# 在宅療養中の高齢者が、食事中にむせ込みと呼吸困難を生じた。看護師が最初に行うべき対応はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368827  
> language: ja  
> subject: 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

## 問題

在宅療養中の高齢者が、食事中にむせ込みと呼吸困難を生じた。看護師が最初に行うべき対応はどれか。

## 選択肢

1. 気管内挿管の準備をする
2. 口腔内の食物残渣を確認する
3. 経皮的酸素飽和度を測定する
4. 背部叩打法を実施する **✔ 正解**
5. すぐに救急車を要請する

**正解: 4**

## 解説

食事中のむせ込みと呼吸困難は気道閉塞の可能性が高く、まずは背部叩打法で異物の除去を試みる。救急車要請や酸素飽和度測定はその後の対応であり、気管内挿管は医師の処置である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、在宅療養中の高齢者が食事中に生じた誤嚥 (Aspiration)による気道閉塞 (Airway Obstruction)に対する初期対応を問うています。**「むせ込み」**と**「呼吸困難 (Dyspnea)**」という所見から、最重要！ 食べ物や飲み物が気管に入り、気道が部分的または完全に閉塞した状態であるとアセスメントします。看護師の最優先の役割は、気道確保 (Airway Management)と窒息 (Choking) の解除です。本問題では、最重要！ 意識がある成人の気道異物に対する標準的な一次救命処置（BLS）である背部叩打法 (Back Blows)を最初に実施することが正解となります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

意識がある状態で気道異物が疑われる場合、ハイムリッヒ法 (Heimlich Maneuver)または背部叩打法が推奨されます。高齢者では腹部圧迫（ハイムリッヒ法）による臓器損傷リスクがあるため、まずは**背部叩打法**を試みます。患者の体を前傾させ、肩甲骨の間を手の付け根で力強く数回叩打することで、異物を気道から排出させることを目指します。これが最も迅速に実施できる初期対応です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ①番の気管内挿管の準備は、医師の処置であり、看護師が最初に行う対応ではありません。気道確保が不能で心肺蘇生が必要な状況に移行した場合に考慮します。

②番の口腔内の食物残渣を確認することも重要ですが、まずは気道閉塞を解除するための動作（背部叩打）を優先すべきです。見える位置にある異物は手指で除去できますが、奥にあるものは押し込む危険があります。

③番の経皮的酸素飽和度測定は、対応後の評価や重症度把握に有用ですが、気道閉塞が疑われる最中に測定を優先すると、生命の危険が増大します。

⑤番のすぐに救急車を要請することも重要ですが、その前に看護師ができる救命処置（背部叩打法）を実施しながら、同席者に119番通報を依頼するなど、並行して行うことが基本です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

- 誤嚥性肺炎 (Aspiration Pneumonia)：むせ込みが持続し、気道に食物が入り込むことで発症します。予防には嚥下機能評価と食事姿勢の調整（前傾姿勢、顎引き嚥下）が重要です。

- 窒息の初期対応アルゴリズム：意識あり → 背部叩打法 → 腹部突き上げ法（ハイムリッヒ法）→ 意識消失 → 心肺蘇生（胸骨圧迫から開始）。

- 混同注意！ 乳児（1歳未満）の場合は背部叩打法と胸部突き上げ法を組み合わせますが、成人では背部叩打法に加え、腹部突き上げ法が標準です。高齢者や妊婦には胸部突き上げ法を考慮します。

概念整理: 在宅高齢者の食事中のむせ込みは、気道異物 (Foreign Body Airway Obstruction)による窒息の初期兆候。看護師はまず一次救命処置 (BLS)のアルゴリズムに従い、意識がある場合は背部叩打法を最優先で実施する。その後、異物除去の成否を確認し、バイタルサイン (Vital Signs)とSpO2で呼吸状態を評価する。

一目で比較！:

| 状態 | 初期対応 | 理由 |
| --- | --- | --- |
| 気道異物（意識あり） | 背部叩打法（成人・乳児共通） | 最も迅速に異物除去を試みる方法。高齢者は腹部圧迫による内臓損傷リスクを回避。 |
| 気道異物（意識消失） | 心肺蘇生（胸骨圧迫から開始） | 胸骨圧迫が異物を押し出す効果もある。救急隊到着まで継続。 |
| 誤嚥性肺炎予防 | 嚥下機能評価・食事姿勢調整 | 食事中の覚醒度確認、前傾姿勢、一口量の調整、とろみ・ゼリー食の活用。 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：呼吸音の聴取（喘鳴・無呼吸の有無）、咳嗽の有無、チアノーゼの確認。**看護診断**：「気道閉塞リスク状態 (Risk for Aspiration)」または「気道クリアランスの低下 (Ineffective Airway Clearance)」。**計画**：BLSアルゴリズムの知識を常にアップデートし、在宅でも緊急対応キット（吸引器、口腔ケア用品）を準備。**実施**：背部叩打法の適切な手技（手掌基部で肩甲骨間を力強く叩打）。**評価**：異物除去の成功・呼吸状態の改善を確認。

暗記のコツ: 「むせたらまず背中ポンポン！」と覚えましょう。「むせ込み＝気道異物」と即座にリンクさせ、最初の行動は「叩く（背部叩打）」と決めておくと、パニックにならずに行動できます。国試では「最初に行うべき対応」を問われるので、「観察（SpO2）や記録より先に手を動かす」が鉄則です。

国試頻出ポイント: 誤嚥・窒息の初期対応は、在宅看護論・老年看護学・基礎看護学のいずれの科目でも頻出です。特に「高齢者の食事介助中の急変対応」は事例問題でよく出題されます。BLSのアルゴリズム（意識確認→気道確保→呼吸確認→胸骨圧迫）を、年齢や状況に応じて正しく選択できるようにしておきましょう。

出題パターン注意！: 単純な知識問題（「背部叩打法」を選ぶ）だけでなく、事例問題で「患者の意識レベルが徐々に低下した場合、次の対応はどれか」と発展することがあります。意識消失時はただちに心肺蘇生に移行することを忘れないでください。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

あなたは訪問看護師として、85歳の女性の在宅療養を支援しています。脳梗塞後遺症で左半身麻痺があり、嚥下機能 (Swallowing Function)が低下しています。今日の訪問中、昼食の介助をしていたところ、患者さんが突然激しくむせ込み、顔色が赤紫色に変わり、呼吸が「ゼーゼー」と苦しそうになりました。患者さんは意識はありますが、言葉を発することができません。あなたは一人で対応しています。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **即時対応**: 最重要！ まず患者さんの背後に回り、体を前傾させます。片方の手で胸部を支え、もう一方の手の付け根で肩甲骨の間を**力強く5回叩打**します（背部叩打法）。毎回の叩打後に異物が排出されたかを確認します。

2. **効果判定**: 叩打後も異物が除去できず、患者さんの意識が低下した場合は、ただちに**心肺蘇生**に移行します。床に安全に寝かせ、119番通報を依頼（近隣住民や家族に大声で助けを求める）し、**胸骨圧迫**を開始します（BLSアルゴリズムに準じる）。

3. **記録と報告**: 対応後は、発生時刻、実施した処置（背部叩打法の回数など）、患者さんの反応、バイタルサイン（SpO2含む）を正確に記録します。ケアマネジャーや担当医への報告も速やかに行います。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 禁忌！ 意識がある患者に対して、口腔内の見えない異物を指で掻き出そうとしない（異物をさらに奥に押し込む危険）。

- 高齢者では肋骨骨折リスクがあるため、背部叩打は過度に強くしない。手掌基部で正確に叩打する。

- 一人での対応が難しい場合は、ヘルプコールや周囲への応援要請を躊躇しない。在宅ではあらかじめ緊急連絡網を確認しておく。

看護プロトコル: **観察項目**：呼吸状態（努力呼吸の有無、喘鳴、チアノーゼ）、意識レベル（JCSまたはGCS）、咳嗽反射の有無。**報告基準（SBAR）**：S（状況）「食事中にむせ込み、気道異物を疑い背部叩打法を実施」→B（背景）「脳梗塞後、嚥下機能低下あり」→A（アセスメント）「異物除去後も呼吸状態が安定せず、SpO2 88%」→R（提案）「医師の往診または救急搬送が必要と考えます」。**家族への説明**：「もしまたむせ込んだら、まず背中を叩いてください。それで治らなければすぐに救急車を呼んでください。」と具体的な行動を伝える。

先輩看護師の一言: 「在宅の現場では、『次に医師が来るのは明日』なんてことも珍しくありません。だからこそ、看護師が最初のレスキュー隊です！むせ込み一つ見逃さず、『もしも』の時に迷わず手を動かせる知識と技術を、国試の勉強でしっかり身につけてください。患者さんの命を救えるのは、あなたのその判断力と行動力です！」

## 重要概念

- **誤嚥** — 食物や唾液などが誤って気管や肺に入ること。高齢者に多く、誤嚥性肺炎や窒息の原因となる。
- **背部叩打法** — 気道異物の除去を目的とした一次救命処置。手掌基部で肩甲骨間を力強く叩打する。意識がある場合に実施する。
- **気道閉塞** — 気道が異物や分泌物などで塞がれ、呼吸ができなくなる状態。完全閉塞は窒息を引き起こす。
- **窒息** — 気道が完全に閉塞し、呼吸が不能となった状態。意識消失後は速やかに心肺蘇生を開始する。
- **一次救命処置** — BLSとも呼ばれ、心停止や窒息などの緊急時に、医療機器を用いずに行う救命処置。気道確保・人工呼吸・胸骨圧迫・AEDが基本。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

