。このような場合、看護師としてどのように対応すべきでしょうか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まず、成長曲線の経過を確認します。単回の測定値だけでなく、これまでの成長速度（Growth Velocity）が保たれているかが最も重要な判断材料です。次に、食事摂取状況、睡眠、運動などの生活習慣、既往歴（出生時体重、発達のマイルストーンなど）を聴取します。標準範囲内であれば、保護者に「お子さんの成長は個人差の範囲内で順調ですよ」と安心していただき、定期的な計測と成長曲線の継続を勧めます。もし成長曲線が下降し始めている、あるいは標準範囲から大きく外れている場合は、医師へ報告し、精査（血液検査、骨年齢評価など）を検討します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 成長曲線の評価は、正確な測定（身長は正しい姿勢で、体重は同じ時間帯・服装で）が前提です。また、保護者の不安に共感し、過度に心配させないような関わりが重要です。発育障害が疑われる場合は、自己判断でサプリメントを与えないよう指導します。

看護プロトコル: 観察項目：身長、体重、頭囲、胸囲（乳幼児）、成長曲線のプロット、栄養状態（食事内容、食欲）、活動レベル。報告基準（SBAR）：S（状況）「5歳男児の成長曲線が下降傾向です」、B（背景）「これまでは標準範囲内でしたが、3ヶ月で身長が1cmしか伸びていません」、A（アセスメント）「成長速度の低下が疑われます」、R（提案）「小児科医へのコンサルトと、骨年齢やホルモン検査の検討をお願いします」。記録のポイント：測定値、成長曲線のプロット点、保護者の訴え、指導内容。

先輩看護師の一言：「『平均』と『標準範囲』の違いをしっかり理解しておきましょう！全ての子どもが平均値どおりに育つわけではありません。大事なのは、その子自身の成長曲線が順調に伸びているかどうかです。保護者の方の心配に寄り添いながら、根拠をもって安心していただける看護師になりましょう！」

## 重要概念

- **成長曲線** — 小児の身長・体重などの発育値を年齢に応じてグラフ化したもの。継時的な評価に用いる。
- **カウプ指数** — 乳幼児の栄養状態・体型を評価する指標（体重(kg) / 身長(cm)^2 × 10^4）。
- **パーセンタイル値** — 集団の測定値を小さい順に並べた時の位置を示す値。3パーセンタイル〜97パーセンタイルが標準範囲とされることが多い。
- **低身長症** — 身長が同年齢の標準値より-2SD以下、または3パーセンタイル未満の状態。
- **成長速度** — 一定期間における身長の伸び（cm/年）。成長ホルモン分泌や栄養状態を反映する。

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