# 高齢者の睡眠障害に対する看護介入として適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368876  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

高齢者の睡眠障害に対する看護介入として適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 就寝前にテレビを視聴するよう促す
2. 寝室を明るく保つ
3. 夕方以降の水分摂取を積極的に促す
4. 日中の活動量を減らす
5. 朝日を浴びるよう促す **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

朝日を浴びることは体内時計をリセットし、夜間の睡眠を促進する。夕方以降の水分摂取は夜間頻尿を悪化させる。日中活動量の低下は夜間睡眠を浅くする。就寝前のテレビ視聴や明るい照明は覚醒を促す。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、高齢者の睡眠障害 (Sleep Disorders in the Elderly) に対する非薬物的な看護介入の適否を問うています。高齢者の睡眠は、加齢に伴う 体内時計 (Circadian Rhythm) の変化や、夜間頻尿、疾患による疼痛、せん妄など様々な要因の影響を受けます。適切な介入の鍵は、生体リズムを整え、良質な睡眠を誘発する環境を整えることです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:

最重要！ ⑤番「朝日を浴びるよう促す」が正解です。朝の光を浴びることは、体内時計の中枢である 視交叉上核 (Suprachiasmatic Nucleus) に刺激を与え、メラトニン (Melatonin) の分泌リズムをリセットします。これにより、夜間の自然な眠気を誘発し、睡眠の質を向上させる効果があります。これは高齢者の睡眠障害に対する非薬物的介入の第一選択です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

混同注意！ ①番「就寝前にテレビを視聴するよう促す」は誤りです。テレビの光や音は脳を覚醒させ、入眠を妨げます。特にブルーライトはメラトニン分泌を抑制するため、睡眠導入には適しません。

②番「寝室を明るく保つ」は誤りです。睡眠には暗く静かな環境が不可欠です。明るい光は覚醒を促進し、深い睡眠を阻害します。

③番「夕方以降の水分摂取を積極的に促す」は誤りです。高齢者は 抗利尿ホルモン (ADH) 分泌の低下や膀胱機能の低下により夜間頻尿 (Nocturia) を起こしやすいです。夕方以降の過剰な水分摂取は夜間の排尿回数を増やし、中途覚醒の原因となります。

④番「日中の活動量を減らす」は誤りです。日中の活動量を減らすと、夜間の睡眠圧 (Sleep Pressure) が低下し、かえって睡眠が浅くなったり、入眠困難を引き起こします。日中の適度な活動は夜間睡眠を促進します。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

高齢者の睡眠障害の原因は多岐にわたります。混同注意！ せん妄 (Delirium) と睡眠障害は鑑別が重要です。せん妄は急性発症で日内変動があり、注意障害や見当識障害を伴います。一方、睡眠障害は慢性的なパターンを示します。また、睡眠時無呼吸症候群 (Sleep Apnea Syndrome) も高齢者に多く、日中の眠気や夜間のいびき、無呼吸が特徴です。

概念整理: **高齢者の睡眠調節と看護介入**

| 要因 | 睡眠への影響 | 看護介入（適切例） |
| --- | --- | --- |
| 体内時計の変化 (Circadian Rhythm Disruption) | 早朝覚醒、入眠困難 | 朝日を浴びる、規則正しい生活リズムの確立 |
| 夜間頻尿 (Nocturia) | 中途覚醒、睡眠分断 | 夕方以降の水分制限、就寝前のトイレ誘導 |
| 環境要因 (Environmental Factors) | 入眠困難、睡眠維持困難 | 寝室の暗く静かな環境調整、適切な室温・湿度 |
| 日中活動低下 (Decreased Daytime Activity) | 睡眠圧低下、不眠 | 日中の適度な運動、リハビリテーション、外出 |

一目で比較！: **睡眠障害 vs せん妄 vs 認知症**

| 項目 | 睡眠障害 | せん妄 (Delirium) | 認知症 (Dementia) |
| --- | --- | --- | --- |
| 発症 | 緩徐（慢性） | 急性（時間単位） | 緩徐（月〜年単位） |
| 日内変動 | あり（夜間睡眠パターン） | あり（夕方悪化） | 比較的一定 |
| 意識レベル | 正常 | 変動（傾眠〜興奮） | 比較的正常（末期除く） |
| 注意障害 | なし（主訴は眠れないこと） | あり（転導性） | あり（進行期） |

看護過程ポイント: **睡眠障害のアセスメントと介入**

**アセスメント (Assessment)**: 睡眠日誌 (Sleep Diary) を活用し、入眠時刻、中途覚醒の回数と時間、総睡眠時間、日中の眠気を評価。夜間頻尿の有無、疼痛、薬剤（特に利尿薬、ステロイド、β遮断薬など）の影響も確認。

**看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 「睡眠パターン障害 (Insomnia / Disturbed Sleep Pattern)」

**計画・介入 (Planning & Intervention)**: 非薬物的介入（睡眠衛生指導、光療法、運動療法）を優先。薬物療法が必要な場合は、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用（転倒、筋弛緩、依存性）に注意。

**評価 (Evaluation)**: 介入後の睡眠の質（入眠時間、中途覚醒回数、総睡眠時間）の変化を評価。

暗記のコツ: 「**朝日でリセット、夕方でセーブ**」と覚えましょう。朝は体内時計をリセットするため「朝日を浴びる」。夕方は夜間頻尿を予防するため「水分を制限」する、この2つが高齢者の睡眠ケアの基本です。

国試頻出ポイント: 高齢者の睡眠障害は、老年看護学 および 在宅看護論 の両分野で頻出です。事例問題では、患者背景（認知症の有無、内服状況、生活環境）を考慮した介入の選択が問われます。

出題パターン注意！: 単純な正誤問題だけでなく、「認知症高齢者の夜間の不眠に対する対応」や「在宅で夜間頻尿に悩む高齢者への指導」といった状況設定問題に発展することが多いです。薬物療法（メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬など）との比較も出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:

80代女性、認知症 (Dementia) を伴う大腿骨頸部骨折 (Femoral Neck Fracture) で入院中。夜間になると興奮し、「家に帰る」と繰り返し、ナースコールを頻回に押す。看護師は夜間せん妄を疑い、睡眠障害への介入を検討しています。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

最重要！ まず、急変サインの除外 が必要です。バイタルサインの変動、SpO2低下、感染兆候（発熱、尿路感染の疑い）、疼痛の有無を確認。これらがなければ、非薬物的介入を開始します。日中の活動（車椅子への移乗、リハビリ）と朝日を浴びる機会を確保。夜間は部屋を暗くし、必要最低限の照明（足元灯程度）に設定。水分摂取は日中に多く、夕方以降は控えるよう指導。トイレ誘導は就寝前と夜間1回のみに設定し、排尿による中途覚醒を最小化。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:

- 転倒・転落リスク: 夜間のトイレ歩行は転倒リスクが高いため、ベッドサイドにポータブルトイレを設置し、ナースコールを手元に置く指導を行う。

- 混同注意！ 睡眠障害とせん妄の鑑別は必須。睡眠障害は「眠れないこと」が主訴だが、せん妄は意識障害と注意障害を伴う。急変時の対応として、せん妄の原因検索（感染、低酸素、電解質異常、薬剤副作用）を優先する。

- 向精神薬（抗精神病薬、睡眠薬）の使用は最小限にし、使用する場合は低用量から開始し、転倒リスクを評価する。

看護プロトコル: **夜間の睡眠障害対応フロー**

1. **観察 (Observation)**: バイタルサイン、SpO2、疼痛評価 (NRS/FPS)、尿意の有無、環境評価（騒音、照明、室温）

2. **アセスメント (Assessment)**: せん妄の原因検索（CAM-ICUなどスクリーニングツール使用）

3. **報告 (SBAR)**: S（状況: 夜間の不眠/興奮）、B（背景: 認知症+骨折後）、A（アセスメント: せん妄リスク高い）、R（提案: 環境調整、非薬物介入の実施、必要時薬剤検討）

4. **介入 (Intervention)**: 非薬物介入を最優先。薬物介入は医師指示の範囲内で、超短時間型睡眠薬（ラメルテオン、ゾルピデムなど）を慎重に使用。

5. **記録 (Documentation)**: 睡眠状況（入眠時刻、中途覚醒回数）、興奮の有無、介入内容とその効果、バイタルサイン

先輩看護師の一言: 「高齢者の睡眠ケアで一番大事なのは『その患者さんにとっての夜の安心』を作ってあげること。眠れない原因を探すとき、『夜間頻尿』『痛み』『不安』の3つは必ずチェックしよう。特に認知症の方だと、見当識障害による不安が強くて眠れないことも多い。声かけのトーンを優しくして、『大丈夫、ここは安全だよ』と伝えるだけでも安心して眠れることがあります。国試の勉強も、覚えるだけじゃなくて『この患者さんは今、どんな気持ちかな？』と考えてみてくださいね。」

## 重要概念

- **体内時計 (Circadian Rhythm)** — 約24時間周期で生体機能を調節する内因性のリズム。睡眠・覚醒サイクル、体温、ホルモン分泌などを制御する。視交叉上核が中枢。
- **メラトニン** — 松果体から分泌されるホルモンで、睡眠を誘発する作用がある。光刺激により分泌が抑制され、暗闇で分泌が促進される。加齢とともに分泌量が減少する。
- **夜間頻尿** — 夜間に1回以上排尿のために起きなければならない状態。高齢者に多く、睡眠の分断、転倒リスク増加、QOL低下の原因となる。
- **せん妄** — 急性発症で変動する意識障害と注意障害を特徴とする状態。感染症、薬剤、電解質異常、低酸素などが原因となる。高齢者の術後や入院中に頻発する。
- **睡眠衛生 (Sleep Hygiene)** — 良質な睡眠を得るための生活習慣や環境条件のこと。規則正しい就寝・起床時刻、適度な運動、カフェイン・アルコールの制限、寝室環境の整備などが含まれる。非薬物的介入の基本。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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