# 高齢者の低栄養を早期に発見するための観察項目として最も重要度が高いのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368836  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

高齢者の低栄養を早期に発見するための観察項目として最も重要度が高いのはどれか。

## 選択肢

1. 皮膚の乾燥
2. 体重の変化 **✔ 正解**
3. 毛髪の状態
4. 爪の状態
5. 口唇の色

**正解: 2**

## 解説

体重減少は低栄養の最も初期かつ感度の高い指標である。体重は簡便に測定でき、経時的な変化を追跡することで栄養状態の悪化を早期に発見できる。爪の状態、口唇の色、毛髪の状態、皮膚の乾燥は栄養状態の変化を反映するが、体重変化に比べて特異性や感度が低い。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、高齢者の低栄養 (Malnutrition in the Elderly)を早期に発見するためのアセスメントの優先順位を問うています。低栄養は免疫能低下、サルコペニア（筋肉減少症）、褥瘡発生リスク上昇、活動性低下など、全身の機能障害を引き起こすため、早期発見と早期介入が極めて重要です。観察項目のなかでも、どの指標が最も感度が高く、簡便で、客観的に評価できるかを考えることが鍵となります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ ②番の体重の変化 (Body Weight Change)が最も重要です。体重は簡便に測定でき、数値として経時的な変化を追跡できる最も客観的で感度の高い指標です。特に高齢者では、1ヶ月で5%以上の体重減少や3ヶ月で7.5%以上の体重減少は低栄養の重要な警告サインとされています。体重変化は栄養摂取量の過不足を直接的に反映するため、早期発見に最も適しています。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
①番の皮膚の乾燥は、低栄養に加えて脱水や加齢変化、環境要因（乾燥した空気）など複数の原因で起こるため、低栄養に特異的とは言えません。
③番の毛髪の状態（脱毛、脆弱性）は低栄養の兆候の一つですが、変化が現れるまでに時間がかかり、早期発見の指標としては感度が低いです。
④番の爪の状態（もろさ、スプーン爪）も慢性的な栄養障害を示す可能性がありますが、体重変化ほど早期に出現しません。
⑤番の口唇の色は主に貧血やチアノーゼの評価に用いられ、低栄養を直接的に反映する指標ではありません。混同注意！口唇の状態は口腔内の健康状態（義歯不適合、口内炎など）や水分状態の評価には有用ですが、低栄養の早期発見には不適切です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
低栄養のスクリーニングツールとして、MNA-SF (Mini Nutritional Assessment Short-Form)やSNAQ (Simplified Nutritional Appetite Questionnaire)があります。これらは体重減少、食事摂取量の変化、身体活動度などを総合的に評価します。体重測定はその基盤となる最も基本的かつ重要な項目です。

概念整理: 低栄養の早期発見には、**体重変化 (Body Weight Change)**が最も感度が高く客観的な指標。皮膚・毛髪・爪の変化は慢性化した栄養障害の兆候であり、早期発見には適さない。体重測定は全患者への基本ケアであり、特に高齢者では毎週または毎月の定期的な測定と記録が推奨される。

一目で比較！:

| 指標 | 感度 | 特異度 | 早期発見への適性 |
| --- | --- | --- | --- |
| 体重変化 | 高い | 高い | 最適 |
| 皮膚乾燥 | 低い | 低い | 不適 |
| 毛髪・爪の変化 | 低い | 中程度 | 不適（慢性期の指標） |
| 口唇の色 | 低い | 低い | 不適 |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 入退院時、または定期的に体重を測定し、BMIや過去の体重と比較する。食事摂取量の記録（カロリー、タンパク質）も併せて評価。**看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 「栄養バランスの異常：必要量以下 (Imbalanced Nutrition: Less Than Body Requirements)」**計画・実施**: 栄養補助食品の提供、食事形態の調整（ソフト食、ミキサー食）、歯科医師や管理栄養士との連携。**評価**: 体重の改善、血清アルブミン値やトランスサイレチン値の上昇。

暗記のコツ: 「低栄養を見つけるなら、まずは体重計に乗せること！」と覚えましょう。体重は「栄養のバロメーター」です。皮膚、毛髪、爪は「栄養が不足してから時間が経って現れるサイン」とイメージすると区別しやすいです。

国試頻出ポイント: 高齢者の低栄養は誤嚥性肺炎 (Aspiration Pneumonia)やフレイル (Frailty)、サルコペニア (Sarcopenia)のリスク因子として関連付けて出題されることが多いです。また、術後の低栄養管理や、がん患者の悪液質（カヘキシア）との比較も頻出テーマです。

出題パターン注意！: 「70歳男性、肺炎で入院中。食事摂取量が入院前の半分以下に減少。この患者の低栄養を評価するために最も優先すべき観察項目はどれか。」といった事例問題では、今回の知識を応用して「体重の変化」を選ぶことができます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 80歳女性、大腿骨頸部骨折で手術後、回復期リハビリテーション病棟に転棟。担当看護師のあなたは朝のラウンドで、患者さんが「最近、食欲がなくて、ご飯が半分も食べられない」と話しているのを聞きました。食事記録を見ると、昨日の夕食は3割程度しか摂取できていません。この患者さんの低栄養リスクを評価するために、あなたはまず何をしますか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察 (Observation)**: まず体重を測定します。転棟時の体重と比較し、変化がないかを確認します。同時に、バイタルサイン、浮腫の有無、口内炎や義歯の状態、食事の内容（特にタンパク質摂取量）も観察します。
2. **アセスメント (Assessment)**: 最重要！ 体重が1ヶ月で5%以上減少している場合、または食事摂取量が目標の50%以下が3日以上続いている場合は、低栄養のリスクが高いとアセスメントします。食欲不振の原因（疼痛、うつ、薬剤の副作用、嚥下障害など）も評価します。
3. **報告・連携 (Report & Collaboration)**: 医師にSBARで報告します（S: 食欲低下、体重減少、B: 術後経過、A: 低栄養リスク高い、R: 栄養補助食品の処方、血液検査（Alb, TTR）のオーダー提案）。管理栄養士にも情報共有し、栄養アセスメントを依頼します。
4. **介入 (Intervention)**: 食事の介助、食事時間の調整（少量頻回食）、患者の好みを取り入れた献立への変更、必要に応じて経腸栄養剤の追加を検討します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
- 急激な体重減少（1ヶ月で10%以上）は悪液質や重度の疾患（悪性腫瘍、慢性感染症）の可能性も示唆するため、慎重な評価が必要です。
- 高齢者では、体重減少に伴いサルコペニア (Sarcopenia)が進行し、転倒・転落リスクが高まります。離床時は必ず介助し、転倒予防策を徹底します。
- 食事介助時の誤嚥 (Aspiration)予防：座位を確保し、前傾姿勢を避け、一口量を調整し、むせがないか確認します。

看護プロトコル: **観察項目**: 体重（毎週1回以上）、食事摂取量（毎食）、血清アルブミン値（Alb）、トランスサイレチン（TTR）、総リンパ球数。**報告基準 (SBAR)**: 体重が1週間で2%以上減少した場合、または食事摂取量が3日連続で50%未満の場合、医師へ報告。**記録**: 体重の数値と測定日、食事摂取率（例：主食80%、副食50%）、食欲の主観的評価、実施した介入内容とその効果。

先輩看護師の一言: 「高齢者ケアの基本は、まず『食べること』を支えることです！体重測定はたった1分でできる、最も強力なスクリーニングツールです。『なんとなく痩せた気がする…』ではなく、必ず数字で評価しましょう。体重が減っていることに気づくことが、患者さんの栄養状態を改善する第一歩です！」

## 重要概念

- **低栄養** — エネルギーやタンパク質などの栄養素が不足した状態。免疫能低下、筋力低下、創傷治癒遅延などを引き起こす。
- **体重変化 (Body Weight Change)** — 低栄養の早期発見に最も感度が高く、客観的な指標。1ヶ月で5%以上の減少は要注意。
- **サルコペニア** — 加齢や低栄養による筋肉量と筋力の低下。転倒リスク、ADL低下の原因となる。
- **MNA-SF (Mini Nutritional Assessment Short-Form)** — 高齢者向けの低栄養スクリーニングツール。体重減少、食事摂取量、身体活動度などを評価する。
- **フレイル** — 加齢に伴う身体的・精神的な脆弱性が増した状態。低栄養はフレイルの主要な構成要素の一つ。

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