# 高齢者の尿失禁のアセスメントにおいて、排尿日誌（フローチャート）で評価する項目として最も適切なものはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368852  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

高齢者の尿失禁のアセスメントにおいて、排尿日誌（フローチャート）で評価する項目として最も適切なものはどれか。

## 選択肢

1. 1日あたりの総摂取カロリー
2. 食事の摂取内容と嗜好
3. 排尿時刻と尿失禁の有無および量 **✔ 正解**
4. 血圧の日内変動パターン
5. 睡眠時間と中途覚醒の回数

**正解: 3**

## 解説

排尿日誌（排尿記録）は、排尿の時刻、尿失禁の有無と量、尿意の有無、水分摂取量などを記録するものである。これにより、尿失禁のタイプやパターン、排尿習慣を客観的に評価することができ、適切な看護介入（トイレ誘導のタイミング調整、膀胱訓練など）の計画立案に役立つ。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、高齢者の尿失禁 (Urinary Incontinence) のアセスメントにおいて、排尿日誌（排尿記録、フローチャート）を用いて評価する項目を問うています。排尿日誌は、患者さんや介護者が自宅や病棟で記録するもので、排尿に関する客観的データを得るための最も基本的かつ重要なツールです。目的は、尿失禁のタイプ（腹圧性、切迫性、溢流性、機能性など）やパターンを特定し、個別性のある看護介入（トイレ誘導のタイミング、膀胱訓練、生活指導など）の計画を立案することにあります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 排尿日誌で記録するのは、排尿時刻、尿失禁の有無と量、尿意の有無、水分摂取量（種類と量）、尿意を感じてから排尿までの我慢時間などです。③「排尿時刻と尿失禁の有無および量」は、まさに排尿日誌の核となる項目であり、これを記録することで、例えば「午前中に尿失禁が多い」「食後30分で失禁しやすい」「夜間の頻尿パターン」といった傾向を把握できます。これにより、患者さんの排泄パターンに合わせたトイレ誘導や生活指導が可能になります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

① 1日あたりの総摂取カロリー：栄養アセスメントでは重要ですが、尿失禁の直接的な評価項目ではありません。

② 食事の摂取内容と嗜好：栄養状態や生活習慣の把握にはなりますが、排尿パターン評価の第一選択ではありません。

④ 血圧の日内変動パターン：循環動態の評価であり、排尿管理とは直接関係しません。

⑤ 睡眠時間と中途覚醒の回数：夜間頻尿との関連はありますが、排尿日誌の主要評価項目ではありません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

排尿日誌は、残尿測定 (Post-Void Residual)やパッドテスト (Pad Test)と併用されることが多く、尿失禁の重症度評価に役立ちます。また、排尿日誌と同様に、水分出納バランス (Intake and Output Chart, I/Oチャート)も重要な記録ですが、I/Oチャートは24時間の総量管理が目的なのに対し、排尿日誌は「いつ・どのくらい・どんな時に」というパターン把握が目的です。

概念整理: 排尿日誌の目的は、尿失禁のパターン分析と個別ケア計画立案。記録項目は「排尿時刻・尿失禁の有無と量・尿意の有無・水分摂取量」が基本。

一目で比較！:

| 記録ツール | 評価目的 | 主な記録項目 |
| --- | --- | --- |
| 排尿日誌 | 尿失禁のパターン分析 | 排尿時刻・失禁量・尿意・水分摂取量 |
| I/Oチャート | 水分出納バランス管理 | 24時間の総摂取量・総尿量 |
| 残尿測定 | 排尿後の残尿量評価 | カテーテル/超音波による残尿量 |

看護過程ポイント: アセスメントでは、排尿日誌のパターンから尿失禁のタイプを推定（例：急な尿意で我慢できない→切迫性尿失禁、咳やくしゃみで漏れる→腹圧性尿失禁）。看護診断では「尿失禁（機能性/切迫性/腹圧性）」や「排尿パターン障害」が該当。介入はパターンに合わせたトイレ誘導（膀胱訓練、バルン訓練）や生活指導（カフェイン制限、骨盤底筋体操）を計画。

暗記のコツ: 排尿日誌は「いつ（When）・どんな状況で（How）・どのくらい（How much）・なぜ（Why）」の4Wを意識！

国試頻出ポイント: 尿失禁の種類（切迫性・腹圧性・溢流性・機能性）とそのアセスメント方法、排尿日誌の意義、膀胱訓練や骨盤底筋体操などの介入方法が頻出。事例問題では「高齢女性の尿失禁に対する優先的な観察項目」として出題されやすい。

出題パターン注意！: 「排尿日誌を基に看護計画を立案する」という状況設定問題が増加傾向。例えば「排尿日誌から、尿失禁が夜間と食後に多いことがわかった→どのようなトイレ誘導が適切か？」のような発展問題にも対応できるよう、パターンと介入の紐づけを理解しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

80代女性、要介護2、認知症（アルツハイマー型）を併発。施設入居中。日中は車椅子で過ごし、夜間はポータブルトイレを使用。最近、下着が濡れていることが増え、周囲から「臭い」と指摘されるようになった。看護師が排尿日誌の記録を開始したところ、「午前中はトイレで排尿できるが、午後から夕方にかけて尿失禁が頻回」「夜間は2～3回トイレに誘導するが、失禁していることも多い」というパターンが判明。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. 観察: 排尿日誌のパターンから、尿意の訴えが少ない（認知症の影響）、夕方の疲労による機能低下、夜間の睡眠パターンとの関連をアセスメント。

2. アセスメント: 切迫性尿失禁と機能性尿失禁の混合型が疑われる。最重要！ 尿路感染症（UTI）の有無を確認するため、尿検査（尿沈渣、尿培養）を実施。

3. 報告（SBAR）: 「状況：尿失禁増加。背景：認知症あり、夕方から夜間に多い。評価：尿路感染の可能性あり、排尿パターンは切迫性と機能性の混合型。提案：抗コリン薬の検討と、夕方のトイレ誘導間隔を短くするケア計画の見直しを提案します。」

4. 介入: 排尿パターンに合わせた計画的なトイレ誘導（午後は1時間おき、夜間は就寝前と2～3時間後）、ポータブルトイレの位置をベッド近くに変更、吸収性パッドの適切な交換、水分摂取は午前中に多めに、夕方以降は制限。

5. 評価: 排尿日誌を継続し、尿失禁の頻度と量の減少、患者のQOL向上、皮膚トラブル（おむつかぶれ）の有無を評価。

看護プロトコル: 排尿日誌は最低でも3日間～1週間継続して記録。施設や在宅では、患者や家族、介護スタッフに記録方法をわかりやすく説明（例：シールや色分けで視覚化）。

先輩看護師の一言: 「高齢者の尿失禁は、『老化だから仕方ない』と諦めずに、排尿日誌でパターンを分析することで、適切なケアで改善できるケースがたくさんあります！国試でも、『ただ覚える』ではなく、『この患者さんにはどのタイプの尿失禁があり、どんなケアが必要か』を考えながら勉強してくださいね。患者さんの尊厳を守る排泄ケアのプロを目指しましょう！」

## 重要概念

- **排尿日誌** — 排尿時刻、尿失禁の有無と量、尿意の有無、水分摂取量などを記録するツール。尿失禁のタイプやパターン分析に不可欠。
- **尿失禁** — 不随意な尿漏れの状態。切迫性、腹圧性、溢流性、機能性などに分類される。
- **I/Oチャート** — 水分出納バランスを管理するための記録。排尿日誌とは目的が異なる。
- **残尿測定** — 排尿後に膀胱内に残っている尿量を測定する検査。溢流性尿失禁の診断に有用。
- **膀胱訓練** — 尿意を感じたら少し我慢し、排尿間隔を延ばす訓練。切迫性尿失禁の改善に用いられる。

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