# ペースメーカーを挿入した患者の術後管理で、正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366582  
> language: ja  
> subject: 循環機能障害のある患者の看護

## 問題

ペースメーカーを挿入した患者の術後管理で、正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 心電図モニターでペーシングスパイクを確認する **✔ 正解**
2. 創部の冷却は行わない
3. 術後早期から入浴を許可する
4. 脈拍測定は行わない
5. 挿入側の上肢を積極的に挙上させる

**正解: 1**

## 解説

ペースメーカー作動確認のため、心電図モニターでペーシングスパイク（刺激波形）とそれに続く心室・心房の興奮波形を確認することは必須である。挿入側の上肢は、リードの脱臼を防ぐため過度な挙上や外転は制限する。創部の冷却は疼痛や腫脹の軽減に有効である。入浴は創部が完全に治癒するまで控える。脈拍測定はペースメーカーの作動状況を把握するために重要である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、ペースメーカー (Pacemaker) 挿入術後の看護管理の基本を問うています。ペースメーカーは、徐脈性不整脈（高度房室ブロック、洞不全症候群など）に対して、電気刺激を心臓に送り心拍数を維持する装置です。術後最も重要なのは、ペースメーカーが正常に作動し、かつ合併症（リードの脱臼・感染・血腫）が発生していないかを評価することです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ ①「心電図モニターでペーシングスパイクを確認する」が正解です。

ペーシングスパイク（Stimulation Artifact）は、ペースメーカーから電極リードを通じて心筋に電気刺激が送られた証拠です。このスパイクの後に、設定された心室（VVI/DDDモード）や心房（AAI/DDDモード）の興奮波形（QRS波やP波）が追従しているかを確認します。これにより、ペースメーカーの感知機能（Sense）と捕捉機能（Capture）が正常に働いているかを評価します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ②「創部の冷却は行わない」は誤りです。創部の疼痛や腫脹を軽減し、血腫形成を予防するために、術後早期（24～48時間）は冷却（アイスバッグなど）が有効です。

③「術後早期から入浴を許可する」は誤りです。創部感染を防ぐため、入浴やシャワーは創部が乾燥し完全に治癒するまで（一般的に1週間程度）控えます。シャワーの許可は医師の指示に従います。

④「脈拍測定は行わない」は誤りです。ペースメーカーの設定レート（例：60回/分）と実際の脈拍が一致しているかを確認するために、脈拍測定は必須です。ペースメーカーの作動状況を把握する重要な観察項目です。

⑤「挿入側の上肢を積極的に挙上させる」は誤りです。リードの脱臼や損傷を防ぐため、挿入側の上肢は術後数週間、過度な挙上（肩より上）や外転、重い物を持つことは制限します。安静を保つことが重要です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

ペースメーカーの機能には、心臓の自発電気活動を感知する「感知機能 (Sensing)」、自発活動がない場合に電気刺激を送る「ペーシング機能 (Pacing)」、その刺激が心筋を確実に興奮させる「捕捉機能 (Capture)」があります。心電図モニターではこれらの3つ全てを評価する必要があります。

概念整理: ペースメーカー術後管理の核心は、ペーシングスパイクの確認（作動確認）、リード脱臼予防（患肢安静）、創部感染予防（冷却、清潔保持）の3点です。

一目で比較！:

| 管理項目 | 正しいケア | 誤ったケア（危険行為） |
| --- | --- | --- |
| 心電図モニター | ペーシングスパイクと捕捉波形を確認 | モニターを外す、波形を無視する |
| 患側上肢 | 安静、過度な挙上・外転を制限 | 積極的に挙上させる、重い物を持たせる |
| 創部ケア | 冷却、感染徴候の観察 | 冷却を行わない、早期入浴を許可する |
| 脈拍測定 | 毎回測定、ペースメーカーレートとの一致確認 | 測定しない、橈骨動脈だけで判断する |

看護過程ポイント: アセスメントでは「ペースメーカー設定モード（VVI/DDD/AAI）と基本レート」「ペーシングスパイクの有無」「患者の自覚症状（めまい、動悸、胸痛）」を統合します。看護診断としては「非効果的健康維持 (Ineffective Health Maintenance)」「感染リスク状態 (Risk for Infection)」などが挙げられます。

暗記のコツ: ペースメーカーは「スパイク（刺激）」と「波形（捕捉）」のセットで覚えましょう！スパイクが出ているだけでは不十分で、その後に心筋がちゃんと反応しているか（QRS波が出ているか）を確認するのがポイントです。

国試頻出ポイント: 「ペースメーカー挿入後の看護」は毎年のように出題されるテーマです。特に「ペーシングスパイクの確認」「患肢安静」「感染予防」「MRI禁忌（機種による）」はセットで覚えましょう。また、ペースメーカー設定モード（VVI, DDD, AAI）の違いや、ペースメーカー不全時の対応（磁石の使用、体外ペーシング準備）も重要です。

出題パターン注意！: 単純な知識問題（「正しいのはどれか」）に加え、状況設定問題（「ペースメーカー挿入後3日目の患者が、突然めまいを訴え心電図モニターにスパイクが確認できない。看護師の対応として正しいのはどれか」）として出題される可能性が高いです。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
最重要！ ペースメーカー挿入後の患者さんを受け持ったら、まず ペースメーカーの設定情報（メーカー、機種、モード、基本レート、上限レート）を電子カルテやサマリーで確認します。

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

72歳女性、高度房室ブロックに対しDDDペースメーカーを挿入。術後1日目、ベッド上安静中。心電図モニターを装着しています。あなたが夜勤帯で担当します。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察**: 心電図モニターで、ペーシングスパイク（垂直の鋭いスパイク）が心房と心室にそれぞれ規則正しく出現し、その後にP波とQRS波が正常に追従しているか確認します。ペースメーカーの設定レート（例：60/分）と実際の心拍数が一致しているかも確認。さらに、創部の発赤・腫脹・出血・疼痛の有無、バイタルサイン、患肢の状態（腫脹、色調、知覚）を観察します。

2. **アセスメント**: ペースメーカーが正常に作動しているか（キャプチャーが取れているか）、合併症（感染、血腫、リード脱臼、気胸）の兆候はないかアセスメントします。例えば、心電図上でスパイクが確認できない、またはスパイクはあるがQRS波が追従しない場合は、ペースメーカー不全（リード脱臼、電池消耗、出力設定不足）を疑います。

3. **報告・介入**: 異常所見があれば、直ちに医師に報告。例えば、「患者の心拍数が設定レート（60/分）より低い50/分で、モニター上でペーシングスパイクが確認できません。リード脱臼の可能性が考えられます。」とSBARで報告します。安静の徹底、疼痛時は医師の指示に従い鎮痛薬を投与します。

4. **患者教育**: 「肩より上に手を上げない、腕を大きく振らない、重いもの（3kg以上）を持たない」ことを指導します。また、入浴やシャワーのタイミング、創部の観察方法、ペースメーカーIDカードの携帯、MRIや電子機器（携帯電話、電子レンジ）の注意点について説明します。

看護プロトコル: ペースメーカー挿入後の観察記録には、①ペースメーカー設定モードと基本レート、②ペーシングスパイクの有無と捕捉の確認、③患者の自覚症状（めまい、動悸、胸痛、呼吸困難）、④創部の状態（発赤、腫脹、排膿、血腫）、⑤バイタルサイン、⑥患肢の状態（安静度の遵守状況）を必ず含めます。

先輩看護師の一言: 「ペースメーカーの患者さんは、心電図モニターが命綱です！『スパイクが出てるから大丈夫』ではなく、その後の波形がちゃんと心臓の反応を示しているか（キャプチャー）を必ず見てください。特に夜勤帯で患者さんが寝ている時こそ、モニターの異常にいち早く気づける看護師になりましょう！」

## 重要概念

- **ペーシングスパイク** — ペースメーカーが心筋に電気刺激を送った際に、心電図上に現れる垂直の鋭いスパイク状の波形。これによりペースメーカーの作動を確認できる。
- **キャプチャー (捕捉)** — ペーシングスパイクによる電気刺激が心筋を確実に興奮させ、心電図上にP波（心房）やQRS波（心室）が追従すること。正常なペーシング機能の指標。
- **リード脱臼** — ペースメーカーの電極リードが心筋内の留置位置からずれる合併症。ペーシング不全や不整脈を引き起こす。術後早期の患肢過度運動がリスク因子。
- **VVIモード** — 心室にのみリードを留置し、心室のペーシングと感知を行うモード。基本レート以下になるとペーシングを開始する。最も基本的なペースメーカーモードの一つ。
- **DDDモード** — 心房と心室の両方にリードを留置し、両方のペーシングと感知を行うモード。生理的な房室同期を維持できるため、心拍出量を維持しやすい。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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