# 尿道カテーテルを留置中の高齢患者に対する尿路感染予防のための看護ケアとして、最も適切なものはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368858  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

尿道カテーテルを留置中の高齢患者に対する尿路感染予防のための看護ケアとして、最も適切なものはどれか。

## 選択肢

1. 採尿バッグは常に膀胱よりも高い位置に保つ
2. カテーテルと採尿バッグの接続部は定期的に開放して洗浄する
3. 尿量が少ない場合はカテーテル内を生理食塩水でフラッシュする
4. 膀胱留置カテーテルは2週間に1回定期的に交換する
5. カテーテル挿入部の汚染がないか毎日観察する **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

尿道カテーテル関連尿路感染症の予防には、カテーテル挿入部の清潔保持と観察が重要である。発赤、排膿、汚染の有無を毎日確認する。採尿バッグは膀胱より低い位置に保ち、逆流を防ぐ。閉鎖式回路は原則として開放せず、接続部の開放は感染リスクを高める。カテーテル交換は感染や閉塞がない限り定期的には行わない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、尿道カテーテル関連尿路感染症 (Catheter-Associated Urinary Tract Infection, CAUTI) の予防に関する基本的な看護ケアの知識を問うています。CAUTIは、医療関連感染 (Healthcare-Associated Infection, HAI) の中で最も頻度が高く、その予防策はガイドラインで標準化されています。閉鎖式回路の維持と挿入部の清潔保持 が予防の二大原則です。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: CAUTI予防の基本は、①閉鎖式回路を破綻させないこと（細菌の侵入経路を作らない）、②カテーテル挿入部を清潔に保つこと、③細菌の膀胱内への逆行（逆流）を防ぐこと、の3点です。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: ⑤「カテーテル挿入部の汚染がないか毎日観察する」は、最重要！ 局所の感染兆候（発赤、腫脹、排膿、疼痛）や汚染（便や尿による汚れ）を早期に発見し、適切な処置（清拭、消毒、ガーゼ交換）を行うことで、上行性感染を予防します。観察は看護師の基本的かつ最も重要な予防介入です。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
- ①: 混同注意！ 採尿バッグは常に膀胱よりも低い位置に保つのが原則です。高い位置にあると、尿が重力で膀胱内に逆流し、感染の原因となります。
- ②: 閉鎖式回路（カテーテルと採尿バッグの接続部）は、原則として開放してはいけません。回路を開放することは、細菌が侵入する最大のリスクとなります。洗浄の必要がある場合は、専用の洗浄ポートを用います。
- ③: カテーテル内のフラッシュは、閉塞（Clogging）がない限り、ルーチンに行うものではありません。フラッシュ自体が回路内圧を変化させ、感染リスクを高める可能性があります。尿量が少ない場合は、まず患者の全身状態（脱水、腎機能）をアセスメントします。
- ④: 混同注意！ カテーテル交換は、感染徴候がある場合や閉塞・破損が生じた場合に行います。2週間ごとの定期的な交換は、かえって感染リスクを高めるため推奨されません。ガイドラインでは、必要な場合のみ交換するとされています。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: CAUTI予防のための「バンドル (Care Bundle)」には、カテーテル挿入の必要性の毎日評価（早期抜去）、手指衛生、挿入時の最大滅菌バリアプリコーション、閉鎖式回路の維持、挿入部の清潔保持などが含まれます。

概念整理: CAUTI予防は 閉鎖式回路の維持（回路開放禁止、バッグの低位保持、ルーチン交換禁止）と 挿入部の観察と清潔（毎日の観察と拭浄、汚染時の処置）が二大原則。

一目で比較！:

| 正しいケア | 誤ったケア |
| --- | --- |
| ・バッグは膀胱より低く保持 ・挿入部を毎日観察・清潔に ・閉鎖回路は開放しない ・必要時のみカテ交換 | ・バッグを高い位置に保持 ・回路を頻回に開放・洗浄 ・ルーチンでカテ交換 ・挿入部を放置 |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 毎日のバイタルサイン（発熱の有無）、尿の性状（混濁、沈殿物、悪臭）、挿入部の状態（発赤、腫脹、排膿）、尿量。
- **看護診断**: 感染リスク状態 [尿道カテーテル留置に関連した]。
- **計画・実施**: ①毎日の挿入部観察と清潔保持、②閉鎖式回路の維持（バッグの位置確認、回路の固定、キンク防止）、③十分な水分摂取の促進（禁忌がない場合）、④カテーテル留置継続の必要性を毎日評価し、医師と共有。
- **評価**: 感染兆候が出現しない。尿培養で細菌が検出されない。

暗記のコツ: 「カテーテルは『閉じて』『低く』『清潔に』」。回路は閉鎖（開放禁止）、バッグは低位（逆流防止）、挿入部は清潔に保つ。ルーチン交換は「しない」と覚えましょう。

国試頻出ポイント: CAUTI予防策は、看護技術の基本として毎年のように出題されます。特に「閉鎖式回路の維持」「バッグの位置」「挿入部の観察」は頻出。選択肢に「ルーチン交換」「頻回なフラッシュ」「回路開放洗浄」があれば、ほぼ誤答です。

出題パターン注意！: 単純な知識問題に加えて、「術後の高齢患者に尿道カテーテルが留置されている。夜勤帯に尿量が少ない。看護師の対応として適切なのはどれか」のような状況設定問題で、フラッシュの判断、バッグの位置確認、医師への報告の優先順位が問われることがあります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 「80歳女性、大腿骨頸部骨折術後で尿道カテーテル留置中（留置3日目）。ベッドサイドで観察すると、採尿バッグがベッドの高さと同じ位置に置かれ、カテーテルがループ状に垂れ下がっていました。また、挿入部周囲のガーゼに少量の血性分泌物が付着しています。看護師としてどのようにアセスメントし、ケアを修正すべきでしょうか？」
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ ①まず、採尿バッグを膀胱より低い位置（ベッドサイドのフックや床面）に固定し、逆流を防ぎます。②カテーテルのループを解消し、尿がスムーズに流れるよう固定を調整します。③挿入部の血性分泌物を観察し、発赤や排膿がないか確認。汚染があれば、指示された消毒液（例：クロルヘキシジン）で清拭し、清潔ガーゼに交換します。④患者に「違和感や痛みはありませんか？」と確認します。⑤バイタルサイン（体温）と尿の性状（混濁の有無）を観察し、感染徴候があれば医師に報告（SBAR）します。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 高齢者では、カテーテル留置に伴う 混同注意！ せん妄 (Delirium) や転倒リスクが高まります。カテーテルを引っ張らないよう固定テープの位置を確認し、患者が自分で抜去しないよう観察が必要です。また、尿路感染は高齢者の全身状態を急激に悪化させる（敗血症リスク）ため、早期発見が肝心です。

看護プロトコル:
- **観察項目**: ①挿入部（発赤・腫脹・排膿・疼痛）、②尿（色調・混濁・沈殿物・臭気・量）、③バイタルサイン（体温）、④患者の訴え（違和感、下腹部痛）。
- **報告基準（SBAR）**: Situation「尿道カテーテル挿入部に排膿と発赤を認めます。」、Background「術後3日目、発熱は37.8℃。」、Assessment「カテーテル関連尿路感染の可能性を考えています。」、Recommendation「尿培養検査の指示と、必要に応じてカテーテル交換についてご検討ください。」
- **記録のポイント**: 挿入日時、観察所見（挿入部の状態、尿の性状）、実施したケア（清拭、ガーゼ交換、バッグの位置修正）、患者の反応。

先輩看護師の一言: 「尿道カテーテルは『留置して終わり』じゃないんです！毎日の観察と適切な管理が、患者さんの感染症を防ぎ、早期離床を促す鍵になります。『このカテーテルは今日も必要なのか？』と毎日自問する習慣が、本当に良い看護師になる一歩ですよ！」

## 重要概念

- **Catheter-Associated Urinary Tract Infection** — 尿道カテーテル留置に伴って発症する尿路感染症。医療関連感染で最多。閉鎖式回路の維持と挿入部の清潔保持が予防の要。
- **閉鎖式回路** — カテーテルと採尿バッグが接続されたままの密閉状態。回路の開放は細菌侵入経路となるため原則禁止。
- **逆行性感染** — カテーテル内腔やカテーテルと尿道の間隙を細菌が膀胱方向に上行して起こる感染。バッグの高位保持はこのリスクを高める。
- **Care Bundle (ケアバンドル)** — 複数のエビデンスに基づく介入をパッケージ化し、実施率を高めることで感染率を低下させる戦略。
- **挿入部観察** — 発赤、腫脹、排膿、疼痛の有無を毎日確認する看護行為。異常の早期発見と清潔保持がCAUTI予防に直結する。

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