# 80歳の女性が「最近、新聞の字がぼやけて読めない」と来院した。加齢に伴う視覚障害で最も頻度が高いものはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368879  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

80歳の女性が「最近、新聞の字がぼやけて読めない」と来院した。加齢に伴う視覚障害で最も頻度が高いものはどれか。

## 選択肢

1. 緑内障
2. 糖尿病網膜症
3. 加齢黄斑変性
4. 網膜剥離
5. 白内障 **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

白内障は加齢に伴い水晶体が混濁する疾患で、高齢者の視覚障害の原因として最も頻度が高い。緑内障、加齢黄斑変性も高齢者に多いが、白内障が最も一般的である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、高齢者の視覚障害の疫学と、代表的な眼疾患の有病率の知識を問うています。加齢に伴い、眼の構造も機能も変化しますが、その中で最も一般的な原因を理解することが重要です。**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 加齢に伴う視覚障害の原因として最も頻度が高いのは 白内障 (Cataract) です。白内障は、水晶体 (Lens)が加齢によりタンパク質変性を起こし、混濁することで視力が低下する疾患です。これはほぼ全ての高齢者に何らかの程度で認められ、手術により視力回復が可能であるため、視覚障害の原因として最も一般的です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
混同注意！ ①番の緑内障 (Glaucoma)は、高齢者に多いですが、白内障より頻度は低く、視野欠損が主症状です。
②番の糖尿病網膜症 (Diabetic Retinopathy)は、糖尿病の合併症であり、全高齢者に起こるわけではありません。
③番の加齢黄斑変性 (Age-related Macular Degeneration)も高齢者に多いですが、有病率は白内障より低く、中心視野の障害が特徴です。
④番の網膜剥離 (Retinal Detachment)は、飛蚊症や光視症を伴う急激な視力低下が特徴で、有病率は高くありません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**: 白内障の症状は、視力低下、かすみ目、グレア（まぶしさ）、色覚異常（黄色く見える）などです。手術（水晶体超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術）が一般的な治療法で、日帰り手術も増えています。

概念整理: 高齢者の視覚障害原因の頻度順位：白内障 ＞ 緑内障 ＞ 加齢黄斑変性 ＞ 糖尿病網膜症。白内障はほぼ全ての高齢者に認められる加齢現象である。

一目で比較！:

| 疾患 | 原因部位 | 主症状 | 特徴 |
| --- | --- | --- | --- |
| 白内障 | 水晶体の混濁 | 視力低下、かすみ、グレア | 最多、手術で改善可 |
| 緑内障 | 視神経の障害（眼圧上昇） | 視野欠損（初期は自覚症状なし） | 不可逆的、早期発見が重要 |
| 加齢黄斑変性 | 黄斑部（網膜中心）の変性 | 中心視野の歪み・暗点 | 進行性、滲出型と萎縮型がある |
| 糖尿病網膜症 | 網膜の毛細血管障害 | 視力低下、飛蚊症、眼底出血 | 糖尿病コントロールが鍵 |

看護過程ポイント: 高齢者の視覚障害では、転倒リスク、服薬管理困難、社会的孤立のアセスメントが重要。白内障術後は、眼内感染予防（洗眼禁止、目をこすらない）、転倒予防（眼帯による両眼視機能低下）の指導が必要です。

暗記のコツ: 「**老いて白くなる**」＝「**老**年で**白**内障」が最多。他の疾患も「老い」に関連するが、白内障はほぼ全員が経験する身近な変化と覚えましょう。

国試頻出ポイント: 高齢者の視覚障害原因の頻度順位はほぼ毎年問われる基本知識。白内障以外の疾患の特徴（緑内障＝視野欠損、黄斑変性＝中心暗点）もセットで出題されやすいです。

出題パターン注意！: 「80歳女性、転倒後に大腿骨頸部骨折。視力低下の原因は？」のように、転倒リスクと絡めた事例問題や、「白内障術後の患者への看護で適切なのはどれか」といった術後管理の問題に発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 訪問看護ステーションで、85歳の女性Aさんを訪問しました。Aさんは「最近、新聞の字が読めなくて、夜になると特に見えにくい。料理の時に鍋がよく見えなくて困る」と話します。眼鏡をかけていますが、視力は左右とも0.3までしか出ていません。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まず、Aさんの視力低下の原因をアセスメントします。問診で症状（かすみ、グレア、視野欠損の有無）と既往歴（糖尿病、緑内障の有無）を確認。次に、住環境の安全確認を行います。転倒リスクを評価し、段差の解消、手すりの設置、照明の増設（特に夜間）を提案します。必要に応じて、眼科受診を勧め、白内障手術の適応について医師と連携します。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 転倒・転落リスクが高いため、歩行補助具の使用や室内の整理整頓を徹底します。白内障術後は、感染予防と眼圧上昇予防のため、洗眼・目をこすることを禁止し、指定された点眼薬の用法・用量を守るよう指導します。

看護プロトコル: 観察項目：視力、視野、対光反射、眼圧（疑わしい場合）、眼痛の有無、グレア症状、転倒リスクアセスメント。記録のポイント：患者の訴え（具体的な症状と困りごと）、視力値、生活環境の評価、指導内容と患者の反応。医師への報告基準（SBAR）：視力の急激な低下、眼痛の出現、視野欠損の悪化。

先輩看護師の一言: 「高齢者の『字が読めない』は、単なる老眼ではなく、白内障や緑内障などの疾患が隠れているかもしれません。『見えにくい』という訴えは、転倒や服薬間違いのリスクに直結します。眼科受診を促すだけでなく、『今、家の中でどこが危ないか』を一緒に確認し、安全な生活を支援することが私たち看護師の役目です！」

## 重要概念

- **白内障** — 水晶体が加齢などにより混濁し、視力低下をきたす疾患。高齢者の視覚障害原因として最多。
- **水晶体** — 虹彩の後方にある透明な組織で、光を屈折させ網膜に焦点を合わせる。加齢によりタンパク質が変性し混濁する。
- **グレア** — まぶしさ。白内障の症状の一つで、光が水晶体の混濁により乱反射することで生じる。
- **眼内レンズ (Intraocular Lens)** — 白内障手術で、混濁した水晶体を除去した後に挿入する人工レンズ。
- **加齢黄斑変性 (Age-related Macular Degeneration)** — 網膜の中心部である黄斑が加齢により変性する疾患。中心視野の障害（中心暗点）が特徴。

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