# ペースメーカー植え込み術後の患者への指導で正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366599  
> language: ja  
> subject: 循環機能障害のある患者の看護

## 問題

ペースメーカー植え込み術後の患者への指導で正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 定期的なペースメーカーの点検は不要である
2. 電子レンジの使用は禁止する
3. 携帯電話は植え込み部位から15cm以上離して使用する **✔ 正解**
4. 入浴は手術当日から可能である
5. 植え込み側の腕は自由に動かしてよい

**正解: 3**

## 解説

ペースメーカー植え込み後、携帯電話は植え込み部位から15cm以上離して使用するよう指導する。植え込み側の腕は過度の運動を避ける。電子レンジの使用は問題ない。入浴は創部が治癒するまで控える。ペースメーカーの定期点検は必須である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、ペースメーカー (Pacemaker) 植え込み術後の患者指導のうち、正しいものを選ぶ知識問題です。ペースメーカーは、心臓の電気的刺激伝導系に異常がある場合（洞不全症候群や高度房室ブロックなど）に、心拍数を適切に保つために植え込まれる医療機器です。術後の生活指導では、電磁波干渉 (Electromagnetic Interference, EMI) の回避と、植え込み部位の保護が最も重要なポイントとなります。正解は③番で、携帯電話などの通信機器が発生する電磁波がペースメーカーの誤作動を引き起こす可能性があるため、植え込み部位から15cm以上離して使用するという指導は、現在のガイドラインでも推奨されている標準的なものです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 携帯電話は、通話中や通信中に電磁波を放出します。この電磁波がペースメーカー本体やリードに干渉し、誤作動（不要なペーシングの停止や、レートの異常上昇など）を引き起こすリスクがあります。安全な距離として、植え込み部位から15cm以上離すことが推奨されています。これは、ポケットに入れない、胸元に近づけない、反対側の耳で通話するなどの具体的な指導につながります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ①番：「定期的な点検不要」は絶対に誤りです。ペースメーカーは電池の消耗やリードの断線、閾値の変動などがないか、定期的に外来でチェックする必要があります。通常は3〜6ヶ月ごと、電池消耗期にはより短い間隔でのフォローアップが必須です。

②番：「電子レンジ使用禁止」も誤りです。最新の電子レンジは電磁波シールドがしっかりしており、ペースメーカーに影響を与えることはほぼありません。ただし、動作中の電子レンジに極度に近づく（10cm以内など）ことは避けるよう指導する場合もありますが、「使用禁止」という強い制限は不要です。

④番：「入浴は手術当日から可能」は誤りです。植え込み創部（鎖骨下など）が感染するリスクを避けるため、入浴は医師の許可が出るまで（通常は術後数日〜1週間程度）控える必要があります。シャワーは創部を防水カバーで保護すれば可能な場合もありますが、入浴は傷が完全に乾燥するまで待ちます。

⑤番：「植え込み側の腕は自由に動かしてよい」は誤りです。リード（電極）が心臓内で安定するまで約1〜3ヶ月かかるため、その間は植え込み側の腕を急に挙上したり、大きく回したりするような動作（洗濯物を干す、電車の吊革を持つ、ゴルフのスイングなど）は避けるよう指導します。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

ペースメーカーに関連する電磁波干渉の原因として、他にMRI（条件付き対応の機種を除き禁忌）、アーク溶接機、強力な磁石（スピーカーなど）があります。また、手術時の電気メス使用も注意が必要です。これらの干渉源についても、国試では問われる可能性があります。

概念整理: ペースメーカー植え込み後の生活指導の核心は「電磁波干渉の回避」と「創部の保護・感染予防」です。携帯電話（15cm以上）、スマートウォッチ、イヤホンなども同様の注意が必要です。入浴、腕の運動、定期点検は「安静と管理」の観点から整理しましょう。

一目で比較！:

| 項目 | ペースメーカー | ICD（植え込み型除細動器） |
| --- | --- | --- |
| 目的 | 徐脈の是正（ペーシング） | 致死性不整脈の停止（除細動/ pacing） |
| 術後指導 | 携帯電話15cm、腕の制限（1〜3ヶ月） | 同上 + ショック作動時の対応指導 |
| 電磁波注意 | 強い磁場を避ける | より厳格な回避が必要 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：患者の生活スタイル（職業、趣味、スマホ使用頻度）とペースメーカーの種類・設定を把握。**計画・実施**：具体的な行動制限を生活指導に落とし込む（例：「スマホは右耳で使い、胸ポケットには入れない」）。**評価**：指導内容の理解度と実際の生活での遵守状況を確認。

暗記のコツ: 「ペースメーカーは電気で動く精密機器 → 強い電気や磁気は誤作動の原因」とイメージする。「15cm」という数字は「定規一本分」と覚えましょう。腕の制限期間「1〜3ヶ月」は「リードが心臓の壁にしっかり固定されるまでの期間」とセットで覚えます。

国試頻出ポイント: この問題は、ペースメーカー植え込み後の生活指導として頻出です。特に「携帯電話の使用」「電子レンジ」「MRI」「腕の運動制限」「定期点検」の5項目はセットで出題される可能性が高いです。また、近年はICDや両室ペーシング（CRT）などの新しいデバイスについても知識が問われることがあります。

出題パターン注意！: 「ペースメーカー植え込み術後、退院指導の内容で正しい/誤っているのはどれか」という単純な知識問題だけでなく、事例問題として「患者が『スマホを胸ポケットに入れている』と言った場合の看護師の対応」や、「入浴時に創部が濡れてしまった場合の対応」など、応用力を問う問題にも注意しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

65歳女性、高度房室ブロック（Complete AV Block）でDDDペースメーカー植え込み術後3日目。創部は乾燥しており、発赤や腫脹はありません。退院前指導の時間です。患者から「家に帰ったら、スマホをどうやって使えばいいですか？孫とよく電話するんです。」と質問がありました。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

最重要！ まず、患者の不安を傾聴し、「良い質問ですね」と肯定的にフィードバックします。次に、以下の手順で具体的に指導します。

1. **観察・アセスメント**：患者のスマホ使用習慣（利き手、どのポケットに入れるか、イヤホン使用の有無）を確認。

2. **介入**：植え込み部位は左鎖骨下であることを確認し、「スマホは右耳で使い、通話中は本体を左胸から15cm以上離してください。胸ポケットには入れず、カバンに入れるか、反対側のポケットに入れましょう」と具体的に伝えます。

3. **報告基準 (SBAR)**：特に問題がなければ医師への報告は不要ですが、患者が理解できない様子や、誤った認識を持っている場合は、その内容を医師やチームで共有し、指導を強化します。

4. **評価**：患者に「どんな時に気をつけたらいいか、もう一度教えてください」と確認し、理解度をチェックします。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 混同注意！ 電子レンジは使用OKだが、アーク溶接機や業務用の大型モーター、MRI装置の近くには絶対に近づかないよう指導します。

- 感染予防：創部が完全に治癒するまでは、入浴を控え、シャワーの際も防水テープで保護するよう指導。

- 転倒予防：術後、リードが安定するまでは腕の急な動きでふらつく可能性があるため、歩行時の安全指導も併せて行います。

看護プロトコル: ペースメーカーパスポート（患者手帳）の携帯を必ず指導。旅行時の空港ゲート通過では、パスポート提示による手荷物検査対応が必要であることを伝えます。また、定期的なフォローアップ外来の予約を確認します。

先輩看護師の一言: 「ペースメーカーの生活指導は、患者さんのQOLを大きく左右します。『禁止事項』を羅列するのではなく、『安全に楽しむ方法』を一緒に考える姿勢が大切です。『スマホは使っちゃダメ』ではなく、『こうすれば安全に使えるよ』と伝えましょう。患者さんが『家で何ができるか、何に気をつければいいか』を具体的にイメージできるように支援するのが、私たち看護師の役目です！」

## 重要概念

- **ペースメーカー** — 徐脈性不整脈に対して、心臓に電気刺激を与えて心拍数を維持する医療機器。
- **電磁波干渉 (Electromagnetic Interference / EMI)** — 外部からの電磁波がペースメーカーなどの電子機器に誤作動を引き起こす現象。
- **ペーシングリード (Pacing Lead)** — ペースメーカー本体から心臓へ電気刺激を伝える電極付きのコード。
- **高度房室ブロック (Complete AV Block)** — 心房の興奮が心室に全く伝わらなくなる重度の刺激伝導障害。ペースメーカー植え込みの代表的適応疾患。
- **ペースメーカーパスポート** — 植え込み患者に交付される携帯用の手帳。デバイスの種類、設定、連絡先が記載され、空港検査などで必要となる。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

