# 高齢者の家族から「母がデイサービスに行くのを嫌がる。無理に連れて行くべきか」と相談があった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368699  
> language: ja  
> subject: 高齢者と家族

## 問題

高齢者の家族から「母がデイサービスに行くのを嫌がる。無理に連れて行くべきか」と相談があった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?

## 選択肢

1. デイサービスを嫌がるなら、訪問介護に切り替えるよう勧める
2. デイサービスは本人のためになるので、家族が説得して連れて行くよう勧める
3. 高齢者は新しい環境に慣れるのに時間がかかるため、しばらく様子を見るよう伝える
4. 嫌がる理由を本人と家族から詳しく聞き、デイサービスの調整を提案する **✔ 正解**
5. 家族が無理をして連れて行くと虐待になる可能性があるため、中止を勧める

**正解: 4**

## 解説

高齢者がデイサービスを嫌がる理由は、人間関係、活動内容、環境の変化、体調不良など様々である。まずは本人と家族の両方からその理由を丁寧に聞き取り、アセスメントすることが重要である。その上で、サービス内容の変更や利用日時の調整など、本人に合った形でサービスを利用できるよう、ケアマネジャーなどと連携して調整を図ることが適切である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、高齢者ケア (Geriatric Care) における サービスの導入調整 (Service Adjustment) と 家族支援 (Family Support) の基本を問うています。高齢者がデイサービスを「嫌がる」という行動の背景には、身体的・心理的・社会的な複数の要因が隠れている可能性があります。看護師は、単に「行く・行かない」を決めるのではなく、本人の意思と主体性を尊重しながら、その理由を多角的にアセスメントし、サービスが本人にとってより良いものとなるよう調整する ことが求められます。これは、高齢者虐待防止法 (Act on Prevention of Elderly Abuse) や 介護保険法 (Long-Term Care Insurance Act) の理念にも基づく、エンパワメントの視点です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: ④番は、最重要！ 問題解決のプロセスとして最も適切です。「嫌がる理由」を本人（高齢者）と家族の両方から聞くことで、身体的問題（体調不良、痛みなど）、心理的問題（人間関係、活動への不安など）、環境的問題（施設の雰囲気、スタッフとの相性など） をアセスメントできます。その上で、利用時間の変更や活動内容の見直しなど、ケアマネジャーと連携して具体的な調整を提案することで、高齢者の QOL 向上とサービスの継続利用を支援します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

混同注意！ ①番（訪問介護への切り替え）は、一つの選択肢ではありますが、本人の希望を確認せずに サービスを変更することは、本人の意向を無視することになります。

②番（家族による説得と強制）は、高齢者の 自己決定権 (Self-Determination) を侵害する可能性が高く、関係悪化や心理的虐待につながる恐れがあります。

③番（様子見）は、問題の根本原因を探ろうとせず、対応を先送りするもので、適切な介入とは言えません。

⑤番（中止の勧め）は、状況をアセスメントせずに 最も極端な選択肢を提示しており、支援の幅を狭めてしまいます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

| 概念 | 内容 |
| --- | --- |
| 自己決定権の尊重 | 高齢者自身がサービス選択に関わることの重要性 |
| 高齢者虐待防止法 | 身体的・心理的虐待、放棄（ネグレクト）の防止。無理な説得は心理的虐待に該当する可能性がある |
| ケアマネジメント | ケアマネジャーを中心とした多職種連携による個別支援計画の策定と見直し |

概念整理: この問題の核心は、高齢者の意思決定支援 (Support for Decision-Making) です。サービス利用における 「不適応 (Maladaptation)」 の原因を探り、「個別性に合わせた調整 (Individualized Adjustment)」 を行うことで、サービス継続と QOL 維持を図ります。

一目で比較！: 「強制的な説得」（②番）は、混同注意！「虐待」と「しつけ・指導」を混同してはいけません。高齢者の意思に反した強制は、たとえ良い意図でも心理的虐待になり得ます。

看護過程ポイント: **アセスメント**：嫌がる理由の聞き取り（本人・家族・可能ならスタッフから）。体調・認知機能・感情状態の評価。**看護診断**：非効果的コーピング（本人）、非効果的役割遂行（家族）、社会的交流の改善の可能性。**計画・実施**：ケアマネジャーへの情報提供、サービス内容の見直し依頼、家族への心理的サポート。**評価**：本人の気持ちの変化、利用再開の有無。

暗記のコツ: 「悩みは本人に聞け！」と覚えましょう。サービスの調整や中止を判断する前に、必ず当事者である高齢者本人の声を聴く ことが大原則です。

国試頻出ポイント: 高齢者のサービス利用に関する相談では、「本人の意思確認 → 関係者への情報収集 → 多職種連携による調整」のプロセスが頻出です。また、虐待の定義（特に心理的虐待）も併せて学習しておきましょう。

出題パターン注意！: 事例問題で、「家族が『デイサービスに行かせたいが、本人が拒否する』と相談してきた」という設定がよく出ます。正解は「本人から拒否の理由を聞く」または「ケアマネジャーに相談する」です。「家族に説得させる」や「すぐに別のサービスを勧める」は誤りです。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 訪問看護ステーションに勤務するあなたのもとに、85歳女性（要介護2、認知症なし）の家族から電話相談がありました。「母が最近、デイサービスに行くのを嫌がるようになりました。以前は楽しそうに行っていたのに…。無理やり連れて行くべきでしょうか？」
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1. **観察・聴取**: まず、家族に「お母さんはどのように嫌がっていますか？理由は何か言っていますか？」と具体的に尋ねます。同時に、可能であれば高齢者本人とも電話や訪問で話し、体調の変化（痛み、疲れ、便秘など）や、施設での出来事（スタッフとのトラブル、活動内容への不満など）を聞き出します。

2. **アセスメント**: 収集した情報から、「嫌がる理由」を身体的・心理的・社会的に分析します。例えば「車での移動が揺れて気持ち悪い」「特定のスタッフに嫌なことを言われた」「体操がきつい」など、原因が特定できれば対応が可能です。

3. **報告・連携・介入**: 最重要！ 原因が特定できたら、ケアマネジャー (Care Manager) に連絡し、サービスの調整を依頼します（例：利用日を減らす、送迎方法を変える、活動内容を変更する）。家族には、無理強いせず、本人のペースを尊重するようアドバイスします。

4. **評価**: 調整後、再度本人と家族に状況を確認し、サービスの利用が再開されたか、本人の気持ちに変化があったかを評価します。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 注意！ 高齢者が急に「行きたくない」と言い出した場合、身体疾患のサイン（特に尿路感染症、便秘、疼痛）である可能性も考慮し、バイタルサイン測定やかかりつけ医への相談も検討します。また、家族が「どうしても行かせたい」と強いストレスを感じている場合は、家族自身の 介護負担感 のアセスメントも必要です。

看護プロトコル: **観察項目**：本人の表情、動作、発言内容（特に理由）、体調（食欲、睡眠、排泄、痛み）、バイタルサイン。家族のストレス度合い。**報告基準（SBAR）**：「S（状況）：A様がデイサービスを拒否しています。B（背景）：以前は楽しんでいたが、3日前から『行きたくない』と。C（アセスメント）：原因不明ですが、体調不良や人間関係の問題が疑われます。R（提案）：ケアマネと調整し、一度サービスを休んで様子を見るのはいかがでしょうか？」**記録**：相談内容、本人・家族の意向、介入内容、経過。

先輩看護師の一言: 「高齢者の『嫌』には、必ず理由があります。その『理由』を見つけるのが、私たち看護師の役目。そして、その理由を本人と一緒に解決していくことで、信頼関係が深まるんです。国試では『まずは本人の話を聞く』が鉄則。現場でも一緒だよ！」

## 同じテーマの問題

- [高齢者の家族介護者に対する支援として、最も適切なものはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368691)
- [認知症高齢者の家族から「最近、夜間に何度も起きて徘徊するようになり、家族も睡眠不足で疲れてしまった」と相談を受けた。看護師の対応として最も適切なのはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368692)
- [要介護高齢者を在宅で介護している家族から「訪問看護師に介護技術を指導してもらったが、自分には難しくてうまくできない」と訴えがあった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368693)
- [高齢者の夫婦のみ世帯で、妻が認知症のため夫が介護をしている。夫から「妻が私のことを泥棒だと疑って怒鳴ることが増えた。どう対応したらいいかわからない」と相談があった。看護師のアドバイ…](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368694)
- [高齢者の家族介護者が、介護保険サービスを利用したいと考えているが、「どのようなサービスがあるのかよくわからない」と話している。看護師の対応として最も適切なのはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368695)
- [要介護状態の高齢者の家族から「最近、母が食事をあまり食べなくなった。無理にでも食べさせたほうがいいのか」と相談があった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368696)
- [在宅で療養する高齢者の家族から「夜間、患者の容態が急変した時、どうすればいいか不安だ」と相談があった。看護師の対応として最も適切なのはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368697)
- [認知症の高齢者の家族が「父は昔の記憶は鮮明に覚えているが、ついさっきのことは忘れてしまう。会話が成り立たず辛い」と話す。この家族への看護師の言葉かけとして最も適切なのはどれか?](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=368698)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

