# 高齢者の低栄養を評価するスクリーニングツールとして適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368833  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

高齢者の低栄養を評価するスクリーニングツールとして適切なのはどれか。

## 選択肢

1. Mini Nutritional Assessment (MNA) **✔ 正解**
2. Glasgow Coma Scale (GCS)
3. Morse Fall Scale
4. Braden Scale
5. Hasegawa Dementia Scale (HDS-R)

**正解: 1**

## 解説

Mini Nutritional Assessment（MNA）は高齢者を対象に開発された栄養状態評価ツールであり、スクリーニングとアセスメントの両方に使用される。GCSは意識レベル評価、Braden Scaleは褥瘡リスク評価、Morse Fall Scaleは転倒リスク評価、HDS-Rは認知機能評価に用いられる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、高齢者の低栄養評価に用いる適切なスクリーニングツールの知識を問うています。看護師国家試験では、各評価尺度の目的を正確に把握しておくことが重要です。特に、高齢者では低栄養が サルコペニア (Sarcopenia) や フレイル (Frailty) のリスクを高め、ADL低下や予後不良に直結するため、適切なスクリーニングが看護ケアの第一歩となります。

1. **正解の根拠 (Answer Rationale)**:
最重要！ Mini Nutritional Assessment (MNA) は、高齢者を対象に開発された栄養状態評価ツールです。スクリーニング（MNA-SF：Short Form）とアセスメント（Full MNA）の両方に使用でき、食事摂取量の変化、体重減少、移動能力、精神的ストレス、神経精神的問題、BMI などを評価します。高齢者の低栄養リスクを早期に発見するためのゴールドスタンダードとして広く用いられています。

2. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
混同注意！
- ②番 Glasgow Coma Scale (GCS)：意識レベル（開眼、言語反応、運動反応）の評価に用いられます。栄養評価とは無関係です。
- ③番 Morse Fall Scale：転倒リスクの評価に用います。栄養評価とは無関係です。
- ④番 Braden Scale：褥瘡（床ずれ）発生のリスク評価に用います。知覚、湿潤、活動、可動性、栄養、摩擦・ずれの6項目を評価しますが、栄養はサブ項目であり、低栄養を総合的にスクリーニングするためのツールではありません。
- ⑤番 Hasegawa Dementia Scale (HDS-R)：認知機能（見当識、記憶、計算など）の評価に用います。栄養評価とは無関係です。

3. **関連概念の整理 (Related Concepts)**:
最重要！ 高齢者の栄養評価には、MNAの他に簡易栄養状態評価表（CONUT：Controlling Nutritional Status） や、血清アルブミン値・総リンパ球数などを用いる方法もあります。また、低栄養の原因となる嚥下障害 (Dysphagia) や 誤嚥性肺炎 (Aspiration Pneumonia) のリスク評価（反復唾液嚥下テスト：RSST、フードテストなど）も併せて学習しておくと良いでしょう。

概念整理: 高齢者低栄養のスクリーニングには Mini Nutritional Assessment (MNA) が最適。その他のスケールは目的が異なるため、名称と目的をしっかり関連付けて覚えましょう。

一目で比較！:

| スケール名 | 評価目的 | 主な評価項目 |
| --- | --- | --- |
| MNA | 高齢者の栄養状態 | 食事摂取量、体重減少、BMI、移動能力、ストレス |
| GCS | 意識レベル | 開眼(E)、言語反応(V)、運動反応(M) |
| Morse Fall Scale | 転倒リスク | 転倒歴、二次的診断、歩行補助具、点滴、歩行状態、精神状態 |
| Braden Scale | 褥瘡リスク | 知覚、湿潤、活動、可動性、栄養、摩擦・ずれ |
| HDS-R | 認知機能 | 見当識、記憶、計算、数字の逆唱 |

看護過程ポイント: 高齢者の入院時・入所時には、アセスメント の一環としてMNAを用いた栄養スクリーニングを必ず実施しましょう。スクリーニングで低栄養リスクが高いと判断された場合は、詳細な栄養アセスメント（食事摂取量の記録、体重測定、血清アルブミン値・プレアルブミン値の確認）へとつなげ、必要に応じて栄養サポートチーム (NST) に相談します。

暗記のコツ: 「MNA（ムーナ）は『M=ミート（肉）・N=ニュートリション（栄養）・A=アセスメント（評価）』と覚えましょう。肉を食べる（栄養）ことを評価するツールだとイメージすると忘れにくいです。」

国試頻出ポイント: 各評価スケールの目的を問う問題は毎年のように出題されます。名称から機能を連想できるように、表で一覧にして覚えるのが効果的です。

出題パターン注意！: 事例問題で「高齢の患者さんが体重減少している」という状況設定で、「まず使用する評価ツールはどれか」と問われることがあります。また、褥瘡予防のBraden Scaleのサブ項目に「栄養」があることと混同しないように注意しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:
80代女性、大腿骨頸部骨折で入院。入院時のバイタルサインに異常はないが、家族から「最近痩せてきた。食べる量が減った」と情報提供がありました。身長150cm、体重38kg（BMI 16.9）。看護師として、この患者さんの低栄養リスクを評価するために、最初にどのスクリーニングツールを使用すべきでしょうか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. 観察とスクリーニング: MNA-SF（Short Form）を実施。項目：過去3ヶ月の食事摂取量減少、体重減少、移動能力、精神的ストレス、神経心理的問題、BMI（または下腿周囲長）を確認します。
2. アセスメントと報告: スクリーニング結果が「低栄養リスクあり」または「低栄養」と判定された場合、医師に報告し、血清アルブミン値、プレアルブミン値、CRP（炎症の有無）の測定を依頼。栄養サポートチーム (NST) へのコンサルトを検討します。
3. 看護介入: 食事摂取量の正確な記録、食事前後の口腔ケアの徹底、摂食・嚥下機能の評価（RSSTやフードテスト）、患者の嗜好に合わせた食事提供、必要に応じて栄養補助食品（ONS：Oral Nutritional Supplement）の検討を医師と相談します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
最重要！ 低栄養状態の高齢者に急激な栄養補給を行うと、Refeeding症候群（特に低リン血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症）を引き起こす危険性があります。心電図モニタリングと電解質補正を慎重に行う必要があります。また、食事形態は嚥下機能に合わせ、誤嚥予防を徹底しましょう。

看護プロトコル:
観察項目: 体重（週1回以上）、食事摂取量（3分以上摂取できたか）、血清アルブミン値・プレアルブミン値（週1回）、浮腫の有無、皮膚の乾燥・褥瘡の有無、口内炎・義歯の適合状態。報告基準（SBAR）：S（状況：MNAスコア〇点、低栄養リスクあり）、B（背景：体重減少、食事摂取量低下）、A（アセスメント：サルコペニアやフレイルのリスクあり、Refeeding症候群の予防が必要）、R（推奨：NSTコンサルト、血液検査オーダー、栄養補助食品の検討）。

先輩看護師の一言:
「低栄養は高齢者の『見えない急変』を引き起こす危険因子です。体重減少に気づいたら、『まあ、歳だからね…』で済ませず、必ずMNAでスクリーニングしましょう！早期発見・早期介入が、患者さんのADL維持と合併症予防に直結します！」

## 重要概念

- **Mini Nutritional Assessment** — 高齢者の栄養状態を評価するスクリーニング・アセスメントツール。低栄養リスクを早期に発見するために用いられる。
- **Glasgow Coma Scale** — 意識レベルを評価するスケール。開眼、言語反応、運動反応の3項目を評価する。
- **Braden Scale** — 褥瘡発生のリスクを評価するスケール。知覚、湿潤、活動、可動性、栄養、摩擦・ずれの6項目を評価する。
- **Morse Fall Scale** — 転倒リスクを評価するスケール。転倒歴、歩行状態、精神状態などを評価する。
- **Hasegawa Dementia Scale (HDS-R)** — 認知機能を評価するスクリーニングスケール。見当識、記憶、計算などを評価する。

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